JOSSさんの誘いで彼の自宅での2人ゲーム会となりました。
ターギ Targi
(説明 20分 プレイ時間 75分)
「ターギ」はコスモスから出版されている2人用カードゲームの新作で、今年のSdJエキスパート部門候補にもなっていたこともあり気になっていたゲームです。通常のコスモス2人用の箱ですが、「指輪物語・対決」のように少々厚さがあります。
ボードには5x5のグリッド状にカードが並びます。そのうち外枠となる部分は常に変わらずにボードと同じ役目をします。内側の3x3の9枚はゲームを通してどんどんと変わっていきます。四隅を除いた21マスすべてにアクションがあり、毎ラウンド最大5つのアクションができます。そのアクションの選択が一風変わったワーカープレイスメントになっているのが最大の特徴です。
手番には3つのワーカーを交互に外枠の12枚のカードのどれかに置いていきます。その後に、自分のワーカーを置いたカードのアクションに加え、内側9枚のうちワーカーを置いた列の交点にあたるカードのアクションも獲得するのです(最大2つ交点ができ、そのときは計5アクションです)。ワーカーを置く外枠のカードには制限があり、既にコマのあるカードの上には置けませんし、相手が置いたコマの向かい側には置けません。ラウンド表示コマはラウンド開始時に時計回りに外枠上を1つ動きますが、この表示コマがいるカードにもワーカーは置けません。表示コマが一周すると(つまり12ラウンド終了すると)ゲーム終了となる固定ラウンド制です。
内側の9枚のカードはリソースをもたらすカードと自分の手元に並べていく勝利点カードの2種類があり、これらは同じマスには交互に現れるようになっています。リソースは3種類のトークンとお金です。これらのリソースを集めて、勝利カードと変換するというのが基本的な流れになります。勝利点カードもセットコレクションになっていたり、いろいろな特殊効果があったりと大忙しです。
カード選択のメカニクスはなかなか面白いと思います。ただ他のルールをここまで複雑にする必要があったのかなあという疑問が残ります。ワーカープレイスメントはあまり好きではないのですが、ワーカープレイスメントが好きではないというよりも、むしろワーカープレイスメントはほぼ必ず細かいルールが多くなるので、それが好きではないのだという気がします。
また気になるのは外枠が固定されていることです。ここまで色々と複雑にしたのなら、外枠は可変にした方が良いのではないでしょうか。それでゲームが壊れるということは無いはずです。またリソースのラウンドを越えての所有制限などは要らない気もしますがJOSSさんによれば、このルールがないと最初はリソースを取るだけになるそうです。リソースはゲーム終了時は無価値だし12ラウンド制なのでそれでも良いと思いますが、どうなのでしょうかね。
なにはともあれ、漸く遊べたという感じです。カードの煩雑さなど自分好みではない部分も大きいのですが、なかなか面白かったです。
結果:JOSS 40、自分 30
カルカソンヌ ディブルグ Carcassonne: Die Burg
(プレイ時間 35分)
この日は2人用のゲームを幾つか持参しましたが、これはそのひとつです。一味違うカルカソンヌなので良いかなと思ったのですが、JOSSさんがカルカソンヌを殆ど遊んだことがないらしく、あまり本家との違いはわからないと言っていました。最大空白値ボーナスは取られたものの、市場ボーナスなどでなんとか勝ちきりました。
結果:自分 100、JOSS 81
チョコレート Scho K.O.
(プレイ時間 20分)
自分が持参した2人用の他のゲームの中からJOSSさんが興味を持ったのが、この「チョコレート」です。2人できっちりタイルを分けて個人デッキとするバリアントを採用しました。このゲームはタイルのうまい置き方には経験が必要とされますが、今回も自分は切られないように防御をしつつ、うまく黒チョコレートのエリアを作りました。
結果:自分 32、JOSS 20
プエルトリコ Puerto Rico
(プレイ時間 60分)
久し振りに遊んだ2人プエルトリコ(プエフタリコ)です。プエルトリコの2人用オフィシャルはあまり知られていないのですが素晴らしいゲームだと思います。JOSSさんのは日本語版で建物タイルが日本語なのですが、Hospizが病院と訳されていたのにはちょっとびっくりしました。でも日本人同士で遊ぶにはプレイアビリティーは高いです。
自分は初手番だったのでインディゴスタート。まずは小さな市場を建築します。その後、とうもろこし、インディゴ、砂糖という安物3種作戦とダブル市場(大きな市場と小さな市場を揃えて、売却で+3ダブロンを得る)とオフィス(同じ品物を売れる)でお金を儲けて建築で勝ちきりました。
結果:自分 59、JOSS 46
頭脳絶好調ミニ Einfach Genial: Reiseedition
(プレイ時間 20分)
最後はJOSSさん所有のファンタジーフライト版白箱の「頭脳絶好調ミニ」です。久し振りにこのトラベル版を遊びますが、タイルが綺麗にはまるのは気持ちがいいですね。本家よりもダブル(両方同色のコマ)の割合が少なくなっており、シングル(2色のコマ)との割合は、本家がダブル6:シングル5なのに対し、ミニではダブル3:シングル2になっています。2人の時はやはり本家よりこちらを使った方がタイルのバランスも良いと思います。
結果:自分 10-10-11-12-13-18、JOSS 7-8-9-11-18-18
このあとはJOSSさんとビリヤードです。何年か振りにストレートプールを遊びました。50対30で惨敗です。これも一種のボードゲームかもしれませんね。
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