翌日はいよいよゲームマーケットという土曜日です。一日早く、愛媛からじろうさんが上京して、その案内役を買ってでました。10時半頃に東京駅で待ち合わせ、そのまま盤遊会の会場である高円寺へ行きます。いつも月斎さんが連れて行ってくれる駅の北口の「くいしんぼう」で昼食を食べ、そのまま「すごろくや」へ。展示してある「ラコタ」を遊ばせてもらいました。
ラコタ Lakota
今回で2回目ですが、基本的にはアブストラクトなので2人がベストなのではと思います。崩してしまった時のペナルティーが大きく、果敢にチャレンジしたじろうさんは幾つも引き取ることになってしまいました。指先系のゲームとしては「バウベルグ」の方が戦略的で好みですが、これも悪くないです。
結果:自分 0、じろう 7
すごろくやを出発し、近道をしようと住宅街で道に迷い、1時過ぎに漸く盤遊会の会場へ到着です。すでに2卓立てられるだけの参加者が集まっていました。自分はナベさんたちと「リサイクル」や「ビッグファイブ」を遊び、じろうさんは別の卓で「インフェルノ」やゴキブリポーカーシリーズの新ゲームを遊んでいたようです。
リサイクル Lixo?
ソフトパスのギャンブル的要素が楽しめる競りゲームです。コンテナカードやリサイクルカードの出方で5が破棄されたり1を奪い合う展開になるのが面白いですね。なるべく競りで負けないように機が熟すのを待ってからの勝負が良いようです。久し振りにプラスに転じての勝利です。4人中3人がプラスというのは珍しいかもしれません。
結果:自分 8、Miyaponski 7、ナベ 1、ヤマダ -11
ビッグ ファイブ Big Five (アミーゴ携帯ポーチ版)
一度はやってみたかった4人での4ディール戦を初めて遊びました。1ディールが短いので、人数分遊んだ方が良いように思えます。写真は象1枚から始まったにもかかわらず、序盤にはゴリラ帝国になった時のものです。このときはカードが出しずらくて大変でした。
結果:ヤマダ 22、自分 24、にゃかの 26、坂元 29
ストロッツィ Strozzi
月斎さんが持ち込んだと思われるゲームの山から、ストロッツィを選びました。にゃかのさんに言われて気が付いたのですが、使用するカード枚数はラウンドごとに(プレイヤー数+1)の3倍となっています。つまり何人で遊んでも3枚だけ余分があるということです。
序盤から中盤は殆どタイルを取りませんでした。タイブレークソルバーとなる巻物で有利だったので、あとから同数になるようにタイルを取ろうと考えていました。結果的には巻物での優位性を捨てて、船の速度などを中心に色々な場所でバランスよく点数を稼いでいきました。途中で何故か勘違いして、自分がまだカードを置いていない港を間違えて考えていたのですが、気が付いたときにはカードの運も少々味方してくれて、なんとか勝つことができました。メディチよりも気軽で、プレイしやすく良いゲームだと思いますが、やはりカード構成表は欲しいですね。
結果:自分 200、けんすけ 190、にゃかの 180、じろう 170、ゆうすけ 140
オーレ! Olé!
(プレイ時間 2ディール 35分)
風太郎さん持参の「オーレ!」を借りて2ディールほど遊びました。ゴーアウト系(手札をなくすことが目的)のなかでは一風変わっていて好きなゲームです。どのカードを残していけば良いかは結構難しく、今回も終わってから失敗したと思い返せる部分が多くありました。また遊びたいゲームです。
結果:ゆうすけ -37、じろう -45、にゃかの -53、自分 -59、けんすけ -62
帝国 Imperium (ローマ Rome より)
(プレイ時間 25分)
総督のルールと2枚ある特殊カードが面白い「ローマ」収録のリメイク版です。単独でトップだった時に首都に自分のコマを総督として残すのですが、これが後から同じプレイヤーが置いたコマとごちゃごちゃになってしまいます。誰が総督なのかがわかれば良いだけなので、じろうさんの提案で総督のプレイヤーは写真のように上に重ねておくようにしました。この小さな工夫でプレイアビリティはぐっと上がりました。
とだっちの西側の1-6-4帝国を崩しつつ、自分は東側の2-5-7辺りを根城にします。なんとか追加決算と後出しを駆使して、6の国でトップタイに持ち込みとだっち帝国を崩しました。ほかにも所々で1つのコマだけで点が取れたのは大きかったです。
追加決算と出し直しのルールが面白く、元のゲームとは違った良さが生まれており、なかなか良いと思います。ただ、総督などのルール上どうしても一度勝ったところを重視しがちになるので、突飛な戦略は立てずらいかもしれません。この辺りはアメリカの地勢マルチのミニ版といった感じもします。
結果:自分 41、とだっち 37、坂元 33、河原 30、じろう 29
ポイズン Poison (アミーゴ携帯ポーチ版)
最後にお試しということでポイズンを2ディールだけ遊びました。5人だと読みずらいので運の要素が大きくなりますが、うまく立ち回ることができました。5人は4人の次に良いプレイ人数だと思います。
結果:とだっち 2、自分 3、河原 12、じろう 15、坂元 22
軽めのゲーム中心でしたが、いつものことかもしれません。上京してきた Table Games in the World のおのさんたちと合流するべく、一足先に会場を後にしました。
じろう
東京案内有難うございました。
初めて高円寺盤遊会に参加でき、東京のゲーマーの人達と知り合えて、貴重な経験が出来ました。
「ストロッツィ」は中々悪くないと思っていたら、けがわさんもにゃかのさんも「メディチ」の方が上だと断言していたのが印象的。
「メディチ」は一度プレイしただけで、そのときの反応がいまいちだったのでそのままになっているけど、いつかまた試してみようかな。
「オーレ!」は本当に変わった感覚のカードゲーム。
とても面白い!
カードの色の強弱のインデックスがもっと解かりやすい感じであったらもっといいのに。
「帝国」は、僕の嫌いな同時出しバッティングなゲームで、そのモチベーションの差がそのまま結果となってしまいました。
でもそこそこ面白かったです。
けがわ
じろうさん、遠いところはるばると御苦労様でした。盤遊会は楽しめましたか? もっと重いゲームがやりたかったのかなあと、あとになって思いました。
知り合いには、メディチ派とストロッツィ派の両方が同じくらいずついます。これは、両方のゲームが存在する意味があるということで良いことです。。もめたときは「メディチ対ストロッツィ」で対決すれば良いのですね。
「オーレ」は気に入ったようで良かったです。自分も結構気に入っています。「インフェルノ」や「ごきぶりなんとか」はどうでしたか?
なるほど、同時出しは好みではなかったのですね。ということは6ニムトやブクブクもダメなのかな?
じろう
「インフェルノ」も「いかさまゴキブリ」も「オーレ」と同じゴーアウト系?のゲームで、それぞれユニークだけれども「オーレ」のルールに最も只ならぬ可能性を感じます。
で、「6ニムト」も「ブクブク」も、凄く評価が高いゲームだけど、そんな評価ほどは楽しめてないです。
いや、「6ニムト」なんか知った当時は夢中で遊んだんだけれど・・・
・・・そういやしばらくやってないなあ・・・
けがわ
返事がすっかり遅くなりました。
なるほど「いかさまゴキブリ」もゴーアウト系(手札をなくすことを目的とする)なのですね。今度遊んでみたいです。
「6ニムト」は自分も一時夢中で遊んだものです。10人で遊んだ時が一番面白かった思い出があります。いま思うと少々シンプルすぎる気もしますが、ゲーム会などでなく普段ゲームを遊ばない方とも手軽に遊べるのが良いですね。