フォルテ宅ゲーム会 2012.05.02

フォルテさんの自宅でのゲーム会に参加しました。メンバーは、COQさんと、フォルテさんと自分、それに後半からはミニフォルテ君も加わりました。9種12ゲームのうち7種10ゲームがクニツィアと久し振りにクニツィア率の高いゲーム会でした。



ロンドン掠奪事件 Looting London (グリフォンアジア小箱版)
(説明 10分 プレイ時間 15分)
LootingLondon20120502.JPG3人で軽く遊べるゲームということで、まずは「ロンドン掠奪事件」です。クニツィアの作った「乗車券」という趣きですが、プレイヤー間のインターアクションがきちんと作られており、破棄や未解決事件のルールなどもよくできています。自分は「乗車券」よりもずっと評価しているのですが、なかなか賛同が得られません。ボードが無いので派手さがないということもありますが、漫然とプレイしているだけでは面白さが少し分かりずらいからだと思います。

結果:COQ 25、フォルテ 24、自分 17



カエサル Caesar (古代ローマの新しいゲーム Neue Spiele im Alten Rom より)
(プレイ時間 15分)
Caesar20120502.JPGCOQさんと自分の両方が持参した「古代ローマの新しいゲーム」から何か遊ぼうということになり、まずは「カエサル」です。多人数で遊ぶ「ハンニバル対ローマ」のようなカード同時出しで解決するゲームで、同数字だと共倒れという厳しさも同じです。直線上にいる相手しか攻撃できないので、後半には攻めていく順番も大切になります。手札に1枚だけ戦いを延期するというカードがあるのですが、これを最後まで使わずに高数字を温存していたフォルテさんが見事に勝利です。自分は途中で全滅してしまいました。

結果:フォルテ 12、COQ 2、自分 0



スパルタクス Spartacus (古代ローマの新しいゲーム Neue Spiele im Alten Rom より)
(プレイ時間 20分)
Spartacus20120502.JPGこの日の「古代ローマの新しいゲーム」第2弾はスパルタクスです。のちに「オハイオ」という名でリメイクされていますが、旗印カード/オハイオカードに関するルールが異なります。一風変わった競りゲームで、不思議な感覚を楽しめます。3人なので3ディールプレイでの合計を競いました。

結果:自分 271、COQ 207、フォルテ 172



カテリーナの陰謀 Die Verschwörung des Catilina (古代ローマの新しいゲーム Neue Spiele im Alten Rom より)
(説明 5分 プレイ時間 各15-20分)
Catilina20120502.JPGこの日の「古代ローマの新しいゲーム」第3弾は短時間推理ゲームの傑作「カテリーナの陰謀」です。3人で遊んだことはあまりないのですが、手札8枚なので数字や色が固まりやすくてこれはこれで面白いと思います。伏せ札は各色1枚に加えてさらにランダムで1枚の計6枚です。1ゲーム目はフォルテさんが20を宣言して失敗、その後COQさんが25と宣言して失敗となり、自分の不戦勝になりました。2戦目は自分がまだ7割くらいしか分かっていないのに、COQさんが22と当てて見事に勝利を勝ち取りました。「ブラックビエナ」が好きだというフォルテさんにも好評でした。

結果
1ゲーム目:自分
2ゲーム目:COQ



トリックス Tricks (ジャンケン カードゲーム ファイブ Rock-Paper-Scissors Card Game: Five より)
(説明 5分 プレイ時間 25分)
JankenTricks20120502.JPG「ジャンケンカードゲームファイブ」はその名の通りじゃんけんの3すくみシステムを使って5つの異なったゲームが遊べるという国産カードセットです。そのうち、ちょっと変わったトリックテイクである「トリックス」を遊びました。

1-36までの数値が書かれた36枚のカードがグー・チョキ・パーの3スートに分かれています。つまり、それぞれのスートは12枚で1-36の数値のうち3分の1しか使われていない飛び番となっているのです。ちょうど「ボトルインプ」の様な感じですが、どういう基準で分かれているかはわかりませんでした。

「トリックス」ではこの36枚をよく切り各プレイヤーに9枚ずつ配ります(4人プレイ時)。これでマストフォローのトリックテイクを行いますが、じゃんけんで勝っているスートのハイカードがトリックを取ります。あいこの場合は、スートは関係なく全部の中でのハイカードがトリックを取ります。これはなかなか面白いところで、1-36の数値に重複が無いカード構成が活かされています。

手札とは別に、場の中央にはトリックカードが4枚積まれており、一番上だけは公開されています。これらは取るべきトリックの数が書かれており、1トリックから4トリックまで1枚ずつあります。トリックを取ったプレイヤーはトリックカードの公開された1枚を取らなければなりません。また、トリックカードは2枚は取ることはでず、以後トリックに勝ってもなにも起こりません。このトリックカードに示された数のトリック丁度を取れば+10点、1トリック差ではずすとマイナス5点、それ以外の場合はトリック獲得数がそのまま得点になります。トリックをまったく取らずに、結果としてトリックカードを取らなかった場合は他のプレイヤーのトリックカードのトリック数の合計を得点します。

第3ラウンド終了時には自分が16点でトップでしたが、最終の第4ラウンドでマイナス5点、自分以外全員10点となり逆転負け。

結果:フォルテ 17、COQ 14、自分 11、ミニフォルテ 5



ウェイファインダー Wayfinder
(説明 10分 プレイ時間 50分)
Wayfinder20120502.JPG「ウェイファインダー」は一風変わった多人数完全情報ゲームです。ボードは6x6で、すべてのマスに各プレイヤーの石がひとつずつ置かれた状態からゲームを始めます。今回は4人プレイなので4色の石がひとつずつ置かれるわけです。それぞれのマスの石が単独のプレイヤーのものだけになるとゲーム終了です。自分の石があるマスは石の数の2乗が得点となります。この合計とゲーム中に得られる石のセットの得点の合計が最も多いプレイヤーの勝利です。

マンカラのシステムを利用しており、手番には自分のコマがいるマスの石をすべて取って、それを直線かL字状のコースに1つずつ撒いていかなくてはなりません(2度以上は曲がれない)。また、すでに1色の石しか無いマスにはその色の石を置かなければならないのです。基本的には1マスに1つずつを撒くのですが、2つだけ例外があります。まず1色の石しか無いマスに到達した時、その色だけしか残っていなければ、そこに残りすべてを置いて終わらせられます(ただし既に置かれた石と合わせて合計が5を越えてはならない)。もうひとつは、空白のマスに到達した時に、そこにすべての石を置いて終わらせられます。この最後の例外以外では一度空白になるとあとは1色の石が置かれていくだけなのでゲームが収束していくのです。

あるマスに丁度5つの石同色の石だけが置かれる状態になるとその5つの石を獲得して5点となります。自分の石5つの場合は5倍の25点です。そして該当する石の色のコマを1つ置きます。一度マスが空白になるので、次に置ける石の色は任意だというのがポイントです。

手番で石を置くのが終わると、次の手番プレイヤーが石を置ききる前に次のスタート地点を決めなければなりません。これは複数の色の石が置かれているマスならばどこでも自由です。

だれも動けなくなると終了となります。それぞれのマスには色があらかじめ印刷されており、置かれた石と同色のマスやコマは、追加の石として数えることができます。これらの石の数を2乗したものの合計に、ゲーム中に獲得した石の得点を加えて勝敗を決めるのです。

得点は分かりずらいのですが、自分の石が1、2、3、4、だとそれぞれ1、4、9、16点となります。自分の色のマスでなければ、自分で5つにして確保すれば25点ですが、自分の色のマスだったり自分のコマがあると、4つでも25点以上あるので獲得するのはもったいないかもしれません。相手の石5つは5点になり相手の得点が低くなるので、できるだけ頑張って取るべきでしょう。また自分のコマがあるマスにはなるべく自分の石を置くようにします。

ルールやスコアリングシステムがあまり直感的でない部分もあり、動きになれるまでがちょっと大変でした。慣れてきてからは結構面白くなってきましたが、自分の手番になるまでに盤面ががらりと変わってしまうので、あまり戦略の立てようが無いという気もします。多人数完全情報ゲームというのは成立しずらいのですが、このゲームではちゃんとしたゲームになっているような気がするのが不思議です。

結果:ミニフォルテ 107、COQ 90、自分 82、フォルテ 76



ウィードル Wheedle
(プレイ時間 20分)
Wheedle20120502.JPGCOQさんの持ち込みです。かなり久し振りですが、カオスな賑やかさの中にも戦略の立てようがあるというのが良いところです。真ん中のカードとの交換では枚数は変わらないというのもポイントで、高得点のためには一度に異なった何枚かを他人と交換する方が得点が高いかもしれません。暫く振りなので感覚を忘れていました。4人なので4回戦勝負でしたが最下位。

結果:フォルテ 76、COQ 64、ミニフォルテ 47、自分 44



ジェム ディーラー Gem Dealer (グリフォンアジア小箱版)
(プレイ時間 各15分)
GemDealer20120502.JPGフォルテさんのリクエストで持参したゲームです。「アタック Attacke」のリメイクで、バリアントルールだった伏せカードを正式ルールとして加えたものです。おそらく最大人数の5人がベストですが4人でも結構面白いです。2回遊びましたが、どちらも最下位という悲惨な結果でした。2戦目は途中までリードしていたのに10のカードを使って負けたのが痛かったです。

結果
1戦目:フォルテ 4、COQ 3、ミニフォルテ 2、自分 1
2戦目:COQ 4、ミニフォルテ 3、フォルテ 3、自分 2



ロスト シティー Lost Cities (パートナーシップ)
(プレイ時間 各15分)
LostCities20120502.JPG最近はまっている「ロストシティー」のペア戦です。自分とペアを組むと負けるというジンクスを崩すべく、どうやったら的確にカードを送れてうまく廻せるのかを考えています。

全員ロストシティ経験者なのでルール説明も楽でした。1戦目はフォルテ対ノンフォルテの戦いで、ジンクス通り自分とCOQさんのノンフォルテ組みの負け。2戦目ではパートナーを変えてみました。ミニフォルテ君に助けられつつ、久し振りの勝利です。

結果
1戦目 ミニフォルテ&フォルテ 57、COQ&自分 50
2戦目 ミニフォルテ&自分 97、COQ&フォルテ 74

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