2ヶ月振りに高円寺の盤遊会に参加しました。この日はカルカソンヌ大会の予選でしたが、自分は参加せずにマイペースで遊びたいゲームを遊んでいました。
パトリツィア Patrizier + 拡張1 メッセンジャー Die Boten + 拡張2 代議員 Die Abgeordneten
(プレイ時間 30分)
先日遊んだ「パトリツィア」をミニ拡張を2つ入れて遊びました。これはシャハトのホームページやボードゲームギークからダウンロードできます。
「メッセンジャー」では各プレイヤー1-2個のメッセンジャータイルを受け取ります。米印付きカード(初期カードにはすべて米印が付いています)をプレイする時に追加でメッセンジャータイルを都市と都市の間に置くことが出来るのです。ただし今塔を置いた都市には置けません。メッセンジャータイルは都市の価値を上げ、そこの塔での得点が2点追加となります。またメッセンジャーのいる都市での得点チップ数が最も少ないとゲーム終了時に3点失点となってしまうのです。
「代議員」ではゲーム終了時に特定の数値や都市の得点チップを集めることで代議員タイルが獲得できます。これらの数値は各都市の2位の得点チップになっているというのも面白いところです。代議員タイルは3人の人物の代わりとなり、場合によっては非常に高得点が望めます。
草場さんが好きなゲームだと聞いていたこともあり、ちょうど良い機会だと思って提案してみました。ミニ拡張は全員初めてです。メッセンジャータイルが置かれると、一気にその両側の都市カードに人気が出るので、これはなかなか面白い拡張だと思いました。自分は代議員タイルを取ったにもかかわらず、まったく人物を集めていなかったので得点が伸びませんでした。シャハトは他のゲームでも様々なミニ拡張を出していますが、このゲームでもシステムがしっかりしているので、拡張は時々入れるというのが良いかもしれません。なおオンライン版のゲームでは最初から拡張込みでしか遊べないそうです(ギークフォーラムの情報より)。
結果:ナカタ 49、bluerose 46、草場 42、自分 36、一ノ蔵 34
かっくり Kakkuri
(説明 15分 プレイ時間 30分)
草場さん持参のかっくりです。本来の小松札ではなく、草場さん手作りのインデックス付きで遊びました。2回目なので漸くどのくらいの手札なら勝負に出るべきか、あるいは降りるべきかというのがわかってきて、少し面白くなってきました。軽いギャンブルのゲームとしてとらえると決して悪くないと思います。今回は5ディールほど遊びました。7人専用なのでなかなか機会がないのですが、20点持ちで誰かが破産するまで遊んでみたいです。
結果:自分 18、一ノ蔵 4、はいばら 4、草場 0、なかた -5、どきゅん -10、メビウスおやじ -10
髑髏と薔薇 Skull & Roses
(プレイ時間 15分)
久し振りに「髑髏と薔薇」です。4人プレイでしたが、自分は4人くらいの方がスピーディーで面白いと思っています。序盤にどくろを抜かれてしまい、初プレイの一ノ蔵さんも同様のシチュエーション。一気にblueroseさんが2本とっての鮮やかな勝利でした。
結果:bluerose 2、一ノ蔵 0、ヒガ 0、自分 0
ビビ ブロックスベルグと青いフクロウの秘密 Bibi Blocksberg und das Geheimnis der blauen Eulen
(プレイ時間 45分)
知られざるクニツィアの子供ゲームで今回が3回目。初めて5人で遊びます。5人だと行けなくなるマスも多く、また他のプレイヤーとの絡みも多くて今までで一番面白かったです。自分はこれまでの教訓からカードをたくさん集めてから吊り橋に挑みます。この吊り橋がなかなかひどいのですが、一番乗りで渡りきり、ゴールのフクロウの間にたどり着きました。しかしながら正しいフクロウを見つけられずにやり直しとなり、2度目のチャレンジで漸くクリアしました。大人はやはり記憶力が無いのか、途中まで完璧に覚えていたフクロウの秘密を、終盤にはすっかり忘れていたプレイヤーが多かったです。
結果:自分(勝利)、bluerose、ヒガ、一ノ蔵、フォルテ
アイリッシュ ウルフ Irish Wolf
(プレイ時間 20分)
シュピールボックス1992年1号に掲載されたゲームで「フリンケピンケ」「クアンダリー」「トール」「ロコ」「ボツワナ」という一連のシリーズの元になったと思われるゲームです。大きな違いは各スートでは出されたカードの数値合計が問題になること。その合計が相対的に多かったスート3つに得点が付くことです。アイリッシュウルフハウンドという犬のレースがテーマとなっており、最も早い犬に賭けて儲けるという内容なのです。
3-4人用で、5スート5枚ずつ(1-5)の25枚を配ります。最後に余った1枚は表にし、同じ色のチップのわきに置いておきます。手番にはカードを1枚プレイし、好きな色のチップを1枚取るだけです。これまでに出たカードがすべて分かるように、カードはずらして重ねておきます。あるスートのカードがすべて出たら(つまり5枚目がでたら)ゲーム終了で、そのとき手番プレイヤーはチップを取れません。
スートごとに出されたカードの合計値を出します。5枚出ている合計値15のスートが1位です。1、2、3位のチップは1枚あたりそれぞれ3、2、1点となります。複数の2位タイがいるときは、それらはすべて2点となり3位はありません。複数の3位タイは同様にすべて1点です。
今回は「古代ローマの新しいゲーム」のコンポーネントを使って遊びました。写真は、プレイ風景とシュピールボックスの該当記事です。なかなかジレンマたっぷりでこれはこれでしっかりとゲームになっています。特に終わらせるプレイヤーはチップを取れないというのは良いルールで、バリアントとして「フリンケピンケ」でも採用しても良いかもしれません。
結果:自分 29、ヒガ 25、フォルテ 24、bluerose 22
アール エコ リサイクル R-Eco Recycle
(プレイ時間 35分)
かなり久し振りに遊ぶ「アールエコ」の続編です。ブラフをかけると自分を自分で罠にかけてしまう恐れもあるという面白いゲームで、前回遊んだ時よりも数段面白く感じました。こういうことを体験すると、やはりゲームはそれに合ったメンバーで遊ばないとダメなのかなあと思います。自分はブラフをかけたところでは誰もきてくれず、終わらせるタイミングをあやまって権利書をみすみす取られたりと、ひりひりとしたジレンマを楽しめました。元になった「アールエコ」とは違った面白さで、もう少し続けて遊んでみたいです。
結果:bluerose 21、ヒガ 14、フォルテ 11、自分 2
大競技場 Circus Maximus (ローマ Rome より)
(プレイ時間 60分)
「古代ローマの新しいゲーム」のリメイクである「ローマ」に収録された3つのゲームのうちのひとつで、唯一ルール変更が加えられなかったものです。木製のチャリオットはマス目より少々大きいのでわかりずらかったり、ゴールに当たる部分に塔が描かれていたりとプレイアビリティが悪い部分もありますが、「古代ローマの新しいゲーム」のものより色鮮やかになりボードも大きくなりました。
同デザイナーの「ジロデイタリア」をもとにしたと思われるゲームですが、やはりこちらの方がルールとしては洗練されていると思います。自分はコーナーでブロックしていたので皆のブーイングを買いましたが、調整がうまく効かずに変な方向に走ったり、動けなかったりと無駄を繰り返してしまいました。よって中盤辺りでは圧倒的に最下位でした。唯一先頭を走っていた1台を最終コーナーにたむろさせ、華麗な逆転勝ちかと思われたのですが1移動力足らず。継ぎ手番で他の3人は全員ゴールし、やはり最下位でした。
結果:bluerose 1位、フォルテ 2位、とこ 3位、自分 4位
オーレ! Olé!
(プレイ時間 5ディールくらい50分)
スートと数字という2方向での強弱でカードをなるべく出すゲームです。5ディールほど遊びましたが、結果は惨敗。マイナスを最小限にすることを考えず、勝ちきることを考えてばかりいたのがいけないのですが、それでも一度上がれた時は嬉しかったです。次回はもう少しマイナス減らしを考えなくては。
結果:風太郎 49、フォルテ 58、bluerose 67、ばば 71、とこ 72、自分 86
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