久し振りに東京船堀の「まんまる」に参加してきました。今月で12回目、そして来月で1周年だそうです。これからも楽しく遊べる場所として続いていって欲しいです。
フレッシュフィッシュ FrischFisch (プレナリー版)
(プレイ時間 25分)
まずは「フレッシュフィッシュ」からのスタート。全員ルールを知っているのですぐに始められました。風太郎さんが序盤よい場所を取ってのリード。それを阻止するべく、少々自分が犠牲になっても風太郎さんの最短経路を邪魔するようにプレイしていきます。結局最後は自分がにゃかのさんに僅差で勝ちました。3人だと0ビッドが多くなるのですが、バリアントとしてビッドに勝ったらタイルを獲得するかしないかを決められる、というのはどうでしょうか。獲得しなければ、次のハイビッダーが同じように決めるのです。もし全員が獲得を拒否したら最も低いビッドをしたプレイヤーが強制的に引き取ることになります。でもタイビッドのタイブレークを今とは逆にするなどの調整が必要かもしれません。なにか良い考えは無いでしょうかね。
結果:自分 0、にゃかの 1、風太郎 8
オリンポス Olympos+エクメネ Oikoumene
(説明 30分 プレイ時間 55分)
イスタリから出たケヤルツの2011年のゲーム。「テーベの東」で使われた時間消費順手番システムで、ギリシャの各地区を占領して得点タイルを獲得します。ボード外周のトラックは時間にあたるアクションポイント=APで、消費するたびに前進し、一番後ろ(つまり最もAPを使っていないプレイヤー)が手番となります。
自分のコマを新たに置くのに2AP、移動に1APなどと決められています。また既に相手のコマがいる地区を占領するには余計にアクションポイントがかかります。各地区では、木材、金鉱などのシンボルがあり、それらの地区を所有した状態で適合するタイルを7アクションポイントかけて取れるのです。タイルは得点になるほかにも様々な特殊効果があり、また将来大きな得点源となる不思議タイルを取るときに有利になります。
APを一定消費するとランダムによいイベントや悪いイベントが起こります。このイベントにあやかるため、避けるためにゼウスのシンボルを集めておくことも大切です。
風太郎さん持ち込みのゲームで彼は非常に気に入っているとのことです。バランス調整のために拡張セット「エクメネ」のタイルを一部使用しました。イスタリもケヤルツもかなり苦手なのですが、このゲームは結構楽しめました。でもこのゲームに時間消費順手番システムが必要だったのかは疑問が残ります。普通にアクションポイントシステムでもあまり変わらない気がします。また直接攻撃が少々あるのは気になるところです。
結果:風太郎 71、石塚 56、にゃかの 48、自分 47
エクストラブラット Extrablatt
(説明&プレイ時間 95分)
変わったゲームを作ることで有名なシュミールの1991年のゲームです。タイトルの「号外」が示すように、新聞記事を作るというユーモアがあふれたテーマながらもしっかりとしたゲーム性があります。風太郎さんの持ち込みで、風太郎さん独自の時事ニュースで日本語化されています。広告も金融関係とかになっています。元の売春婦の怪しい広告を他のプレイヤーの新聞に押し付ける、というのが好きだったのでちょっと残念ですが、日本で遊ぶにはこのくらいの日本語化は必要だとのことです。
各分野でのエリアマジョリティーの戦い、ジャンルでの戦い、あとから記事を書いた方が点数が高いなどジレンマが多いのですが、久し振りで2度目に遊ぶためにその辺りの感覚を忘れていました。相手の記事をガセネタにして凌ごうかと思っていたら、逆にガセネタにされてしまったりとダメダメな展開で圧倒的に最下位です。1枚目の写真は終了時の自分の新聞です。そこからガセネタや他紙にすっぱ抜かれて価値のなくなった記事を取り除いたのが2枚目の写真。また遊びたいです。
結果:みずる 540、にゃかの 520、風太郎 510、自分 340
ハイパーロボット Rasende Roboter
昨日に引き続き「ハイパーロボット」です。今回は風太郎さんに「同数値のコールでは他のプレイヤーが勝つ」「専用の砂時計を別に使い、最初からその時間内でしか答えられない」「数字をコールするのは1度だけ」というハンデを命じられてしまいました。これはきつい! 自分の砂時計が落ちる瞬間に最善手数をコールするのですが、最短回答が分かりやすい時などは早めにコールして他のプレイヤーの時間を短くするのも手です。
写真は今回の盤面から2問。回答が分かったらコメント欄に記入してみてください。
ビビ ブロックスベルグと青いフクロウの秘密 Bibi Blocksberg und das Geheimnis der blauen Eulen
(プレイ時間 35分)
クニツィアの知られざる子供ゲームです。2004年のエッセンでシュミットから出版されました。ギークにも情報が殆どなく、ようやくルールを訳すことができたので、テストプレイです。青いフクロウの秘密を解くべく、図書館で正しい本を探し、五角形の回転式迷路を抜け、吊り橋を渡って、フクロウの間を目指します。その間にカードやダイス目を使って5匹のフクロウの裏側の数字(1-5)をこっそり見て覚えていきます。ただしフクロウはしょっちゅう動き回るのできちんと記憶していかなければなりません。最後にフクロウの間で1から5まで順番にフクロウを当てれば勝利です。
ルールに少々あやふやなところがあり、どうも済みませんでした。子供ゲームとしては結構つらいイベントも多く「これは子供がやったら泣いちゃうよ」とはにゃかのさん。自分は序盤でフクロウをすべて覚えたのですが、そのあとフクロウが動き回ってすっかりすべて忘れてしまいました。記憶力の良いイワイシさんが一気に5匹を当てての勝利です。今度は子供と遊んでみたいです。
結果:イワイシ(勝利)、にゃかの、自分
ビッグ ファイブ Big Five (アミーゴ携帯ポーチ版)
この日は2回遊びました。まずスペキュレーションの前に、にゃかのさんとくぇいさんを誘って1戦。初プレイのくぇいさんの勝利です。2戦目はスペキュレーションの直後に客商売さんに誘われて遊びました。最初は負けていたのですが、最後に一気に出し切って勝ちました。
結果
1戦目:くぇい 0、自分 6、にゃかの 7
2戦目:自分 0、まっちい 1、客商売 2、クロマ 3
スペキュレーション Speculation
スペキュレーションはトランプを使った競りゲームです。使用カードは通常の52枚にジョーカー4枚を加えた56枚。それを人数x3倍だけ使います。カードには強さがあり、スタンダードにA>K>・・・>3の順で同位札ではS>H>D>Cの順。2やジョーカーは特殊カードで、たった今出たカードよりほんの少し強いカードという扱いです。最後に最も高いカードを持っていたプレイヤーが各自が20ずつ出したポットを総取りです。
各プレイヤーに3枚ずつ裏向きに配ります。これは誰も見てはいけません。3枚のカードは裏のままずらして重ねておきます。手番には自分の一番上のカードが裏向きであればそれを表にし、それをすでに出ているもう1枚の表のカードと比べて弱い方が捨て札になります。つまり、常に場には1枚のカードしか表向きになっていないのです。次に自分のカードの表向きのカードか裏向きの最も上のカードを競りにかけることができます(パスしても構いません)。競りは自由入札で、手番は無く自由にビッドしていきます。自分の前にカードが無くなると手番が飛ばされますが、カードを競りで買えば再び手番がまわってきます。こうして最後まで残ったプレイヤーがポットを獲得するのです。
9人で2回遊びました。草場さんは「これは2ですよ」というと本当に2だったり「Aですよ」というとAだったりするので透視能力があるのかもしれません。自分は大枚はたいて競り落としたカードが一瞬でごみになったりと良い所無しでした。みんな草場さんにだまされないように!
結果
1戦目:草場
2戦目:草場
ポイズン Poison (アミーゴ携帯ポーチ版)
(プレイ時間 4ディール45分)
この日の締めは、ちょっと久し振りに遊ぶ「ポイズン」の4人プレイです。第1ディールでは左隣りの客商売さんと同じ青のポーションを追っかけて失敗し17点という大量失点。残りの3ディールでいかに取り戻せるかというところですが、客商売さんがうまく押さえていきます。第3ディール終了時に客商売さんは6点で残りの3人は20点以上。第4ディールで少々挽回したものの追いつけず。あまり評価されていないゲームですが、ポイズンはやはり傑作です。40回以上遊んでいることもあり、評価を8から9にあげました(写真は毒だらけになった状態)。
結果:客商売 19、まっちい 23、自分 25、クロマ 32
終了後はいつもの通りデニーズで夕食とお喋りを楽しみました。主催の方々、一緒に遊んでくれた皆さん、どうもありがとう。
草場純
私は、生まれてから一度も人を騙したことはありません。また、生まれてから一度も嘘をついたことはありません。本当です。
けがわ
おお、草場さん得意のパラドックスですね。どう答えたら良いものやら・・・
スペキュレーションは悔しかったけどまたやりたいですね。印象に残るゲームをどうもありがとうございました。
へべれけ
ハイパー解答
右上:8手
左下:19手
ではないでしょうか?
けがわ
右上:8手がありますか!? 自分は9手だと思っていました・・・と思ったらありましたね。すごい!
左下:自分の最短は12手です。
もう少ししたら答えを書きます。
へべれけ
左下20手以上でうんうん考えて20を切ったと思ったら12手があるんですか!
もう1回、考えてみます
へべれけ
おおっ
左下、9手解を見つけました!!!
ユーレカ!!!
けがわ
おお! 9手とは凄いです。
おそらく最短でしょう。是非教えてください。
へべけれさんとハイパーロボットがやりたくなってきました。
へべれけ
ああ、すません。赤ロボットが上に行けると思ったのに壁を見落としてました
やっぱり12手でした・・・
もうしわけないやら恥ずかしいやら・・・
これだけ時間かけても間違えるんですから、1分ちょっとで最短解がでるのはすごいですね
ハイパーロボットはいつかポケッタブルにならないかなーと思ってるんですけどね
昔のスクールパンチくらいの2つ折りくらいのサイズで
いつかご一緒しましょう
けがわ
写真の取り方がちょっとまずかったかもしれませんね。確かに赤ロボットの北側の壁は見落としやすいです。
へべけれさんも12手を発見したのですね。
一応、回答を書いておきます。
右上(9手)
赤右、赤上、赤左、赤下、緑上、緑左、緑下、緑右
左下(12手)
緑下、青右、青下、青左、青下、青右、青上、青左、青下、青左、青下、青右
別解やより良い解などあれば、ぜひコメントを!