レポートを書くのは久し振りとなる水曜日の会です。
サギ師 Hochstapler
(プレイ時間 4ディール45分)
7人という最大人数で遊びました。1ディールだと決着がつかないので、バリアントに書かれた通り誰かが10失点となるまでとしたのですが、少々冗長だったので4ディールで打ち切りました。おそらく5失点で終了くらいが緊張感もあって良いのではないでしょうか。
結果:はじめ 0(勝利)、アル 2、タナカマ 3、ぺぺぺ 4、ナベ 5、自分 6、狂道化 8
サンタ クルーズ Santa Cruz
(プレイ時間 50分)
メルクルの新作です。架空の島「サンタクルーズ」を舞台に、家、教会、灯台の3種類の建物を建て、勝利点を争います。島には、海岸沿い、火山、平地の3種類の土地があり、海岸沿い以外はどういった建物が建てられるかはまだわかりません。タイルが伏せられているのです。ゲームは前半と後半の2ラウンドに大きく分かれます。ラウンド開始時に海岸沿いの土地に1つ建物を建て、以後は手番では建設カードをプレイして新たに建物を建てるか、決算カードで決算を発生させるかのどちらかです。
建設カードは、道、川、港、ワイルドの4種があり、各プレイヤーであらかじめ配分が異なっています。プレイしたカードが示す繋がり(道や川)で既に建てた建物から繋がっている土地に建てます。港カードは海岸沿いならどこでも建てることができ、ワイルドはどのカード2枚分にもなり一気に2つ建てられます。建てると書かれた得点が入り、道で隣接する土地がすべて公開されます。こうして島の全容が少しずつ明らかになるのです。
決算カードは16種類あり、各プレイヤー2枚を持ちます。これには「家を4軒建てる」「特定のシンボル(金鉱、羊など)に建物を建てる」「3種類の建物を建てる」などがあり、プレイすると条件を満たした全員に得点が入ります。なるべく自分だけが得点し、他のプレイヤーが得点しないようにタイミングを見計らって決算を発生させるのです。
すべてカードを使いきると、建物を手元に戻して後半が始まります。手札は順にまとめて選択していきます。後半では島は開拓が進み内容がわかっていますし、決算カードもだいたいどんなものがプレイヤー間で行き渡っているのかもわかっているので、読み合いが熱くなり、よりエキサイトなゲームになります。
今回で遊ぶのは2回目となります。1回目は2人プレイだったので多人数で遊んでみたかったのでちょうど良い機会でした。思ったほど2人の時と印象は変わらず、どうも決算カードの読み合いがあるものの、それに対抗できる時はするし、そうでないときはどうしょうもないです。ファミリーゲームのミドルウエイトゲームとしては悪くないですが、自分はどうも苦手なようです。
結果:シミーズ 121、はじめ 111、自分 111、タナカマ 94
カルカソンヌ ディ ブルグ Carcassonne: Die Burg
(プレイ時間 30分)
せっかくなので持参した「ディブルグ」をはじめさんと一緒に遊びました。「カルカソンヌ」のスピンオフでは最も元のカルカソンヌと異なり、自分はこれが一番好きです。序盤ははじめさんが好調に特殊タイルを取っていき、おおきな家を作っていきます。中盤から自分も負けじと家をつくり(写真)、大きな点差を最後のボーナスで逆転しました。なかなかドラマティックな展開で楽しめました。
結果:自分 108、はじめ 104
グレイブディガー Gravediggers
(プレイ時間 30分)
「銀行強盗」のリメイクのアメリカ版ですが、こちらをプレイするのは初めてです。絵柄が少々見ずらく、特殊能力を把握するのに手間取りましたが、一度始まってしまうとビッドも悩ましくて面白かったです。ルールを見る限り名称以外に「銀行強盗」からの変更点はないようですね。
最後は10枚くらいが1つの墓に溜まってしまい、いざ公開すると、未亡人2、守衛 1、盗賊2と特殊カードがたくさん。未亡人は2人以上いるので無効、守衛と盗賊では守衛が優先されるので、墓荒らしはなしでした。
結果:自分 26、はあびい 16、bluerose 17、はじめ 13、ginger 11
テレストレーション Telestrations
ここで、まっちーも加わって6人でテレストレーションです。点数そっちのけで遊んでいたのでゲームというよりはアクティビティーに近かったかもしれませんが、それでも良質のアクティビティーでした。使用したのははいばらさんのものでしたが、もう年季が入っていてぼろぼろになっていました。これだけ遊ばれればゲームも幸せでしょう。
トゥーペン Toepen
(プレイ時間 20分)
オランダやドイツのバーで遊ばれている賭けの要素を取り入れたトリックテイクです。Tuppen というスペルもあり、ギークではこちらで登録されています。日本語では「ツーペン」とも呼ばれるようです。使用するのはスカートと同じ32枚のデッキ(7ーA)で、ノートランプのマストフォローです。全員に4枚ずつ配り、最後のトリックを取ることが目的です。最初は25点持ちで、勝ったプレイヤーは1点を得て、負けたプレイヤーは1点を失うのが基本です。
面白いのはいつでも誰でもノックをして、この得失点を1点あげることができます。ノックがあるとゲームは中断され、ノックをしたプレイヤーの左隣りから、それまでの失点を払って勝負を降りるか続けるかを宣言します。ノックは4トリック中に何度も起こり、その度にどんどんとレートが上がっていくのです。ただし1人のプレイヤーが続けて2回ノックはできません。こうしてディーラーを時計回りに交代し、ディールを繰り返して、誰かが破産したら終了となります。
各ディールのはじめに手札の全交換ができます。N人のときは8-N人分の手札が余っているはずです。交換するプレイヤーの手札にJ以上があると思えば誰でもダウトを掛けることができ、負けた方は1点の失点となります(J以上がありダウトを掛けられても交換は成立する)。
教えて頂いた草場さんによると、本来のルールは少々異なるそうです。ランクは10>9>8>7>A>K>Q>Jと変則的で、最高位の10が3枚手札にあると口笛を吹いて全員に知らせなければなりません。また10点持ちで勝手も点数は増えないそうです。さらにディーラーは勝ったプレイヤーが行うとのことです。今回はランクを通常通りA>K>Q>J>10>9>8>7とし他のルールも上記のように変えてありますが、好みで色々と試してみると良いでしょう。
最初ルールを聞いた時には「スパー」に似ていると思いましたが、さらにどんどんとレートが上がっていくので普段のトリックテイクとはまったく別物の楽しいゲームです。草場さん曰く、4-5人が適切ではないかとのことなので、また遊んでみたいですね。
結果:はじめ 22、シミーズ 9、マイキー 7、きなこ 5、草場 5、自分 5
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