ラン Run
(プレイ時間 各20-30分)
クニツィアの古いアブストラクトゲームです。カウボーイで牛を守りながら牛を草原の反対側まで誘導するというゲームで、漸く細かいルールのあやふやだった点が明らかになりました。最初はまだ置いてないコマがある時は必ず1つは新しくコマを置かなければならないので、下手をすると手詰まりとなってしまいます。またゲーム中も相手を手詰まりにするのがかなり有効です。
シミーズさんの「これは歩と銀だけの将棋っぽいね。牛が歩でカウボーイが銀の将棋」という意見が、なかなか言い得て妙だと思います。対戦相手を変えて合計4戦プレイ。ただ、本来は差分だけを足していっての7点先取です。
結果
1戦目:自分 2、ウサギ 0
2戦目:自分 4、ウサギ 3
3戦目:シミーズ 4、自分 3
4戦目:シミーズ 3、自分 1
コントラ Contra (アレーレイ シュピーレイ Allerley Spielerey より)
(プレイ時間 各20分)
クニツィアのゲーム集「アレーレイシュピーレイ」には6つのゲームが入っていますが、「食べ物と飲み物」しか遊んだことがありませんでした。漸く2人用アブストラクトの「コントラ」を遊ぶことができました。
5x4の20マスを舞台にお互いに1から10のコマを持ちます。手番には空いているマスにコマを置くか、既に置かれたコマを移動して相手の同数値以下のコマを取るかのどちらかで、単なる移動のみはできません。移動は将棋の飛車(チェスのルーク)と同じように縦横です。配置も移動捕獲もできないときだけパスとなります。こうして2人とも手詰まりになったら(つまりパスが連続して2回続いたら)終了し、ボード上に残ったコマの数値合計が得点となります。10は最も強く最も価値が高いのですが、罠にはめられて相手の10に取られてしまう危険もあります。なおバリアントではすべてのコマをおいてから始めるという方法もあるようです。
結果
1戦目:ウサギ 33、自分 0
2戦目:自分 21、ウサギ 18
ギルドの石 Der Stein der Zünfte (アレーレイ シュピーレイ Allerley Spielerey より)
(プレイ時間 各10-15分)
同じく「アレーレイシュピーレイ」からのアブストラクトゲームで、これも1から10のコマを持ちます。今度は20マスが直線上に並んでいます(円形ですが、1と20のマスは繋がっていないので直線と同じです)。空いているマスにコマを順においていき、コマは置かれたマスと両隣に影響力を及ぼします。あるコマの両側が埋まったら決算となり、相手の合計値がより高いとそのコマの数値だけ得点となるのです。たったこれだけなのですが、かなり考えさせられます。同じクニツィアの「革命」や「ストーンヘンジ」といったアブストラクトゲームを彷彿とさせます。
結果
1戦目:自分 5、ウサギ 3
2戦目:自分 27、ウサギ 18
オリオン Orion (オリオン Orion より)
(プレイ時間 65分)
「オリオン」は10種類のゲームができる一風変わったゲームシステムですが、そのなかの看板ゲームとも言える「オリオン」は碁のような変わった2人用ゲームです。手番は3クリックで、クリックのたびに自分のコマが痕跡を残すように新しくコマが増えていきます。自分のコマでエリアを囲うとその中の相手のコマを取り、それが得点となるのです。
今回で2度目です。前回遊んだ時にはあっという間にどちらかがボードをすべて占領して終わりましたが、今回はお互いに成長したのかシーソーゲームとなりなかなか終わりません。それはそれで問題で、こういうことが続くようなら20点先取制などにしようかと思います。ゲームとしては非常にユニークで、なれるのに少々時間がかかるものの、何度も遊びたくなります。もっと経験を積んだらきちんとしたレビューを書いてみたいです。
結果:シミーズ 51、自分 26(途中終了)
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