この日のDCゲーマーズは再びトムの家です。ドミナントスピーシーズ、ヨーロッパエアラインズ、エクリプス、シティータイクーンなど終始重めのゲームがプレイされていましたが、気分が乗らなかったこともあり、主にショーンが連れてきた4歳の娘オリビアと一緒に子供ゲームをいくつか遊んだり、軽めのゲームを遊んだりしていました。
パックス Pax
(説明 15分 プレイ時間 40分)
ローマをモチーフにしたカードゲーム。7スート10-12枚ずつあるカードを自分の前にプレイしていきます。またゲームを通して場にもカードが並べられていき、これが共通の敵になるのです。ゲーム終了時にプレイしたスートにつき2点、共通の敵よりも多くプレイしたスートにつきさらに追加点、青とオレンジのシンボル数を得点というように得点計算をします。
手番には山札から1枚ずつ3枚を見て、そのつど、自分に割り当てるか、場のプールに足すか、山札の底に戻すかを決めますがそれぞれを丁度1回ずつ行わなければなりません。その後、6カ所あるプールのうち1カ所のカードをすべて買って手札に加えることができます。最後に手札から自分の場にカードを足していきますが、このとき三角数的に値段が上がっていきます。1、2、3、4・・・枚ならば0、1、3、6・・・だけコストがかかるのです。最後に収入を得て手番を終えます。今回自分が場にプレイしたスートの中で最も多いスートの分だけ収入となるのです。
7色のスートはカードのコストが下がるもの、カードを山札から見る時に1枚ずつでなく2枚ずつ見られるもの、得点源になるもの、得点源になるスートの上限を決めるもの、最後に全体で負けた時の勝利条件となるもの、などさまざまです。
ケビンはルールは簡単だよといいますが、自分に取っては非常に細かくて煩雑に思えました。なんというかルールに統一性がなく、あまり意味のないルールが結構あるように思えるのです。またプレイヤー間の絡みもそれほどなく、非常に淡々としています。ただ他の3人には好評だったので、何か見落としているのかもしれません。
結果:アーロック 29、ケビン 29、ベン 26、自分 23
ドッグ Dog
(説明 5分 プレイ時間35分協議終了)
ドッグはパチージの変形で、ダイスを振る代わりにカードで進めること、向かい合わせがパートナーとなり、毎ラウンドカードを1枚パートナー間で交換できること、工夫がされています。ただ洗練されているとは言えず、運の要素が高い割にはかなり冗長だし、考えどころもそれほど多くありません。
アーロックが説明してくれました。まあ淡々としていて、ほとんどなんのひねりもありません。途中で協議終了となりました。
ニノ コニロ Nino Conillo
(プレイ時間 各7分)
ニノコニロはウサギを穴から救い出すゲームです。ボードは大きな穴になっており、ウサギを20匹すべて置きます。穴には5つの出口の扉があり、階段を1段経て脱出できるようになっています。6面ダイスのうち5面は出口の色に対応しており、最後の1面はウサギマークが描かれています。
手番にはダイスを振り穴のウサギを対応する色の階段にのぼらせます。すでに階段にウサギがいたら脱出させて自分の得点となるのです。ウサギマークが出たらただちに穴のウサギを得点できます。すべてのウサギが穴から出て少なくとも階段にまでのぼったらゲーム終了です。
運だけのゲームですが、一緒に遊んだオリビアは可愛らしいウサギとボードの構造が気に入ったようで、合計で3度遊びました。
結果
1戦目:オリビア 9、自分 8
2戦目:オリビア 9、自分 6
3戦目:不明
モンキーランド Monkeyland
(プレイ時間 15分)
「モンキーランド」はロシアのシリウスから出版された記憶ゲームです。場には8種類のフルーツタイルが3つずつ裏向きに並べられています。それを取り囲むように9枚のジャングルタイルの上に8匹の猿が並べられます(1つは空席です)。猿のコマの裏側にはその猿が欲しがっているフルーツが描かれています。
手番にはフルーツタイルを1つめくり、どの猿がそのフルーツを欲しがっているかを探さなければなりません。当てれば続けてもう1枚タイルをめくり手番を続けられますが、外れたら次のプレイヤーの手番となります。このゲームを難しくしているのは、猿が毎回移動することです。選んだ猿がフルーツと合致しているかどうかに関わらず空いているジャングルタイルの上に移動するのです。これによって記憶するのがかなり難しくなります。
移動が激しいので結構きちんと覚えられないものです。オリビアにダブルスコアで負けてしまいました。
結果:オリビア 16、自分 8
クメル Khmer
(プレイ時間 15分)
賽苑のシンプルなカードゲームです。トムにダズルとクメルを教えたところ、非常に気に入ったようで、レビューを書いてくれました。(リンク 英語)その関係でトムに貸していたもので、ショーンと2人で軽く6点マッチを遊びました。
結果:ショーン 6、自分 2
ワニに乗る? Tier auf Tier
(プレイ時間 5分)
色々な形の動物の積み木をワニの上にバランスよく乗せていくゲームです。崩してしまうとそのなかから2つを引き取らなければなりません。早く自分の積み木をなくしたプレイヤーの勝ちとなります。トム所有のセットを借りてオリビアと遊びましたが、「早乗せ対決」のコマが混ざっており、見たことが無いタコなどがいました。あとでギークで見ると、この「早乗せ対決」を拡張として使っている方は結構いるようです。ゲームというよりはアクティビティかもしれませんが、プリミティブな楽しさがあります。
キャント ストップ Can't Stop
(プレイ時間 30分)
すでに3人で始まっていたキャントストップに4人目として入れてもらいました。4人だと少々ダウンタイムが気になりますが、攻防はその分かなり激しくなって面白かったです。最初に2回連続でバーストしてしまいましたが、途中で盛り返してラリー、ケビンとともに2列制覇。最後はラリーが連続で4を出して勝利です(写真の黄色がラリー)。
結果:ラリー(勝利)、ケビン、自分、マイクJ
パレード Parade (Z-MAN版)
マークがまだ遊んだことがないというので、パレードを遊びました。カードをなるべく取らないようにするのですが、取るならば多少計画的にしなければなりません。なぜなら数値がそのまま失点となりますが、各スートで最も多く持っていた場合には数値を無視して1枚1失点で済むのです。マークがあまり理解せずにカードを6色集めてしまってゲームがあっという間に終わってしまいました。
ショーン 2(勝利)、ケビン 8、ラリー 13、自分 13、マーク 23
まだまだ2テーブルほどで色々なゲームが遊ばれていましたが、ショーンと一緒に自分はここで失礼させてもらいました。
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