DCゲーマーズ 2011.12.03

DCゲーマーズのメーリングリストで久し振りに皆が集まりました。ペンタゴンシティのトムの家です。彼は最近ゲームテーブルを購入し、なんと3テーブルで遊べるようになりました。素晴らしい。



オメガ Omega
(プレイ時間 40分)
Omega20111203.JPGネスターゲームズの去年の作品です。アブストラクトですが2-4人までプレイ可能。手番には自由に自分を含む全員のコマを一つずつ置きます。全員が同じ手番数を行うだけのスペースが無くなったら終了。自分のコマで構成される繋がったグループの数を掛け合わせた物が得点となるのです。例えば自分のコマが6つボードにある場合、2-2-2となっていれば8点ですが、3-3となっていれば9点、1-2-3だったら6点なわけです。孤立した1はx1なのでまったく役に立たないのはわかるのですが、どうも2をたくさん作るのが強いのでは? という話になり、そう言う方針でプレイしていきました。

ボードサイズは自由ですが、初めてにしてはちょっと大きすぎたかなあと思います。あとでギークを見ると一辺が5または6くらいがちょうど良いようです。また理想的なサイズは3だということがあとの計算でわかりました(最適解はeなのですが、自然数で一番近いのは3です)。おそらく2人がベストだとは思うので一辺が5のサイズで2人で遊んでみたいです。

結果:アンチュマン 129600、ショーン 29952、自分 20736



ルナ Luna
(説明 30分 プレイ時間 100分)
Luna20111203.JPG7つの島に自分のコマを配置し、それらを利用することで神社を建てたり、タイルを得たり、コマを増やしたり、得点タイルをボード中央に配置したりするゲームです。手番順にアクション(13種類!もある)を選んで行い、これを何巡も行います。なにもしたくなければパスをし、全体で4回パスがあるとラウンド終了で決算となるわけです。よってタイミングを計るゲームなのですが、アクションそのものは他のプレイヤーとの絡みは殆どなくソロプレイ感が強いです。つまり殆どのアクションはどんな順でやっても他のプレイヤーに影響はないわけです。特徴として、島にあるコマを利用するときには必ず2コマ1組のペアでないとだめだということ。さらに利用すると島の脇の海に置くことになり、これらを島に戻すオプションは余りありません。ただし、すでに海に置かれたコマを再配置する「海流」タイルがあり、これはほぼ毎ラウンド必須なのではと思います。

得点源となる得点タイルは早いラウンドほど高得点ですが、2アクションかかります。また自分のコマはより数値の高いタイルが隣りに置かれると追い出されてしまいますが、コマが戻ってくるので悪いだけではないのです。他には毎ラウンド、ルナが居る島に最も多くコマを残しているプレイヤーに得点が入ります。

これも昨年のエッセンで発表されたゲーム。コスプレが非常に印象に残っているゲームですが、未プレイでした。色々と工夫が見られる物の、13種類のアクションというのはかなり敷居が高いです。それに加えてプレイヤーインターアクションが低く、どうにも最適解を求めているだけという感じが否めません。レビューなどでは「これはワーカープレイスメントを進化させたワーカームーブメントだ」と書かれていますが、ワーカープレイスメントとはまったく呼べないし(先に置いた者勝ちの特権とそれによる他のプレイヤーの排除がワーカープレイスメント)ふつうに自分の手下であるコマを置いていくだけです。あえていえば島にあるコマがアクティブで海に置いたコマがノンアクティブということでしょう。100分でこの内容は冗長に思えます。

結果:マイクJ 73、ショーン 59、自分 58、アンチュマン 42



ビッグ ファイブ Big Five (アミーゴ携帯ポーチ版)
(プレイ時間 15分)
BigFive20111203.JPG久し振りに会うダグとステュワートを誘って、クニークルこと「ビッグファイブ」です。手軽だしクワークルよりも優れていると思っているので最近は布教がてらに持っていくことが多いです。ステュワートの手札運が良く、4連5連を連発して圧倒的勝利。3人だと1人あたり33枚なので10枚以上の差というのは大勝利ですね。本来なら人数分スタートプレイヤーを変えて遊びたいところです。

結果:ステュワート 0、自分 12、ダグH 14



ごいた Goita
続けてローラも交えて「ごいた」です。今回は自分がステッカーを貼ったグランペール版ですが、こちらの方が英語圏の方にはプレイしやすいようです。「ごいた」は遊べば遊ぶほど噛み締めるように面白いです。

結果:自分&ダグH 160、ローラ&ステュワート 0



象のトランペット Trötofant
Trotofant20111203.JPGDCゲーマーズの連中には受けるかと思いきや、誰も遊びたがりません。その冷めた反応にちょっとびっくりしました。結局、トム、ローラ、アンチュマン、アーサーなどすでにこのゲームを遊んだことのあるメンバーで交代で4回遊びました。アクションゲームの傑作だと思います。



レス パブリカ Res Publica (クイーン第3版)
(プレイ時間 60分)
ResPublica20111203.JPGエッセンでクイーンからリメイクが出されたレスパブリカです。これでクイーンからだけでも3度目、ほかにヘクサゲームズとアバランチプレスからも出ていたので5度目のリメイクとなります。相変わらず空気率が高いのですが、今回はこれまでと異なり追加となったカードとルールがあります。

市民カードと文明カードの2つのデッキには、今まで通りの5種類12枚ずつ計60枚ずつの他に、それぞれ僧侶5枚と図書館5枚が追加されて各65枚のデッキとなっています。僧侶も図書館も集めるのは12枚中の5枚ではなく、5枚中の2枚です。僧侶は単純に7点となりますが、村ではないので文明カードを引く能力は与えられません。図書館は、無得点ですがそれ以降のメルドが4枚で済むという特権が与えられます。両方とも単純に良いカードというわけではなく、タイミングによって威力が変わってきそうなのが面白いところです。また、通常の市民カードや文明カードと異なり、最後に残った1枚はまったくの不要カードとなってしまうので交渉も難しいところです。

アーサーとイェルディツは初プレイ。どうも僧侶も図書館も5枚でないとメルドできないと誤解していたようで、最後の方まで現れませんでした。自分は村を得られるときには2-1で交換したりとアグレッシブにプレイして、文明カードを3枚補充できる体制を整えましたが、それ以降がなかなかうまくいかずに結局文明を1枚ずつ地道に補充していたローラの勝利。このバランスが絶妙ですね。

結果:ローラ 27、アンチュマン 26、自分 25、イェルディツ 20、アーサー 14



マネージャー Manager
(説明 10分 プレイ時間 55分)
Manager20111203.JPGアンチュマンのリクエストで「マネージャー」を持ち込みました。売値を決める読み合いや、自分の会社をわざと株を下げるようにしたりなど、これだけのシンプルなシステムで唸らせる物があります。自分は工場をまったく建てずに株で儲け、それをすべて売って工場にして儲け、と繰り返していましたが、最後は自社株を買ってうまく値段をつけたアンチュマンの勝利。こういう昔懐かしいドイツゲームも良いものです。

結果:アンチュマン 746、自分 630、イェルディツ 338、ローラ 298、アーサー 259 (単位100)



マスターズ ギャラリー Masters Gallery (アジア小箱版)
(プレイ時間 20分)
「モダンアートを遊びたい」という声が出たので、主催者のトムに聞いたのですが、彼はラーしか持っていないとのこと。それなら競りのないモダンアートはどう? ということで持参した「マスターズギャラリー」を出してみました。この小箱版はやはり持ち歩きには便利です。

うまく立ち回って最終ラウンドで勝負と思いきや、それまで優勢だったアーサーが全員同時に出すカードなどをつかってあっという間に4ラウンド目が終了。1枚しか出せなかった自分は追加でも1枚しか出せず、タイ3位という成績でした。なるほどこういう戦い方もあるんだなあと感心しました。

結果:アーサー 61、ローラ 56、イェルディツ 55、自分 55、アンチュマン 49



まだまだ他のメンバーは遊んでいたのですが、ここで引き上げました。

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