BGG.CON 2011 その4 2011.11.19

4日目の土曜日。この日が一番にぎわっていたと思います。



木こり達人 Toc Toc Woodman
(プレイ時間 各5分)
TocTocWoodman20111119.JPGこの日は10時過ぎに開場に到着。まずはデモテーブルに置かれていた「木こり達人」です。全体での点数合計がマイナスというのが良くできていて、マイナス5点である真ん中の幹を落とさずにプラス1点の周りの樹皮だけをうまく落としていきます。結構コツがあるので上達の要素もあり、面白いのではないでしょうか。アクションゲームでも上達の要素があるほうが好感が持てます。この日の夜ももう一度遊びました。

結果
1戦目:自分 5、アーロン 3、ウィル 2、イヴァン -5、アンディ -14
2戦目:不明(自分は最下位だった)



ベオウルフ Beowulf: Der sagenhafte Drachenkämpfer
(説明 15分 プレイ時間 85分)
Beowulf20111119.JPG「ベオウルフ」はストーリー仕立てで進んで行き、タージマハルのようなオークションの変形のリスクマネージメントゲームです。残念ながらあまり好きだというプレイヤーがいないのですが、クリスはこのゲームが非常に好きだということで有名なので、ぜひ彼と一度遊んでみたかったのです。

中盤辺りでのリスクテイクが裏目に出て、クリスは怪我が2つという厳しい状態になりました。怪我は0だとボーナスで5点、1-2だと0点で3以上だと1つにつきマイナス5点です。3以上取ったら負けも同然なので、かすり傷のうちに回復させなければならないのでつらそうです。自分は、最後のカードを使ったオークションで、斧のシンボルが沢山あったので勝てたのにも関わらず、最終の5点を獲得する為に降りてしまいました。結局最後の5点も取れず、両天秤の欲張った作戦が良くなかったです。もしも降りなければおそらく1位だったと思います。

結果:キム 25、ウィル 22、自分 21、クリス -3



BGG-Bus.JPGここでお昼時だったので、マットやマークと一緒にみんなでバスに乗って食事に行くことにしました。ホテルの周りには何もないので、主催のボードゲームギークが1時間おきにレストランのあるモールなどとホテルを結ぶ巡回バスを走らせています。主にマットの友人らと6人くらいで行ったのですが、そのうちの1人が寿司が食べたいというので、日本食レストランのある場所でバスを降りました。ところがレストランは廃業したらしく見つかりません。結局セルフサービスのメキシカンで済ませることになりましたが、結構美味しかったです。



1841 イタリア 1841
(プレイ時間 4時間50分)
1841-20111119.JPG再び1841です。今回はマット、マークとの3人なので一人当たり4つくらいの会社を持ちつつ進んでいきました。2日前の反省を踏まえてどんどん会社を建てて資金を捻出してから合併をさせるということを繰り返したのですが、どうも後手後手になってしまう展開でした。他の18xxと異なり、本当に終盤までは個人資産はまったくと言っていいほどありません。最後には列車費用を捻出するのが非常に難しく、やはり破産してしまいました。面白いのですが、非常に難しいゲームだと思います。この系統の18xxシリーズがもっと出れば良いのになあと思います。

結果:マット(1位)、マーク(2位)、自分(3位)



ファミリア Famiglia
(プレイ時間 25分)
Famiglia20111119.JPGマークと2人になったので、いくつか2人用ゲームの提案をしてマークが興味を示したのが「ファミリア」です。3種類の特殊カードのどれが強いかというのは時々話題になりますが、今回は黄色のカードがまったく得られずに、マークに赤の高得点カードをごっそりと持って行かれてしまいました。黄色は大事かもしれませんね。惨敗です。

結果:マーク 78、自分 44



ビッグ ファイブ Big Five
(プレイ時間 20分)
BigFive20111119.JPGここでビッグファイブの布教活動です。注目度が低いのはまだアメリカ版が出ていないからということもあるし、概して小さなカードゲームは注目をあびません。でも紹介するとたいてい好評で「クワークルよりも短いし点数を計算しなくていいから楽だ」と言われます。

結果:マーク 0(勝利)、自分 4、キム 10



モダンアートModern Art (メイフェア初版)
(プレイ時間 70分)
ModernArt20111119.JPG再びクリスとキムと一緒に遊ぶことになり選んだのが「モダンアート」。アメリカ版としては最も古いメイフェア初版をライブラリーからクリスが借りてきました。5人でのモダンアートは久し振りな気がします。序盤の1-2ラウンド目は画家も3種類しか出ずに順当に終わりましたが、3ラウンド目辺りから4種、5種の画家が出て、結構難しい展開でした。相場は全体的に低めかなあと思ったので、自分は積極的に買いにいきましたが、3種類買ってしまったのは失敗でした。でもやはり競りゲームの王者だけあって、充実したゲームでした。

結果:クリス 461、自分 415、キム 390、マーク 302、マイク 302



暗黒の金曜日 Schwarzer Freitag / Black Friday
(プレイ時間 80分)
SchwarzerFreitag20111119.JPGクリスとキムが寝る前にもう一つ遊びたいというのであまり長くないゲームをとクリスが選んだのが「暗黒の金曜日」です。フリーゼの株ゲームでなかなか面白い要素も多いのですが、少々取っ付きが悪いのが難点。最初のセットアップを間違えたのが致命的で、ゲームが終わらないのではとも思いましたが、途中でなんとか修正して80分で終わらせました。ちゃんとしたセットアップでもう数回は遊びたいです。

結果:自分 17、キム 15、マイク 14、マーク 12、クリス 10



ごいた Goita (新解釈傑作伝統ゲームアンソロジー より)
イベントのゲームショウから戻ってきたというスコッティと落ち合って、能登の伝統ゲーム「ごいた」を教えました。「レキシオ」を教えてくれたお礼も兼ねてです。「ごいた」は「ティチュー」や「レキシオ」などの大貧民系のゲームよりも何をすれば良いのかがわかりずらいので、すぐに「これは面白い!」という様にはなりずらいのですが、戦略が自明でないところが魅力でもあります。規定通り150点先取制で、終わる頃には「変わっていて面白い」と言われたので、良かったです。

結果:ナンシーリン&自分 150、スコッティ&アーロン 40



極悪非道 Nefarious
(プレイ時間 30分)
Nefarious20111119.JPGボードゲームニュースというサイトを執筆していたエリックマーティンと会い、一緒に何か遊ぼうということになり彼が選んだのが「極悪非道(ネファリオス)」。ヴァッカリーノの新作で、面白いゲームだとの評判を何人かから聞いていました。カードをいろいろと廻していくゲームなのですが、眠気がピークに来ていたので、正直あまり覚えていません。また機会があれば遊んで再評価したいです。

結果:アーロン(勝利)、エリック、ナンシーリン、スコッティ、自分



木こり達人 Toc Toc Woodman
この日3度目となるきこり達人。通算で10回目くらいなので大分コツもわかってきたこともあると思います。

結果:自分



お化けキャッチ Geistesblitz
GeistesBlitz20111119.JPG最後はおばけキャッチを2回遊んで終了です。1度目は通常ルール。2度目はバリアントの「本の絵が書かれていたら、取らずにその物の名前を言う」というルールです。スピードゲームなので得意不得意がはっきり出てしまいますが、短時間なのでまあ悪くないですね。バリアントルールは自分が以前遊んだときに教わったルールで、つい言うはずなのに取ってしまったり取るはずなのに言ってしまったりと混乱度が増しますのでなれた方にはおすすめです。



おそらく3時を過ぎていたと思います。明日はいよいよ最終日です。

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