友人宅ゲーム会 2011.10.01

ローラの家で4人で午後3時から小さなゲーム会となりました。



フォー セール For Sale (ラベンスバーガー版)
(プレイ時間 各10-20分)
ForSale20111001.JPGフォーセールが好きなマットの為に持ち込みました。今回はラベンスバーガー版のルールに従い、コールビッド有りでのプレイ。ただし作者の意図通り、降りたときに戻ってくる金額は半額切り下げとしました。3人だったのでコールビットでなくても良かった気もしますが、おそらく5人だとコールビッドがないとかなりきつい状況になりそうな気がします。メンバーを替えて3人プレイを2回。2戦目は自分がまずいタイミングで降りてしまった為に左隣りのニックが漁父の利で大勝。ニックは新版に慣れているようで、どうも旧版は相場がわかりずらいと言っていました。

結果
1戦目:自分 73、ローラ 68、マット 52
2戦目:ニック 91、ローラ 56、自分 40



バード オン ワイヤー Birds on a Wire
(説明 10分 プレイ時間 20分)
BirdsOnWire20111001.JPGグリフォン本棚シリーズの第8弾です。セットコレクションの一種で各自3x4の12マスのボードに鳥を並べていきます。鳥のタイルは3色(赤青緑)3サイズ(大中小)で合計9種ありそれが7枚ずつ計63枚あります。ゲーム終了時には縦横7列を列ごとに得点します。得点は列のうち3つ以上が色とサイズについて、すべて同じかすべて異なるときに、鳥の数だけ得点となります。つまりほとんどの場合は0点か3点です。4マスの列で4点を得るためには4羽の鳥がすべて同色同サイズでなくてはなりません。

手番には袋から鳥のタイルを1枚引いて自分のボードに置くか、中央の空のボードに置きます。後者の場合はもう1枚鳥のタイルを引き、これは必ず自分のボードに置かなければなりません。これだけだと、非常に単調なのですが、スパイスアップするルールとして移住と感電があります。

空のボードは4x4で、縦か横の1列が埋まるとその列の鳥はボードから取り除かれ移住することになります。手番プレイヤーから順に1枚取るかパスします。だれも取らなかった鳥は手番プレイヤーがすべて引き取らなければなりません。

また空のボードはあらかじめ電気タイルが4枚置かれています。移住のときこの電気タイルが含まれていたら獲得し、以後手番の1つとして電気タイルを使うことが出来ます。これはプレイヤー誰か(自分でも他人でも良い)の横1列を指定し、その列の鳥は電気ショックを受けたということで1羽を除いてすべて羽ばたいて移住してしまうのです。この1羽はボード所有者が決めることができ、裏返して1本足の感電した鳥となり1点のボーナスとして加算されます。感電した鳥はもう移住することはありません。移住は前述の移住ルールに従いますが、最後に誰も取らなかったタイルは引き取らずにバッグに戻されます。また例外として電気タイルを使った列に感電していない鳥が1羽だけだったらその鳥は飛び立ってしまいます。

以前2人プレイをしたことがあり、今回が初めての4人プレイ。ルールはファミリールールと上級ルールが有り、今回はファミリールールで遊びました(上級ルールだとスコアリングが全く異なります。また配置ルールも少し制限があります)。引いて自分のボードに良い組み合わせを作っていくだけなので、殆ど他のプレイヤーとの絡みが有りません。まあ各種7枚なのである程度の確率計算などは必要かもしれません。唯一のインターアクションである移住はランダムだし感電は個人攻撃になってしまうのであまり好きでは有りません。正直言うとグリフォン本棚シリーズ中では一番の駄作だと思います(ただし10番のコヌルコピアは未プレイ)。また、説明書が非常にわかりずらく、以前遊んだときも本当に正しいのか疑問でした。ギークの質問フォーラムを見ると一応これであっているようです。

結果:ニック 21、ローラ 13、自分 13、マット 12



カーティノ Cartino
(プレイ時間 20分)
Cartino20111001.JPGラベンスバーガーにはカシノシリーズ Casino Serie というキャンバス地の縦長の箱のシリーズがありますが、カーティノもそのひとつで1974年製の古いゲームです(初版は1969年)。作者はランドルフですが、ここでは別名の D. F. Oudolf という名前を使っています。トランプを元にしたタイル置きゲームで、トランプを模した正方形のタイルが4スートA-7までとジョーカーが2枚ずつ、計66枚あります。ボードは中央のA(エース)から順にK、Q、Jと並んでおり、それぞれのタイルの置き場が2つずつあります。

手札は5枚。手番には同じスートのタイルならば何枚でも置くことができます。置いたタイルの上下左右の隣りに既に置かれたタイルの分だけ得点します。置いたタイル自体は得点にならないのは「頭脳絶好調」と同じです。タイルはA、K、Q、Jがそれぞれ5、4、3、2点で10以下はすべて1点です。よって、Aのタイルを置くタイミングを間違えると、他のプレイヤーにうまく使われてしまいます。Aのマスの隣りは7なので7が意外と重要なのです。

さらに手札5枚と1度に使うと10点ボーナス。最初に手札をなくすと10点ボーナスでゲーム終了です。残った手札はそのままマイナス点になります。

ジョーカーは他のタイルの代わりとして使えます。またジョーカーが置かれたマスを本来のタイルで置き換えることも出来ますが、このときはジョーカーは捨て札になります(ギークのスレッドだとジョーカーがそのプレイヤーのものになると書かれているのでいくつかルールのバリアントがあるのかもしれません)。

ジョーカーがちょっと強すぎる気がしますが、それを除けばなかなか面白いゲームです。次回はジョーカーは抜いて遊ぶか、回収できるルールで遊ぼうかと思います。プレイ感覚はクワークルに似ていますが、こちらの方が面白いかもしれません。スカートデッキが2つ(またはベジークデッキ)があれば遊べるので、興味がある方は遊んでみてはどうでしょうか?

結果:マット 99、自分 59、ローラ 33、ニック 26



花火 Hanabi (花火と生け花 Hanabi & Ikebana より)
(プレイ時間 各30分)
ニックのリクエストもあって「花火」です。もう一度!の声で3回連続で遊んでしまいました。3回とも20点を越えたのでなかなか良いのではないでしょうか? 普通なら「これは2です」と言うところを他に出せない2があるので「これは青です」などと言うことがありますよね。これを逆手に取ると、自分は少なくとももう1枚は2があり、それは今プレイできない2なのだ、ということがわかるのです。また同色同数字を2枚持っていて出させたい場合は、そのプレイヤーに1枚捨てさせるように仕向けてからヒントを与えるという方法がありますが、これだと時間がかかってしまいます。今回は黄色の2を2枚持っているときに「これとこれは2です」と言われましたが、ヒントを言ったプレイヤーが自分のすぐ手前であること(つまりもう1つヒントは要らないということ)、さらに2を出せる場所は1カ所しかなかったのでこれは両方が同じ色だと言うことがわかりました。なんと素晴らしい連係プレイなのでしょうか。

結果
1戦目:20
2戦目:21
3戦目:20



指輪物語 ボードゲーム Lord of the Rings
(説明 10分 プレイ時間 80分)
LOTR20111001.JPG協力ゲームが気に入ったというマットの意見にローラが出してきたのは指輪物語です。マットは初めてなので拡張無しの中級(サウロン12)でのプレイ。終盤のモルドールになって、まずニック扮するピピンが、そしてマット(フロド)と自分(サム)も倒れましたが、唯一残ったローラが指輪を使って滅びの山へ。ダイスの女神が微笑んだのか、なんとかギリギリ勝利です。いやー白熱しましたね。最後は全員一丸となってどうしたら勝てるかを議論し合っていました。これだから協力ゲームはやめられない。

結果(サウロン12の中級)68点(勝利)
マット=フロド、自分=サム、ローラ=メリー、ニック=ピピン

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