こちらに戻ってから初めて自宅でのゲーム会です。DCゲーマーズとして集まろうと思ったのですが、DCゲーマーズは去年末からほとんど活動が停滞しているらしく、色々なところで知り合ったゲーマーに声をかけるという形になりました。WBCで知り合ったニックとその友人ジェイムズ、ウォルドーフのエリックCとクラーク、アンチュマンの友人アーサー、DCゲーマーズのローラと彼女の友人マットに同居人ジュリー、それに自分の合計9人です。
ファミリア Famiglia
(プレイ時間 25分)
先に到着したローラとまずは軽く1ゲーム。いつもならディブルグを遊ぶところですが、ちょっと変わったカードゲーム「ファミリア」を教えることになりました。結構好きなカードゲームアのですが、3つの特殊能力を把握するのが難しいとのことで今ひとつの反応でした。
結果:自分 80、ローラ 67
どきどきワクワク相性チェックゲーム Compatibility
(プレイ時間 45分)
6人になったので、まずは初対面同士が打ち解けるという意味もあってのこのゲーム。コミュニケーションゲームは得てして内輪受けでお互いを知っていないとつまらないというものが多いのですが、「相性チェックゲーム」は知っているどうしても知らないどうしても楽しめるのが良いところです。ランダムにペアを決めてのスタート。自分のパートナーであるエリックCの傾向を学び、なるべく合わせていきます(おお、これは手本引きに近いのか?)。そしてリードを得たものの、最後はアーサーとローラのペアに僅差で負けてしまいました。パーティーゲームが苦手というクラークもこれは悪くないとのことです。
結果:ローラ&アーサー(1位)、エリックC&自分(2位)、クラーク&マット(3位)
ストロッツィ Strozzi
(プレイ時間 85分)
続けて6人で出来るゲームのなかからローラのリクエストもあってストロッツィです。カードの構成表はやはり必須で、あと8の船はいくつあるのか、とか可能性だけでも知っているのといないのでは大分違います(ギークにあるのでプリントアウトして使いましょう)。6人だと多少ダウンタイムも多く、さらに先に抜けるともうラウンド中に手番はないのですが、自分はそれを利用して、夕食を作れたので良かったです。その代わりにプレイが少しおろそかになってしまったのは否めませんが。
終わった後メディチとストロッツィのどちらが良いかという話になり、エリックCと自分はメディチ派、ローラとクラークはストロッツィ派(マットとアーサーはメディチ未プレイ)と真っ二つにわかれました。メディチ対ストロッツィは五分五分の人気ですね。
結果:ローラ 205、エリックC 160、クラーク 160、自分 140、マット 115、アーサー 115
ラッツィア Razzia
(プレイ時間 25分)
ここでニックが友人のジェームスと一緒に到着。8人となったので、最近よく遊ぶラッツィアを出しました。まあそれほど凄く良いわけではないものの、8人で短時間でパーティーゲームではなくそれなりに戦略もあるというゲームは貴重です。8人となると6ニムトかククくらいしか思いつきません。自分はこのゲームにめっぽう弱く、誰もいない場所に警官を出したり、警官が来る場所にギャンブラーを送り込んだり、強いはずなのにサイコロで負けたりと散々です。でも面白かったです。終盤にはニックとエリックCの一騎打ちという様相になり、盛り上がりを見せました。
結果:ニック 340、エリックC 325、ローラ 255、ジェームス 225、クラーク 180、アーサー 130、自分 115、マット 55
麻雀 Mah-Jongg
(プレイ時間 練習2ラウンド40分)
ここで4人ずつ2卓に。もうひとつは「ローマの栄光」です。日本滞在暦が長いマットですが、麻雀は初めてとのこと。エリックCの持ち込みで、彼は日本ルールをやろうと言っていましたが、まったく初めてのローラとマットには無理だと思い、とりあえず何でもあがれる中国ルールでボーナス(役)の説明も無しです。ただし、日本ルールに移行できるように捨て牌は各自の前に並べておくことにしました。
ちょっと残念だったのがエリックCの購入した新しいセットには英語のインデックスが無いことです。彼はいくつか麻雀セットを持っており、今回持参したのは新しく購入したものらしいのですが、インデックスが無いと萬子や風牌は覚えなければなりません。漢字が読めるマットは良いのですがローラにはつらかったようです。こういうところで敷居をあげてしまうのはなあ、と思います。途中でジュリーが到着したので東2局で終了。
フォーセール For Sale (ラベンスバーガー版)
(プレイ時間 10分)
ここでマットのリクエストもあって、久し振りの「フォーセール」です。よく遊んでいるのを見かけるポピュラーなゲームなのですが、なぜか今までほとんどプレイ機会がありませんでした。新旧のエディションで差異がかなりあり、古いラベンスバーガー/FXシュミット版の20枚に対して、新しいウーバープレイ/グリフォン版は30枚とカード枚数からして異なります。またルールで良く問題になるのが以下の2点です。両方とも前半のオークションに関するものです。
A:前のプレイヤーと同じだけビッドする(ポーカーのコールのように)ことはできるか?
B:降りたとき半分のチップが戻ってくるのだが、端数は切り上げか切り下げか?
手持ちのラベンスバーガー版に対するギークの英訳では、Aはイエス、Bは切り上げ、となっていました。ウーバープレイ版以降は1はノーとなっているそうです。またBに対してはドイツ語から英語の誤訳という意見は作者ドーラ本人の意見(彼は切り下げが良いと思っているらしい)などが入り交じり、ギークのフォーラムでは混乱を招いています。グリフォン版も一応持っているのですがルールが入っていなかったため、推測なのですが、Bは新旧ともに切り上げと書かれているのだが、ドーラの真意は切り下げということらしいです。このあたりはもう少しリサーチをしたいところですね。
今回はローラとマットがルールを教えてくれたためウーバープレイルールだったようです。つまりAはノー(コールは出来ない)でBは切り上げ(特に1ビッドでも降りれば0ビッドでカードがもらえる)でした。人数が多いとコールはあった方が、最後以外は半額という競りの方式にあっていると思うのですがどうでしょうか。
結果:ジュリー 53、自分 50、ローラ 42、エリックC 41、マット 39
チーキー モンキー Cheeky Monkey
(プレイ時間 20分)
続けて、あまりゲームを遊んだことがないというマットのことも考えて、手軽なゲームということでチーキーモンキーを選択しました。自分はうまくバーストする前に回収していったことが功を奏して2位(写真)。みんな欲張ってバーストが続いてしまうという展開が多かったです。このゲームの欠点はバーストが続くとゲームが長引いてしまうことですが、それでも20分で終わりました。
結果:ローラ 30、自分 28、マット 16、ジュリー 11、エリックC 5
ゼロ Zero (ベルリナー版)
名前は0なのに5人まで遊べるゲームです。エリックCのお気に入りゲームの一つで、単純なようでいて、引き際を見極めるのも大切な良いゲームです。個人的にはウィドウが少ない(6枚だけ)5人プレイが好み。それでも自分が欲しいカードは誰も持っていなかったりします。隣りのテーブルの「ローマの栄光」が終わるまで、ということで2ディールで打ち切りとなりましたが、さすがお気に入りだけあってエリックCの勝利。
結果(2ディールのみ):エリックC 7、マット 9、ジュリー 15、自分 19、ローラ 26
テレストレーション Telestrations
(プレイ時間 計75分)
ここで全員でテレストレーション。9人だったので1人は紙を使用することになりましたがなんとか遊べました。このゲーム、せっかくなので8人までといわずに12人くらいまで遊べるようにしてほしいものです。9人で2ラウンド行い、マットが都合で帰宅したので残りの8人でもう1ラウンド遊びました。アーサーがここにはとても載せられないような素晴らしい絵(18禁)を描いてくれてみんな大爆笑。やはりテレストレーションは現在パーティーゲームのナンバーワンですね。
結果
1戦目(9人2ラウンド):ニック 10、ローラ 10、自分 9、ジュリー 8、マット 6、エリックC 6、クラーク 4、ジェームス 3、アーサー 2
2戦目(8人1ラウンド):エリックC 4、ローラ 4、ジュリー 3、ジェームス 3、アーサー 2、クラーク 2、ニック 2、自分 2
ホビット The Hobbit
(プレイ時間 50分)
夜も遅くなり、ここで半数が帰宅。残ったメンバーで以前ウォルドーフに持ち込んだ「ホビット」を再び遊びました。前回はルール解釈に手間取りましたが、そのあとギークを読んだにもかかわらずこんかいも1カ所わからなかったところがあります(ギークで問い合わせ中です)。初級、中級、上級と3つの難易度があるのですが、上級でプレイし、さらにヴァリアントのキャラクターデベロップメントの得点も加えることにしました。上級なので厳しい上に、旅路を急ぐカードばかりで特殊カードの競りは何とたったの1回しか行われないという偏り方。ステージ3の途中で終わってしまいましたが、これはこれで良いのでは? 今度は協力ゲームバリアントでも試してみたいです。
結果(上級):エリックC 9、ジェームス 6、自分 6、クラーク 4、ニック 3
麻雀 Mah-Jongg
最後に再び麻雀です。エリックCとクラークは最近麻雀にかなりはまっているらしく、中国ルールなら遊んだことがあるというインドネシア系のニックに日本ルールを教えることになりました。役がないと勝てないという制約は最初は難しいのですが、東南戦(半荘)が終わる頃には大分慣れて面白さがわかってきたと言っていました。付属のチップの関係で持ち点は200点。日本の得点をすべて100で割ってやりとりしました。
結果(持ち点200点):自分 319、エリックC 197、ニック 165、クラーク 119
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