この日の水曜日の会は6時近くに到着したので、軽めのゲームを中心に楽しみました。
帝国 Imperium(ローマ Rome より)
(説明 5分 プレイ時間 40分)
「古代ローマの新しいゲーム」に収録されている14ゲームのうち、「ハンニバル対ローマ」「帝国」「大競技場」の3ゲームが「ローマ」という名前で再販されています。大きな違いは「古代ローマの新しいゲーム」ではすべてのコンポーネントが共通だったのに対し「ローマ」ではそれぞれのゲームについて別々のコンポーネントが付属してくること、さらに「大競技場」以外の2つのゲームではかなりルールにもアレンジがされていることです。
「帝国」ではボードのエリアが1つ減って、得点スキームも異なり、40点先取制になりました。エリアで単独でトップを取ると総督コマをそのエリアに残し、そのエリアから連続して持っている総督コマの数だけボーナスとして得点します。最低1点で最高で8点のこのボーナスは「タージマハル」の宮殿の得点方法と類似しています。さらにこの総督コマはそのエリアが再度決算されるときにコマの1つとして数えられるのです。このトップが強いことを緩和するために、得点スキームでは2位が1位にかなり近い得点になっています(「古代ローマの新しいゲーム」版では2位は1位の半分)。手札には2枚あったジョーカーが1枚に減り、一気に逆転ということが難しくなりました。その代わりに使い捨ての特殊カードが2枚加わり、1枚は「追加でもう1エリアを決算する」、もう1枚は「手札から3枚を選び直す」というもので使い方によっては強力です。
kitoさんの持ち込みです。付属の英訳もまどろっこしくてわかりずらく、解読にちょっと時間がかかりました。「古代ローマの新しいゲーム」版は10-15分という短時間ゲームでしたが、これは40点先取ということもあって結構時間がかかります。付け加えられた要素はそれなりに面白いので、こちらのバージョンもまた遊んでみたいですね。
結果:なべ 43、ボー 39、自分 38、kito 35、たかりん 33
ゲシェンク Geschenkt
(説明 5分 プレイ時間各10分)
たかりんさん持ち込みのゲシェンク。以前DCゲーマーズでカードを17枚とチップ46枚で勝ったショーンの印象が強くて、結構カードを取っていったのですが中途半端で負けてしまいました。やはりある程度は取らずに頑張るのがオーソドックスなやり方なのでしょう。2戦目はもう少しバランスを考えたつもりだったのですが、それでも最下位。2回とも順位が全く変わらないのが面白かったです。持参したたかりんさんはさすがに強かったです。
ルールを勘違いして「カードを取ったプレイヤーの左隣のプレイヤーから次のラウンドを行うのでは?」などと言っていましたが、これは完全に記憶違いだったようです。混乱させてしまって済みませんでした。
結果
1戦目:たかりん 25、ボー 33、ぢ~ぷ 46、自分 101
2戦目:たかりん 17、ボー 24、ぢ~ぷ 43、自分 67
交易王 海の英雄 Handelsfürsten: Herren der Meere(ペガサス第2版)
(プレイ時間 20分)
ボーさんの持ち込み。商品キューブがひとまわり大きい第2版です。今回は全員が異なるカードを1枚ずつ購入するという結果になりましたが、うまく相乗りをしていたたかりんさんが確実に協定カードの2点ボーナスを使って圧勝でした。
結果:たかりん 46(協)、自分 36(船)、ボー 20(港)、ぢ~ぷ 16(商)
(商館(8)、船(10)、協定(11)、港湾労働者(12))
フリンケピンケ(古代ローマの新しいゲーム使用)
(プレイ時間 30分)
ボーさんとたかりんさんが遊んだことが無いというので「古代ローマの新しいゲーム」のコンポーネントを使って「フリンケピンケ」を遊びました。遊び始めたら2人とも「このゲーム知ってる」と言っていました。どうもボーさんは「ロコ」、たかりんさんは「ボツワナ」を遊んだことがあるようです。これだけ色々なゲームがあると、遊んだゲームと名前が一致しないのはしょうがないですね。短時間でジレンマもある良いゲームだと思うので、4人で4ディール勝負とすることにしました。2ディール目で読みがまったく外れてしまい6点しかとれず、それが響いて勝てませんでしたが、久し振りに「フリンケピンケ」の世界を楽しめました。他のプレイヤーよりチップが1枚少なかったらプラス2点というのは「フリンケピンケ」だけのルールで、のちのリメイクには採用されていないのですが、自分はこのプラス2点ルールは結構良いルールだと思っています。
結果:ボー 85、自分 76、たかりん 75、ぢ~ぷ 69
近衛兵 Die Prätorianer(古代ローマの新しいゲームより)
(プレイ時間 15分)
最後にもう時間が余りないということで、運試しのめくりゲーム「近衛兵」です。河原さんとボーさんはリスクを恐れずに、どんどんめくってバーストしまくりで、遅れを取り戻そうとさらにバーストが続くという悪循環でした。ひろさんと自分は着実に得点を重ねていきましたが、最後はひろさんが一気に勝利を決めました。単純ながら盛り上がるゲームです。
結果:ひろさん 99、自分 89、たかりん 45、河原 31、ボー 18
草場純
私もフリンケピンケの2点プラスルールはよいルールと思います。ちょっと微調整的ですけどね。
けがわ
そうですよね。でもこの2点ルールのおかげでスタートプレイヤーがそれほど強くならないので良いと思います。まあ人数分のディールを遊べばどちらでも大差ないのですが、2点ルールが無いとより「自分の番で終わらせる」のが重要になりますね。