夕方頃到着すると、既にたくさんのプレイヤーがおりテーブルもほとんど埋まっていました。なんとか1テーブルを確保してから、プレイ開始です。この日は「花火」「モンスター」「死者の日」などつかみ所の無い不思議なゲームをたくさん遊びました。
花火 Hanabi(花火 & 生け花 より)
(プレイ時間 各35-40分)
まずは持参した協力ゲームの花火です。カードスタンドの持ち合わせが無く、手札として持って遊びましたが、特に問題はなかったです。ただ、プレイアビリティの面から言えばカードスタンドはあった方が良いでしょう。自分はどうもポーカーフェイスが苦手なので、人がカードを捨てたりヒントを言ったりするとそれに対しての感情が顔に出てしまうようです。お面のようなものをかぶって遊ぶのが良いかもしれません。
今回は2度遊びました。1戦目は「どうして誰も自分にヒントをくれないのか?」と言うと「じゃあどういう手なのか写真を撮ってあげますよ、後で見てください」と言うタナカマさん。写真はそのときタナカマさんが撮ってくれたものですが、なるほどこれはひどい手ですね。でも青の5だけでも「これは5です」と言ってくれれば他のカードを捨てられたのに。2戦目は緑の1が終盤になるまで現れず、かなり大変でした。1は3枚もあるのですが、難易度がカードの出方によって格段に異なるとすれば、ゲームのシステムとして潜在的に粗い部分があるのかもしれません。いまのところは非常に面白く感じている協力ゲームです。とりあえずは5人で20点超えを目指すのが良いかな。
結果(花火師:タナカマ、おりと、さくや、シミーズ、自分)
1戦目:18
2戦目:17
ウルル Uluru
(説明 5分 プレイ時間 15分)
鳥が夜になると動物になって、お互いのわがままを言うのでそれを満たしてあげるというようなテーマの、リアルタイムのパズルゲーム。条件は8枚のカードを置くことによって決められ、カードの種類によって難易度をかえることができます。カードをオープンにしたらスタート。時間内に8つすべての条件を満たさなければなりません。条件には「特定の鳥の隣り」「特定の鳥と向かい合わせ」「ボードの特定のエリアに置く」「特定の鳥と角を挟んで隣り」などがあり、すべてを満たす解を探すのはなかなか大変です。最初は見落としが多くてペナルティを多く喰らってしまいましたが、最後には大分コツがわかってきました。序盤からミスが少なかったタナカマさんの勝利でした。
結果:タナカマ 5、さくや 6、自分 7、どきゅん 8
モンスター Monsta
(プレイ時間 25分)
今回で2回目の不思議な感覚の競り/セットコレクションゲーム。場の2枚のカードを競るだけのために、あまり多くのカードを出してはまずいのではと前回は思っていたのですが、今回はみんなが5枚から8枚ものカードを引き換えに出して競っていたので、競り落として自分のカードが大量に減ってもすぐにまた増えるというリズムになっていきました。また競り用に出してあるカードは手札枚数にカウントされないので、手札最小枚数の特典として1枚もらえる可能性が高まります。なんとも不思議なダイナミクスを持ったゲームで、つかみどころがなく、現時点ではそのつかみどころのなさが魅力的です。
結果:ストーンR 15、さくや 12、草場 8、どきゅん 7、自分 5
死者の日 Dia de los Muertos
(プレイ時間 45分)
プレイヤー間のカード交換が多発するトリックテイキングの異端児。細かいルールなどは以前のレポートに書いているので繰り返しませんが、トリックテイクと言っていいのかと思うくらいプレイ感覚は異なります。1の交換のカードでパートナーと手札の情報を探り合ったり、高い数値のカードが手札に無いときは、左隣に得点カードを取らせてそのプレイヤーの良いカードを奪ったりなど、なんだかよくわからない感覚です。スートの縛り(このゲームはマストノットフォローという珍しいタイプ)で取れると思っていたトリックも取れなくなったりなどということも何度か起こりました。
食べ物カードが全部で9枚あるので、よほどのことが無い限り過半数の食べ物カードを取ったチームが勝つような気がします。そうでないケースがあると面白いのですが。今回も食べ物を5つ獲得したチームの勝利。
結果:さくや&はじめ 5、シミーズ&自分 4
帝国 Imperium(古代ローマの新しいゲームより)
(プレイ時間 12分)
最後に10分でできるゲームということで帝国です。最初は10分で終わるということを信じてもらえませんでしたが、終わってみればきっかり10分でした。これだけの短時間で、エリアマジョリティやトークンのリソース管理などそこそこ考える要素はあります。もう少し時間があったら30点先取ルールの方が面白いと思います。
結果:ぢ~ぷ 17、シミーズ 17、自分 16、はじめ 15、さくや 12
シミーズ
いつも楽しい時間をありがとうございます!
花火の画像ですが、タナカマさんがそう言ったとき(すなわち、スタートから3-4周けがわさんに誰もヒントをあげなかった数周)には青の5はありませんでしたよ。
業を煮やしたけがわさんは1枚カードを捨てて、青の5(画像の)を引っ張ってきまして、これはその写真です。
ですから青の5の代わりに、けがさんが捨てたカードがあったわけですが、たしか黄の2だったような・・
でもそれは出来過ぎてる気がします。
黄色だったような気はするんですがねえ・・。
タナカマ
「花火と生け花」、評判に違わぬ面白さでした。
スポーツでアイコンタクトがバシッと決まった時のような感覚を随所に味わうことの出来るゲームで、ちょっといままでにない味わいでしたし。
またやりたいですね。
ちなみに、手札は、シミーズさんの言うとおり、最初は黄色の2でしたよ!
そりゃ、他の人に対してヒントだしますよ!(笑)
ヒントを出してもらえないのもヒント、みたいに考えるのがいいのかもしれません。
けがわ
花火が紹介できて良かったです。そうなんですよね「ヒントを出してもらえないのもヒント」なのですよね。2巡くらい誰もヒントをくれなかったらどんどん手札を捨てて青いチップをもらっても良いのかもしれません。
いやいや、なんかまだまだプレイ上達の余地がたくさんありそうです。
草場純
ヒントがないのはよいヒント。