ティカル2 失われた寺院 Tikal II: The Lost Temple
(説明 15分 プレイ時間 120分)
1999年にクラマーとキースリングのコンビで出た「ティカル」はアクションポイント制の元祖だと言われています。去年(2010年)に続編の「ティカル2」が出ましたが、テーマは同じもののメカニクスはアクションタイルのドラフトとなっており、プレイ感もかなり異なるものになっています。なお「怖い顔3部作」などと呼ばれている「ティカル」「ジャワ」「メキシカ」と同じサイズの箱で、パッケージも陰で「怖い顔」が描かれているところなどはお洒落です。マニュアルにも漫画があり、クラマーとキースリングの探検物語風になっています。
ボードは神殿の全体図を表していますが、ゲーム開始時にはその一端しか明らかになっていません。ゲーム終了時にはこの神殿の内部がすべてタイルで敷き詰められることになるのです。プレイヤーはボード上に2つのコマを持っています。ひとつはこの神殿を探検する探検家。色だけでなくプレイヤーごとに形も異なっているという凝りようです。もうひとつは川を下るカヌーのコマ。ボードの周囲は川の絵が描かれており、様々なアクションタイルが並べられているのです。
手番にはこれらのコマを順番に両方動かします。まず、カヌーを好きなだけ時計回りに動かし、アクションタイルを1つ得ます。途中には既にもっている神殿の鍵を落としてしまう場所などがあるので、あまり好き勝手に何周も進むとそれだけ鍵をキープするのが大変になります。アクションタイルは、遺跡タイルを得る、秘密の通路タイルを得る、カードを得る、神殿のタイルを1枚得る、神殿の鍵を得る、神殿の得点を得る、などがあり、遺跡タイル、カード、神殿タイルは上から3枚を見て好きなものを選ぶというようになっています。ちょっと面白いのは、選ばなかった2枚はその山の上に戻すというところです。
六角形の神殿タイルは1-2辺にドアがついており、ドアと同じ色の鍵を持っているプレイヤーだけがそこを通れます。ドアや鍵の色は5色あり、これらを得るときにも鍵として得るか、ボーナス得点として得るかなど一工夫あります。また、どうしても自分の持っている鍵だけで行けないところには、秘密の通路タイルを使って行くことができたり、遺跡はタイミングよく相場の高いときに勝利点に換算するようにしたりと、いろいろと考える要素があります。
「ティカル」のアクションポイント制よりはスムースにゲームが進みますが、それでもかなり時間がかかりました。あと要素がかなり多く、焦点が少々ぼやけてしまっているように感じます。遺跡タイルの相場ディスクなど、あまり必要でないサブシステムに思えるのです。
結果:自分 139、すぎやま 130、月斎 129、一ノ蔵 122
グラディエーター Kampf der Gladiatoren
(プレイ時間 75分)
久し振りのクニツィアのダイスフェスト「グラディエーター」です。月斎さん持ち込みですが、まだ未プレイでコンポーネントがパンチアウトされていなかったので、みんなで抜きながら説明。各自4人のグラディエーターが乗った枠3台を持つのですが、目的は最後まで生き残ることではなく、たくさんの敵や動物を倒すことです。負け抜けがなく、自分のグラディエーターをすべて失っても、動物を使って戦えるのですが、動物で動物を倒せないので得点を伸ばしずらくなります。
今回は5人プレイでしたが、5人はちょっと多いですね。序盤、一ノ蔵さんが好調でしたが、中盤からはユリチョフさんが得点をのばして勝利。
結果:ユリチョフ 21、山田@ 16、月斎 16、一ノ蔵 10、自分 10
バベルの塔 Der Turmbau zu Babel
(プレイ時間 55分)
前回、一緒に遊べなかったということでまた持ってきていただいた「バベルの塔」。最初は3人で遊ぶのが一番面白さがわかると思います。3人だと全体のカード枚数が少ないので、パスするタイミングも大切。なかなか決算が起こらず、自分が力を入れていた建物を最初に決算させられてしまったのはちょっと痛かったです(最初の決算だと8点にしかならない)。今回は珍しく7つも不思議が完成し、最後の20点は山田@さんにがっぽり稼がれてしまいました。
結果:山田@ 89、自分 86、月斎 79
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