秋葉原水曜日の会 2011.01.05

今年最初の水曜日の会です。まず草場さんとケルトカードやエカルテを遊んでから一緒に会場に向かいました。



ヘックメックジュニア Heckmeck Junior
(プレイ時間 15分)
まずは時間調整にストーンRさんと草場さんを誘ってのヘックメックジュニア。バーストが無いのですがヘックメックの面白さがよく出ていると思います。やはり同じ数字が2つあって1つ目は安心というところや、9虫の4点タイルを狙うにはバンズを3つ以上出さなければならないなど、良くできています。

結果:自分 8、草場 6、ストーンR 4



ベリシネベリシ Verish' Ne Verish'
(プレイ時間 20分)
前日に遊んだばかりなのに再度リクエスト。どういう作戦が効果的なのかがまだわかりません。でもとにかく面白いです。ウィキペディアなどではダウトと一緒の項目になっているのが残念ですね。ロシアのゲームとの事ですが、本国ロシアではどのくらい遊ばれているのか気になります。

結果:なべ(1位)、自分(2位)、草場(3位)、石塚(4位)、けろ(5位)



ぴっぐテン Pig 10
(プレイ時間 25分くらい)
これも前日に遊んだのですが、やはり大人数の方が楽しいですね。今回は6人で3ディール戦。さすが草場さんは場数を踏んでいるだけあって2位でした。0が7枚10が4枚というのは覚えていた方が良いのかな。あとカウンティングをするならば1や2の低い数字の枚数を覚えておくのは効果的かもしれません。

結果(3ディールの合計):田 54、草場 52、なべ 41、けろ 38、自分 32、石塚 22



ラー Ra
(プレイ時間 50分)
Ra20110105.jpgプロトタイプのラーです。正月の縁起物として持ってきました。ただ見た目は偽物のラーという感じです。ルールブックをまだ解読していないので、きちんとした違いがわからないのですが、ボード上でファラオによる失点がマイナス2でなくマイナス3になっていたので、そのルールを使って遊びました。ラーを遊ぶ事自体が結構久し振りな気がします。5人なので多少は流れに任せるしかないのですが、やはりラーは面白いという事を再度実感しました。このプロトタイプ版では、ナイルやモニュメントの色合いが異なっており、結構好きです。猫さんはラーは初めてと言っていましたが、気に入って頂けたでしょうか。

結果:自分 38、ミルオ 36、なべ 35、猫 28、石塚 23



世界の七不思議 7 Wonders
(説明 15分 プレイ時間 各30分)
7Wonders20110105-1.jpg去年のエッセンでのナンバーワンの人気作です。7人までできること、慣れれば比較的短時間で終わることなどが人気の秘訣のようです。確かに7人でできて楽しいゲームというのはパーティーゲーム以外は非常に限られていますので、これからのよいマーケットになるかもしれません。

各プレイヤーは七不思議のうちどれかを担当します。ゲームは3ラウンドを通して行われ、各ラウンドでは対応したデッキを皆に配ってドラフトをしていきます。全員が配られたカードから1枚選んで残りを隣にまわすのです(1、3ラウンドでは時計回り、2ラウンドでは反時計回り)。これはMtGの世界ではブースタードラフトなどと呼ばれているものらしいのですが、自分は詳しくないのでわかりません。近年のゲームだとフェアリーテイルやノートルダムと同じ方式です。ドラフトしたカードは、場にプレイするか、裏向きにして、世界の不思議の1部分を建築するか、破棄してお金を得るかのどちらかです。これを繰り返し、最後の2枚のうち1枚をドラフトして使用したらラウンド終了です。基本的な流れはシンプルです。

カードには、灰色、緑、赤、青、黄色などがあり、原材料を産出するもの、軍事力となるもの、勝利点となるものなど様々で、場に出す為には原材料やお金などのコストがかかるものが多いのですが、既に特定のカードを場に出していればコストが無くなるなどカード同士のつながりも重視されています。また原材料に関しては、両隣のプレイヤーが産出するものもお金を払って使う事ができます。これらの膨大なパラメーターを処理しつつ、勝利点獲得を目指すのです。この勝利点もいろいろな獲得方法があり、例によってお金まで勝利点になります。

7wonders20110105-2.jpg2回ほど遊んだのですが、自分はこのゲームを余り評価していません。まず短時間ゲームをめざしているにしてはパラメーターが多すぎます。原材料の種類も多いし、軍事力まで必要があったのでしょうか? 次にプレイヤーインターアクションがほとんどありません。多少慣れてくれば特定のプレイヤーに特定のカードを取らせないようにするということはできると思いますが、このカード交換のシステム自体が好きではないので面白みを感じないのです。それ以外のプレイヤーインターアクションは両隣のプレイヤーとの原材料売買や軍事力比べだけ。なんとも薄めのゲームです。さらに言えば、世界の不思議を建築するというテーマは非常に取って付けたもののように思えます。同テーマの「バベルの塔」もテーマが云々と言われていますが、自分にしてみればバベルの塔のシステムの方がよほどテーマに即しています。なんといってもシステム上8つ目の不思議は無いのですから。

厳しい事を書きましたが、一般的には評判が良いので試してみると良いでしょう。

結果
1戦目:Kai 55、石塚 46、猫 39、自分 39
2戦目:猫 45、自分 45、石塚 42、Kai 37



象のトランペット Trötofant
Troetofant20110105.jpgこの日の最後は、見た目も派手な象のトランペットです。ひもぜんまい式でくるくる回る大木を模した塔には長短さまざまな長さの枝が24本ほど乗っています。プレイヤーは縁日などで売っている吹くとくるくると出てくる笛をつかってこの枝をつかみ取り、自分の得点ボードにうまく落とすのです。何という素晴らしくも馬鹿げたアイディアなのでしょうか? ただし枝にはマイナス点となるものもあり、これは裏側に描かれてあるので見ただけではわかりません。取ったときに枝がくるくると回るので、それを見て瞬時に判別するのです。プラスは自分のところに、マイナスは他人のところに。7回遊びましたが、リズムに乗ると、吹いて枝に近づけ、吸って巻き取りながらプラスかマイナスの判別をし、吹いて自分か他人のボードに落とし、枝に近づけ、吸ってまた巻き取るというように、最低限の動きでかなりの枝を取る事ができます。もうこのゲームは最高ですね。

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