この日の水曜日の会では、ディスカバーインディア、ピッグテン、ニューロンという新しいゲームを遊ぶことができました。カメラのセッティングがおかしかったので写真は少々ぼけていますが、ご了承ください。
どうぶつしょうぎ Let's Catch The Lion!
(プレイ時間 各3-15分)
日曜日の江戸川のゲーム会に引き続き、ゲーム会の始まりは草場さんとのどうぶつしょうぎです。今回は安南ルールというバリアント(フェアリー)を教えてもらいました。このバリアントでは縦に2つコマが並んでいるときには、前のコマは後ろのコマのルールに従って動くのです。例えば、縦に、ひよこ、きりん、ぞう、と並んでいたら、動き方は、きりん、ぞう、ぞう、となるわけです。2回遊びましたが、1回目は3分で負けてしまいました。2回目は粘りましたが、フェアリーに慣れている草場さんには敵いません。でもなかなか面白いルールですね。
結果:0勝2敗
ディスカバー インディア Discover India
(プレイ時間 70分)
ディスカバーインディアはコルネットがクイーン社から出した新作です。その名の通り、インド国中をまわり、集めたトークンをパズル的に配置して勝利点を稼いでいくというゲームです。トークンは10色のうち単色と2色が描かれているものがあります。手番には直前のプレイヤーのコマから隣接するマスに自分のコマを置き、そこにあるトークンを取るだけ。取ったトークンは個人のボードに置き、これが埋まるとゲーム終了です。個人のボード上では同色のトークンは3つ以上つながっていなければ得点になりません。ただ同色を集めるだけではダメなのです。トークンが3、4、5、6、7、8繋がっていると、2、3、5、7、10、13点となります。差分が1から3に増えていき効率的になるので、7から8連続をつなげるのは勝利の為には必須です。
それ以外にもカードを集めることによる得点や、トークンを1つ余分に取っておけるなどの要素はあるのですが、毎手番の選択肢が狭く、長期的な戦略も5人では立てられない為に非常にタクティカルで、閉鎖感がありました。トークンは色によって数が違うのですが、そのあたりがこのゲームではあまり生かされていないと思います。
結果:まるむし 47、自分 40、猫 34、草場 34、ミストラル 31
ぴっぐテン Pig 10
(プレイ時間 3ディール20分)
国産ゲームノイ Neu のようなカウントアップ系なのだが、それよりもずっとよく考えられている楽しいゲームです。カードは0から10までがあり、手札は3枚。1枚プレイし1枚補充。プレイされたカードを加算していき、ちょうど10になればカードを取って得点となる(1枚1点)が、11以上だと、直前のプレイヤーがそれまでのカードを取ることになり、自分が出したカードが次の台札となります。よって10にできなくても8や9にしておけば、自分の得点となる確率は高いです。10を出してバーストすると、自分が出した10のカードだけは取れます。5のカードは5を足すか引くかを選択でき、0のカードは和を0に戻します。よって0の次に10を出せば大量得点ということもあり、10は一概に悪いカードとは言えません。さらに出したカードがそれまでの和か直前のカードと同じならば、和を出したカードの数値にできるのです。このルールがありそうでなかったルールでゲームにプレイの幅を広げています。
今回は7人プレイでおそらく少々多すぎだと思います。3-4人ほどで、できれば手札を多めにすると、ちょっとポイズンのような、より戦略的になるかなあと思いますがどうでしょうか。
結果:まるむし 49、猫 40、自分 37、あしかわ 33、ミストラル 28、草場 26、くるみ 25
ニューロン Neuron
(プレイ時間 95分)
クニツィアの今年の新作のひとつなのですが、エッセンでは探しても見かけなかったというマイナーなゲームです。取り出してみると、くるみさんがかなり興味を持った様子。これは遊んでみるチャンスとすぎやまさんとHiroさんを誘って遊ぶことにしました。スタートタイルをランダムに中央に置き、手番には1枚のタイルをつなげて同色のネットワークで繋がっているタイル数を数えるだけです。このとき、同じタイルでも異なる色で繋がっていれば別々に計算します。タイルは六角形と正方形の2種類が付属しており、六角形ではシンボルは各辺にあるので6つ、正方形ではシンボルは各辺二つなので8つ描かれています。初級ゲーム、中級ゲーム、上級ゲームと3種のゲームができるようになっており、初級では六角形タイルを、中級と上級では正方形タイルを使います(つまり両方のタイルを混ぜては遊びません)。初級と中級ではタイルの辺と辺を一致させますが、上級ではタイルを半分ずらして置くことができます。
4人なのでスタートプレイヤーを順に担当する4ラウンドで1ゲーム。今回は初めてなので、色々と試す意味も込めて初級、中級、上級、上級というように遊びました。初級の六角形タイルだと繋がりすぎてしまうのでいまひとつ。中級や上級の方が面白く、とくに上級だと自由度が高いので色々な置き方が考えられます。理想的には自分が大量得点をしつつそのもとになる色を完全にブロックすることなのですが、タイルの引き運もある為になかなかうまくはいきません。パズルとゲームの中間のような感じで、4人はおそらく多すぎで2人か3人が良いかと思います。途中まではリードしていましたが、真剣なまなざしのくるみさんや、クニツィア好きのすぎやまさんに終盤で逆転されてしまいました。また近いうちに遊んでみたいです。
結果:すぎやま 168、くるみ 165、自分 158、Hiro 150
帝国 Imperium
すぎやまさんが「古代ローマの新しいゲーム」を遊んだことがないというので、短時間で遊べる「帝国」を出してみました。日曜日に5人で遊んだばかりですが、4人のほうがやや適正かと思われます。好評だったので、また持ち込みたいと思います。
結果:自分 24、Hiro 23、すぎやま 20、れのん 17
トリックマイスター Stich-Meister
(3ディールのみ30分)
最後に、たけるべさんを交えてのトリックマイスターです。たけるべさんは初プレイですが、トリックテイクマニアのたけるべさんと遊ぶには最高のゲームの一つかもしれません。時間の関係で3ディール打ち切りとなりましたが、このゲームらしい切り札や点数システムの変更などいろいろと楽しむことができました。これも購入決定かなあ。
結果:すぎやま 6、自分 4、Hiro 2、れのん 0、たけるべ 0
このあとは水曜日の会の忘年会です。会場の不備で始まるまでに時間がかかったりというアクシデントがありましたが、タナカマさん主催のパーティーゲームなどもあり、おおいに盛り上がりました。水曜日の会は一時帰国のたびに本当にお世話になっています。これからもよろしくお願いします。
あきお
ん? ぴっぐテンのルール間違うてない?
バーストしたときはそのバーストしたカードを含めて前のプレイヤーが貰えるので、台札はないで。
まあ、日本語訳の方が間違ってる恐れがあるけど、例をみてもそうなってるから間違いないかと。
タカハシ
ピッグ10は過去最高レベルにつまらなかったんですよね~^^;
10のカードは前の人が0を出してくれるという限定条件でのみ有効で、それ以外ですと前のプレイヤーにみすみすカードを渡さないようにプレイしようと思うと残ったカードのいずれかをプレイするしかなく、単に手札を圧迫されるだけで非常に辛かったです(まぁ3枚揃う私も大概ですがw)。
おそらく多人数でセッションしたのが一番の要因だと思うんですけど、この作品はどうにもならない感が強すぎるような気がしましたw
「低人数」、「手札増」はセッションに参加したほとんどの方が感想としておっしゃるほどでしたよ(笑)。パーティー(大人数)ゲームとしてはちょっと難アリかもしれませんね。
けがわ
>あきおさん
自分が持っているゲームではないのでわかりません。いまルールを確認してもらっています。
>タカハシさん
偶然そちらのレポートと同時期でしたね(ぴっぐテンとディスカバーインディア)。10は0の後だと大量に取れるし、(自分の教えてもらったルールが間違っていなければ)そうでなくても1枚確定なのでそんなに悪いカードではないですよ。どこかルールを間違っているのでは? って書き込みしようと思ったら、自分の教えてもらったルールに間違いがあると言う可能性も出てきました。
けがわ
すみません。どうも教えてもらったルールが間違いだと言うことが分かりました。正式なルールだと10のカードの価値が半減しそうですね。タカハシさんの言い分もわかるような気がします。じつはこの間違ったルールは秀逸なバリアントなのかも知れませんよ。
正式なルールで今度遊んでみますが、エスカレーションなどのほうが戦略的な気がします。
本文はそのうち直しておきます。指摘して頂いたあきおさん、どうもありがとう。