秋葉原水曜日の会 2010.11.17

先週に続いて水曜日の会に参加しました(先週はレポート未執筆)。一緒に遊んでくれた方、どうもありがとうございました。ヘックメックのバリアント、ヤニブをもとにしたバンジー、軽いワーカープレイスメントライクな泥棒家業、そして軽いパーティーゲームのスティッケムアップ(手を挙げろ!)など様々なゲームを遊ぶことができました。



ヘックメックバーベキュー Heckmeck Barbecue
(説明 5分 プレイ時間 25分)
HeckmeckBBQ20101117.jpgヘックメック、すしゾック、ミニヘックメック、ヘックメックジュニアとヘックメックシリーズも数が多くなりましたが、今回のヘックメックバーベキューはボードとコマが付いています。箱は立方体なので持ち運びが面倒なのですが、箱の中の仕切りがそのままボードになっているという斬新な作り。点数となる青と赤の虫コマはチョロギのようだし、カタツムリコマは羽根取り競争のうんちのようです。

ヘックメックとの違いはサイコロの目。1、2、3、4、5、虫、だったのが、1、2、3、4、虫、6となっているので虫と6のどちらを固定するかというジレンマが少し強くなりました。得点を得る為の最低合計値は21から23に引き上げられ、振って出した合計値のところに自分のチップを置いて得点します。面白いのは、自分のチップが2枚になるともう自分も含めて誰もその合計値では得点できなくなるところです。ところが自分のチップが1枚だけだと、他のプレイヤーのチップに置き換えられ、その場合にはそのプレイヤーは自分の得点を奪うことになります。このあたりがバックギャモンのブロックに似ていると何人かが口々に言っていました。

バーストが起こると、チップの無い最大の値にカタツムリが置かれます。カタツムリがある値を出すと自分のチップは置かずにカタツムリがもらえます。これは1つ3点なのでかなり大きく、またその場所がチップを置く争奪戦の場所になるなど良くできています。

ヘックメックは2人か3人が理想で4人以上だとタイルの奪い合いが増えてゲームが必要以上に長引くのですが、このヘックメックバーベキューは5人でもまったく問題なく収束しました。そういう意味では改良されて進化したヘックメックですね。

結果:娯楽堂 11、自分 7、草場 6、かつまた 5、タナカマ 3



バンジー Bungee
(プレイ時間 20分)
Bungee20101117.jpgバンジーは手札の合計値を5以下にするゲームです。手番には、手札から捨てて山札から1枚補充するか、捨て札の1番上のカードを取って手札から捨てるかのどちらかを行います。手札から捨てるのは同位札なら何枚でも構いません。こうして手札の数値合計が5以下になったら「バンジー」と宣言してあと1巡で終了。その1巡で手札5以下になったプレイヤーもバンジー宣言が出来ます。バンジーを宣言したプレイヤーの中でもっとも合計値が低いプレイヤーが勝ちます(マイナス10点です)。他のプレイヤーは手札の数値だけ失点(プラス点)となります。なおバンジーカードはバンジーが成功すれば0と数えますがそうでないときは10点。さらに毎ディール異なった数値が、そのディールの特別の数値カードとして0と数えられます。

たったこれだけのルールなのですが、なかなか面白い。手札を減らす為に同位札を集めて、それをまとめて捨ててバンジーを目指します。また誰かがバンジー宣言をするタイミングを見計らって被害を細小にするのか、それともいちかばちかバンジーができるような賭けに出るのか、とドキドキします。タナカマさんが持ってきてくれたこのゲーム。5人だったので5ディール行いましたが、タナカマさんは何度もバンジーを成功させて最終的にマイナス17点のダントツトップ。草場さんによれば、イスラエルのヤニブとほぼ同じゲームのようです。ヤニブは以前教えてもらったのですが、どんなゲームか忘れてしまったのでまた遊んでみたいですね。

結果:タナカマ -17(勝利)、草場 31、自分 33、おりと 51、松原 78



泥棒稼業 Langfinger
(説明 10分 プレイ時間 30分)
Langfinger20101117.jpg短時間でできるワーカープレイスメントというのが売りのゲーム。自分はワーカープレイスメントというシステムが苦手であまり面白みを感じないのですが、Raelさんは、このゲームはそんなワーカープレイスメント嫌いの自分でも遊ぶ価値があるとのこと。基本的にはセットコレクションで、道具カードを集め、その道具の組み合わせで財宝カードを得て、さいごにその財宝カードを得点化するという流れです。ボードは5つに分かれており、道具カードを2枚ドラフトする、財宝カードを1枚ドラフトする(2カ所)、道具カードを交換する、財宝カードを得点化する、となっています。これら5カ所に1人3つあるワーカーを置いていき、その後時計回りにひとつずつ処理していくのです。

誰かが20点を突破したら終わりなのでRaelさんが言っていた通りにゲームの終わりはすぐにやってきました。それが読めずにカードを溜め込んでいた自分は大敗です。ところで思ったのですが、これはワーカープレイスメントなのでしょうか?ワーカープレイスメントと言えなくもないですが、ワーカーを置いてもそこでどの道具カードや財宝カードがもらえるのかが不確定なので、どちらかと言えばビディングゲームに近いと思いました。

結果:ユリチョフ 21、杉山 18、Rael 16、かつまた 14、自分 8



コンテナ Container
(プレイ時間 100分)
Container20101117.jpg先週の水曜日の会でコンテナがやりたいと言っていたら、ユリチョフさんが持ってきてくれました。コンテナをプレイ人数の3倍使うショートゲームです。今回は積極的に競りに勝ちにいき、最後にはコンテナの価値ではトップでしたが現金が20しか残らずに最下位になってしまいました。終始みんなのノリが良く、商売ゲームの楽しさを素で味わうことができました。写真は杉山さんが出荷した白黒荷物の船。

結果:杉山 112(67+45)、ずーあー 100(76+24)、ユリチョフ 97(46+51)、タナカマ 96(24+72)、自分 89(69+20)
(括弧内はコンテナ+現金)



チョコレート Scho K.O.
(プレイ時間 15分)
SchoKO20101117.jpg見た目の可愛らしいチョコレートのゲーム。ホワイトチョコレートとブラックチョコレートに分かれ、自分の色の最大エリア拡大を目指します。今回は2段目に重ねられる赤いタイルで最後に逆転されてしまいましたが、良い勝負でした。タイル構成を把握していなくても十分楽しめますが、そろそろタイル構成を覚えて、戦略的に遊んでみたいです。

結果:ユリチョフ 26、自分 24



サギ師 Hochstapler
Hochstapler20101117.jpgここでクニツィアの北米ではほとんど知られていないゲーム「サギ師」です。カード構成を覚えておくことは大切で、0が3枚、1から5が各2枚、6と7が各1枚ずつなので、7人だと最低で6、最高で34となります。パーティーゲームのようで、誰が何をビッドしたかというところから推理できる部分も多く、考えどころもあります。7人で軽く1回プレイ。



手を挙げろ! Stick 'em Up
StickemUp20101117.jpg最後に草場さん持参の怪しいゲーム。なんとカードは手書きだそうです。カードにはガンマン、保安官、手を挙げている人、挙げてない人の4種類があります。手番にはデッキから1枚を手札にするだけ。それがガンマンや保安官の場合には他のプレイヤーの誰かを任意に撃つ、または逮捕します。撃った相手がガンマンだと自分の負け。手を挙げている人だと何も起こりません。手を挙げてない人や保安官を撃つと撃たれた方の負けです。保安官は相手がガンマンのときに限って逮捕できて相手が負けます。こうして負け抜けを繰り返し、最後の一人になれば勝利。運の要素がかなり高いゲームですが、軽いノリで楽しめます。ギークにも登録されているゲームですが、どうもルールが異なるようでそちらのルールでも遊んでみたいです。

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