東京の三鷹に8月20日にオープンしたばかりのボードゲームショップ「テンデイズゲームズ」。定休日のこの日は店長であるタナカマさんに誘われて、店舗見学も兼ねてテンデイズゲームズで遊びました。テンデイズゲームズは以前はインターネットでの通信販売だけだったのですが、やはり実際にお客さんに実際にゲームを見て欲しいというタナカマさんの意気込みで店舗をオープン。テンデイズラジオやピコピコカルチャージャパン タナカマコトの「手番ですよ。」など精力的な活動を続けるタナカマさんのお店ということで個人的には期待している店舗のひとつです。駅からも近く、写真の緑色の看板が目印で迷うことは無いでしょう。
以前のネット販売のときから厳選したセレクションで、ゲームソムリエのタナカマさんらしさが伺えましたが、この実店舗も同様にこだわりが見られる品揃えです。また、すべて木製の棚を使っていてなかなか落ち着いた雰囲気です。中央には大きなテーブルもあり、ここで実際に遊ぶことも出来るようになっています。小さいながらもクニツィアコーナー(写真)があるのが、ファンとしては嬉しいところ。暫く店舗を見学させてもらってから、タナカマさんの奥さん(アッキーさん)と3人でゲームを楽しみました。
ケルトスパイラル Keltis: Das Orakel
(説明 10分 プレイ時間 35-40分)
初プレイのケルトスパイラル。カードはケルトと同じ110枚ですが、それぞれのカードには通常の数値の他、巫女が進める数字(1ー5)も書かれています。ボードは一本道で中央までスパイラル状になっており、出したカードに対応した色の次のマスに進みます。願いの石のマスはその直前も同じ色になっていたりと意地悪にできており、考えられています。タイルには、ケルト同様に得点になるもののほか、次の指定された色のマスまで進めるもの、任意のマス目まで戻れるもの、自分の手札あるいは場札の列の最後の1枚を捨てられるもの、などがあり、とくに任意のマス目まで戻れるものをうまく使って願いの石を手に入れることが大切です。他にも願いの石の得点が2倍3倍になる鏡タイルなどもあり、考える要素が増えています。また、自分のコマの代わりに巫女を動かすこともでき、巫女を自分のいるマスに誘導すると5点もらえます。これは強力なのですが、自分のコマが動かないのであまり巫女にとらわれていると勝てません。今回は大敗しましたが、巫女の誘惑に負けたのが原因でしょう。
結果
1ゲーム目:アッキー 66、タナカマ 61、自分 59
2ゲーム目:アッキー 86、タナカマ 77、自分 71
チグリスユーフラテス Euphrat & Tigris(ペガサス版)
(プレイ時間 各60-80分)
続けてタナカマさんの提案でチグリスユーフラテスです。アッキーさんは一度遊んだけどルールを覚えていないというので一応おさらいをして、それからまずはクラシカルマップで、2ゲーム目は新マップで遊びました。文明の建物は使いませんでした。アッキーさんはゲームの勘所が良く、さりげなくモニュメントを独占してきます。そんななかバランスよく得点を得たタナカマさんが2回とも勝利です。これは次回のリベンジの為に腕を磨かなければ。
1ゲーム目:タナカマ 11-12-12-14、アッキー 11-11-12-27、自分 9-9-11-16
2ゲーム目:タナカマ 13-13-13-14、自分 12-13-15-17、アッキー 11-12-14-15
同じゲームを2度遊んだため2種類だけでしたが、エッセンの思い出話などしながらじっくりと遊ぶことが出来ました。どうもありがとうございました。
たっくん
ケルトスパイラルはなかなかいいですよね。
ちなみに、初期の頃はオラクルと呼ばれていたと思うんですが、どっちが正式名称なんでしょう?
私はやっぱり、シンプルな初回作のケルトが断然好きですが、これもなかなか好きです。
信託の巫女で地道に稼ぐのが性にあってるかなぁと。
スパイラルのタイルはちょっと強力過ぎな気がしてイマイチですね。
チグユーは私には合わないんですよねー・・2人プレイでも楽しいと評判のペガサス版をいっぺん試してみたいところですが。。
けがわ
まだゲームショップで販売される前に個人輸入で手に入れた方はドイツ語のタイトルのままケルトオラクルと呼んでいたと思います。その後、ほとんどのゲームショップが邦題をケルトスパイラルとしたので、当データベースもこれに倣っています。どちらが正式というのは難しい問題で、一つのゲームに複数の邦題があるケースはかなり多いですね。データベースを管理する側としては統一して欲しいのですが、それが難しいことも分かるので別名などの項目を設けて検索に引っかかるようにしています。データベースでは一番知られていると思われる名前を邦題にしています。
自分はケルトシリーズはスピンオフの方が好きかもしれません。ケルトタイルとケルトカードは両方とも傑作だと思います。
ケルトスパイラル(オラクル)のスパイラルタイルは強いかもしれませんが、全員が使えるのでバランスを崩しているとは思いませんでした。むしろ自由度があるので(何マスでも戻れる)好きな要素の一つです。
チグユーは最初はやはり3人か4人が良いと思いますよ。特に3人だとやりやすいと思います。まあ合わないゲームを無理して遊ぶ必要はないと思いますが、もし機会があるのならば3人の標準マップが最初はおすすめです。
2人でもおすすめというのは、ペガサス版ではなくてカード版のことだと思います(多分)。
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ところで、タナカマさんもレポートを書いてくれました。以下がタナカマさんのレポートへのリンクです。
http://tanakama.seesaa.net/article/170158925.html