去年に引き続き、今年もドイツのエッセンで行われるシュピール(エッセン国際ゲーム祭)に行ってきました。今年の主な目的は、去年同様に中古ゲームを探すことに加え、色々な人に会ってシュピールを楽しむことです。特に最終日にはクニツィアに45分間のインタビューをすることができ、非常に充実した時間を過ごせました。今年はビザの関係で10月12日から27日と15日間もヨーロッパに滞在することができました。アメリカからヨーロッパ経由で日本までという片道チケットで最安値のものを買ったために、ドイツ着はフランクフルト、ドイツ発はデュッセルドルフという変則チケットです。日本への一時帰国を兼ねている為に大箱のゲームは買うことができませんでしたが、それでも最終的にはいろいろと買ってしまいました。
10月12日にワシントンDCを出発。デルタ航空でニューヨークJFKへ、そこからシンガポール航空でドイツのフランクフルトに翌朝13日到着です。13日から18日までは、オランダのアイントフォーヘン Eindhoven に住む元同居人でもある旧友のイギリス人の家に滞在。そこからベルギーの首都ブリュッセルや、オランダの首都アムステルダムへ旧友と日帰りの旅を楽しみました。アイントフォーヘンでは、駅近くの繁華街にある、町で唯一のボードゲームショップ、 Jolies Spellen にも寄りました。大きなジェンガの置物が店の前においてあるのが印象的です。オランダなので999ゲームズの製品が多かったです。また6ニムトや11ニムトはそれぞれテイク5とテイク10になっていました。
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10月18日 月曜日
いよいよエッセン入りの日です。アイントフォーヘンからエッセンは列車で2時間強の近さなのですが、時間があったので旧友の勧めで南に遠回りしてケルンの大聖堂をみることにしました。ケルン Köln(独語)/Cologne(英仏語) はエッセンやデュッセルドルフがあるルール工業地帯を含むノルトライン・ヴェストファーン州 Land Nordrhein-Westfalen の最大都市で、ドイツ全体でも4番目に大きく、旧西ドイツ首都のボンから30分ほど北に位置しています。
「大聖堂はケルンのどの辺にあるの?」と以前ボンに住んでいた旧友に訊ねると、「駅を降りたら目の前だからすぐ分かるよ」と言っていましたが、本当に目の前でびっくりしました。写真はガラス張りのケルン中央駅構内から撮った大聖堂です。大聖堂の上まで行きましたが、狭い螺旋階段を延々と500段以上昇っていくので、汗だくになりました。ケルンの住民は毎日2ユーロ50セントを払って大聖堂に上れば、スポーツジムに行く必要などないのではないかとさえ思いました。大聖堂のあとは観光案内所に立ち寄ったのですが、そこのお土産売り場には、なんとボードゲームのコロニア Colonia が置かれていました。あとで調べると、ケルンという町の名前は、ローマ帝国の植民地の意味であるコロニアが語源だそうです。
ケルンで思いのほか長く滞在してしまい、エッセンに到着したのは夜11時くらい。エッセン中央駅 Essen Hbf からは地下鉄UバーンのU11で、エッセン旧市街中央駅 Altenessen Mitte が宿の最寄り駅なのですが、その終電に間にあうかどうかというタイミングだったので、中央駅では走って乗り換えました(日本語では Hauptbahnhof (Hbf) も Mitte も中央駅と訳されるが、Hbfは主要駅で交通の要衝を、Mitte は地理的な意味での中央を表すそうです)。宿は去年に引き続き、今年もショウコさんの経営する「エッセンの宿 Reese」です。リーズナブルでアットホームということもあって、この宿は人気があり、今回は自分はおのさん、神尾さんと同じ部屋に同室させてもらうことになっていました。エッセンの宿でショウコさん、ヴァイスさん、ストーンRさんと再会。同室となる、おのさん、神尾さんと、同行のkarokuさん、ふうかさん、髭親父さんも、夜中に到着し、一気ににぎやかになりました。
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10月19日 火曜日
朝、神尾さんといっしょに近くのスーパーREWEで食料調達。お好み焼きのようなものがパックされて売っていたのを見ていると、近くにいた主婦が「これおはおいしいわよ」と勧めてくれます。相手は片言の英語しか分からないのですが、調理の必要がないということが分かったので、買ってみることにしました。これはジャガイモをすりつぶしたもので、ハッシュブラウンっぽい感じでした。他には、わさびチーズや豚タン入りハムなど、面白そうなものを買います。もちろん、ニュールンベルガーソーセージやビターレモンジュースも忘れません。宿に戻ると神尾さんがおのさんと自分の分も一緒に食事を作ってくれました。神尾さんには滞在中ずっと食事を作ってもらって、本当にお世話になりました。
シュピールが始まるのは21日の木曜ですが、今年はプレスパスを得たために前日20日の式典や準備から参加しました。よってこの日、火曜日がシュピール前の唯一の自由な日です。ヴァイスさんとストーンRさんはケルンの古いボードゲームショップを巡る旅に出発。それにも魅かれるものがあったのですが、去年までボンに住んでいた旧友がヴッパータールの話をしてくれたのを思い出し、おのさんと神尾さんを誘って日帰りで訪ねてみることにしました。ヴッパータールには1901年に開通した世界最古の13キロほどの懸垂式モノレールがあり、そのモノレールから象が転落したという事件で有名です。
ヴッパータール中央駅 Wuppertal Hbf までは、エッセン中央駅 Essen Hbf から普通列車に相当するSバーンのS9を使って45分。こういうローカルな列車の旅も良いものです。ヴッパータールのタールとは谷という意味だそうで、谷間に沿って走るモノレールの路線が並行するようになります。日本の山間の温泉街のような風情のヴッパータール中央駅を降り、観光案内所でおのさんがモノレール情報とボードゲームショップの場所を聞き出します。残念なことに目的の1つであったモノレールはメンテナンスのため翌週の月曜まで運休中とのこと。その代わりに、モノレールから象が落ちた話を描いた絵本 Tuffi and the Suspension Railway (英語)を頂きました。これにはインドから来た子供の象の Tuffi がヴッパータールのモノレールに乗るまでが易しく書かれており、実は Tuffi が乗ったモノレールの車両番号は13番だった、などといわく付きなことが書かれています。落ちたのが川だったので怪我だけで済んだこと。また、ヴッパータールの町ではモノレールから象が落ちている写真の絵はがきが売られていますが、それらはすべて合成だそうで、決定的瞬間を撮影できたカメラマンは残念ながらいなかったこと、などの話もこの絵本で知りました。なお写真の象のぬいぐるみは、後日シュピールでヘックメックバーベキューを買ったときにおまけでもらったものですが、どうも Tuffi のような気がしてしまうので、一緒に撮りました。
気を取り直してヴッパータールの町でのボードゲームショップ巡りです。まずは個人経営の大きな玩具屋さん、その後、デパートやトイザラスと3カ所ほど回りました。デパートにはちゃんとヴッパータール版モノポリーも置いてありました。一応、ゲームは買わない予定だったのですが、どこでも1つは買ってしまいました。ブルームーンのフリットデッキ、ヘックメックジュニア、そしてポイズン、ペンギンパーティー、トパーズのチャック付き携帯版です。クニツィア率100%の買い物です。おのさんは、「羊のショーン・野菜サッカー」というBMM(ピクニック版ゲーム)や、マックロバーのリメイクを買っていました。
途中、休憩がてらに町の中央にある広場の露天で、昼食をそれぞれ買って噴水のそばで食べました。自分は、去年からドイツの食事では気に入っている魚 (Matjes という名前らしい)のサンドイッチ、それに加えてお腹がすいていたので小魚のフライの盛り合わせというメニューです。神尾さんはカリーブルストを食べ、おのさんは中華のホットアンドサワースープのようなものを飲んでいましたが、あまりおいしくなかったとのこと。
再びSバーンでエッセンまで戻って、夜はみんなで早速買ったゲームで遊びました。
遊んだゲーム
羊のショーン:野菜サッカー Shaun das Schaf Gemüsefußball
ヘックメックジュニア Heckmeck Junior (2回)
ひつじのショーン 野菜サッカー Shaun das Schaf Gemüsefußball
(プレイ時間 25分)
ボードは傾斜しており、そこに障害物を差して、最後に玉を転がし、玉がうまく4つのターゲットのどれかにたどり着けば、そこにある得点チップがもらえるというもの。手番には、障害物を差したり、手番順を取ったり、得点チップを置いたりを繰り返します。その後、手番順に玉を転がすのですが、2番手からは障害物を1つ動かせるのです。これが重要で1番手は完全にブロックされてしまうことが多いのですが、2番手は大量得点のチャンスが待っています。3番手以降は2番手と同じターゲットに入って0点となることも多いので、必然的に2番手の人気が高まるのです。ただし手番チップは1-5まであるので、1番手が取られないと2番のチップを持つプレイヤーが1番手になります。この辺りが難しいのですが、まあ子供用のゲームなのでこれでも良いのでしょうか? 評価に困るゲームです。
結果:ふうか 10、おの 9、自分 6、karoku 0
ヘックメック ジュニア Heckmeck Junior
(各10分)
ヘックメックとの違いはダイス目が5種類であること(虫が2面、パン、キュウリ、チーズ、ケチャップが1面ずつ)、バーストのペナルティがないこと(手番は終了となるが、既に固定したダイスの数値に対応するタイルを取れる)、同じ数値のタイルが2枚ずつあり、他のプレイヤーと場の両方にある場合は場から取ることを優先する、という違いがあります。ヘックメックよりも足し算が楽です。バーストが無くても結構楽しめるのが意外でした。手軽なので2回プレイ。
結果
1ゲーム目:自分 7、ふうか 5、おの 3、karoku 3
2ゲーム目:ふうか 6、karoku 5、自分 5、おの 3
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10月20日 水曜日
シュピール前日。この日は朝11時からプレスの為の祝典があります。会場の各テーブルにはコーヒーやジュースとサンドイッチが用意されており、なかなか豪華な気分です。ボードゲームは5000年の歴史がある、から始まり、シュピールの歴史や入場者の推移など色々なデータをスライドで見せてくれます。今年は32カ国から786もの出展があり、シュピール初年の1983年のたった12の出展と比べると飛躍的な成長を見せていること。特に今年は出展の45%がドイツ国外からであり、より国際的になっていること。650以上の新作があり、15万人の入場者を見込んでいること、といった内容でした。さらには地元ルール地方の小学2、3年生による創作ゲーム Ruhrpott-Party のドイツゲーム賞特別賞の受賞発表があり、ドイツのボードゲームの世界の奥深さを感じました。ボードゲームというものが文化としてしっかりと息づいています。
そのあとはいよいよ別室の新作紹介のエキシビションへ。3、4つの部屋に各会社の新作がすらりと並び、丁寧に説明をしてくれます。さらにそのゲームのコスプレをしている人たちもいて、華やいだ雰囲気です。プレス限定なので、ひとつひとつをじっくりと見ながら気軽に質問できるのが良いところ。さすがにDSP受賞のフレスコは気合いが入っていました。
面白いコンセプトだと思ったのは、Mücke Spiele という会社。ギガンテンの塔やオイルのコマを使ったゲームがいくつか並んでいます。どうしてなのかときくと、作りすぎて余ったゲームのコマ(この場合はギガンテン)を使ったゲームデザインのコンテストだそうです。4つほどのゲームが展示されていました。
アメリカからのアウトオブザボックス、ファンタジーフライト、フレッドディストリビューションも参加。フレッドでは早速グリフォン本棚シリーズ11番にあたる新作、ボツワナ Botswana のルールをチェックしました。これはクニツィアのフリンケピンケ/クアンダリー/ロコ/トールのリメイクで、ボツワナのルールはロコを踏襲したものになっているようです。「この本棚シリーズは奇数番号がすべてクニツィアだけど、偶然なの?」ときくと「いや、13番目もクニツィアになる予定だよ。まだゲームの内容は未定だけど」とのこと。「それならポイズンのリメイクの13はどう?」と冗談を言っておきましたが、さてどうなることやら。
このエキシビションでは実際に遊べるゲームは少ないのですが、マインドフレックスという奇妙なアクションゲームを遊ばせてもらいました。シュピールボックスにも取り上げられており、脳波を機械が感じ取って、集中力の度合いでスポンジのボールを浮上させて操るという仕組みだそうです。日本ではもう発売されているようですが、自分は未体験だったので一度は遊んでみたかったものです。確かに集中するとボールがあがるし、気を抜くと下がります。非常に不思議なプレイ感覚ですが、目新しさの域は出ないかもしれません。
マインドフレックスを遊んだ後に、初めてクラマーに遭遇しました。特にファンという訳ではないのですが、やはりボードゲームを牽引してきた一人に会うというのは感慨深いものです。
最後の部屋には、モノポリー75周年でのスタイリッシュな円形ボード「モノポリーレボリューション」の展示などがありました。そのそばに、面白そうなチョコレートを模したタイル置きゲームがあります。シュテファンシュピールという会社で、フランス人らしい若い男性が「明日以降ブースに遊びにくれば遊び方を教えてあげるよ」と言ってくれました。今までまったく目を付けていなかった会社なのですが、他のゲームも面白そうなので、期間中にいろいろと遊んでみたいです。
エキシビションをあとにし、メインの会場の前日準備の様子を見ます。まだまだ準備に忙しい各ブースですが、これが明日には綺麗に整って4日間のお祭りが始まると思うと、すごいなあと思ってしまいます。プレスパスで前日から入れるメリットのひとつに、中古ゲームをいち早く買えるということがあるのですが、今年は去年と違ってどうも欲しいものが見当たりません。唯一目を引いたラインズオブアクションのヘクサゲームズ版を買いました。これはボードが布でなく厚紙でできています。相変わらずアブストラクトの魅力には弱い自分です。
ヤポンブランドのブースでは「ひも電」を途中まで遊ばせてもらいました。シモンは日本語がネイティブ並みにうまく、彼の分かりやすい説明で「ひも電」の魅力を少しながら味わうことができました。ヤポンの方々は最後の準備で大変そうでした。
その後、スペインのネスターゲームズでネスターに再会。今年からは立派に9番ホールにブースを出しています。ビデオレビューのダイスタワーで有名なトム・バーセルが初めて作ったゲーム、ヴィシャスフィッシュ Vicious Fishes にかなり力を入れているようで、大きなポスターまで貼ってありました。早速、カワサキさんのガウスと9、13、19路盤が1つのボードになっている碁を購入。両方とも素晴らしい出来だと思いました。特にガウスはこのマウスパドのボードがよく似合っています。おまけとしてネスターバッグをもらったのですが、その横で「そのバッグに描いてあるのは蟹か?」と茶々を入れるのはブースをシェアしているイタリア人のアンジェロ。その流れでアンジェロが個人で出しているアブストラクトゲーム、ピフロッグ PiFroG を遊ばせてもらいました。非対称アブストラクトで、1人(ピッグ Pig)はチェス、もう1人(フロッグ Frog) はチェッカーのようなコマの動きで相手のコマを取ります。なかなか良くできており、簡易版を購入。来年にはネスターから本格的な製品版が出るようです(アンジェロのエッセンレポートはここ(英語))。
夕方は、ドイツゲーム賞の授賞式へ行く日本人が多かったのですが、自分は招待状をもらっていなかったので、ヤポンブランドやB2Fの方と雑談。夕食は、ヴァイスさんのおすすめのイタリア料理店に行きました。ヴァイスさん、ストーンRさん、バネスト中野さん、ポッドキャストのぼーどげーむおっぱいの2名とで合計6人です。カルボラーナを食べながら楽しい話を聞くことができましたが、お酒に酔ってしまってこのあたりの記憶が飛んでいます。
夜はエッセンの宿でいろいろと盛り上がりました。近くの音楽大学に通うというAさんがファゴットでの演奏を披露してくれました。ファゴットの生演奏は初めてかもしれません。かなり疲れていたこともあって、覚えていない部分が多いのですが、おのさんの、坊主のファッションショーの話がおかしかったです。クニツィアにはトレンディの日本版リメイクとして「坊主コレクション」を作って欲しいですね。
遊んだゲーム
マインドフレックス Mindflex
ひも電 String Railway
ピフロッグ PiFroG
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10月21日 木曜日
シュピール1日目。昨日とは異なり、各ブースはすべて綺麗に整っています。去年と同じ場所のブースもあり、記憶を頼りにして色々なブースを気ままに見て回りました。買うと決めていたアールエコのアミーゴ版やフリーゼのファミリアを手に入れ、電力会社の日本/ロシアマップはおまけが欲しかったので2Fのブースで買いました。おまけとして3枚の発電所カードとビールのコースターをくれました。
去年も見かけて気になっていたキツネの絵が可愛いエガートのペットボトル入れ。手に入れたかったのでブースで聞いてみると、ゲームを2つ以上買った人に無料で上げているので売ることはできない、とのこと。去年までは2ユーロで売っていたらしいので、ここで引き下がってはと「倉庫の街の拡張を買うつもりだったのだが、無いので買うことができない。他のエガートのゲームは全部持っているので、買うものがないんだ(嘘です)」と言うと2ユーロで売ってくれました。ちょっと罪悪感ですが、エガートのゲームは倉庫の街以外には好みのものがないので仕方ありません。
エキシビションで目を付けていたシュテファンシュピールのブースを訪ねると、前日のお洒落なフランス人と思われる男性がいました。彼はなかなか親切で、コロモ、チョコレート、カロ、四匹を探せ、ティクの5つのゲームを順番に教えてくれました。「コロモ」と「四匹を探せ」は記憶ゲームですが、どちらもひとひねりあって、なかなかの面白さです。「チョコレート」は今年の新作だそうで、シュテファンシュピールでは初めて木製でない紙のタイルのゲームだそうです。2人用で手軽な割には戦略的で面白く、かなり気に入りました。「これは、チョコレートを売るお店で売ってもらおうかと思っているんだ。チョコレートの隣にゲームが置いてあるっていうのもいいものだろう?」と言う例の若い男性はデザイナーの息子だそうです。カロは遊び方が3つあるらしく、そのうち変形四目並べを遊びました。ティクはクニツィアが昔シュピールボックスで出したアブストラクトなのですが、なかなかよくできていてkarokuさんと一緒に遊ばせて頂きました。
偶然に会ったルナのコスプレの方と、少々長いこと話してみました。他の会社では給料をもらってコスプレをしたりするそうですが、彼らはまったくのボランティアで好きでやっているそうです。とくに女性の方の服やバックなどがすべて手製なのには驚きました。おばあちゃんが作ってくれたと言っていたのが、微笑ましかったです。
夜はマルティンシュトラッセにある自家醸造の居酒屋で豚の脚を食べました。体調を考えてビールはあまり飲みませんでしたが、豚の脚はなかなか美味しかったです。食事が来るのを待つ間に、購入したばかりのチョコレートとティクを遊びました。
遊んだゲーム
コロモ Colomo
チョコレート Scho K.O.
カロ Karo (Vier Kreise)
チョコレート Scho K.O.
四匹を探せ Findevier
ティク Tiku
レツァミ Retsami
チョコレート Scho K.O
ティク Tiku (3回)
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10月22日 金曜日
シュピール2日目。まずはテンデイズゲームズのタナカマさん夫妻と一緒にポーランドのゲームショップで通訳の手伝い。自分自身がポーランド人の友人が多い方なので、ポーランド語は挨拶と数字ならば分かります(といっても1から10までを覚えるのに3年かかりましたが)。たったそれだけでも場の雰囲気を和ませるのには多少は役に立ったようで、スムースに交渉が進みました。そのあと、ヤポンブランドを訪ねると、漸く日本から商品が到着したところです。少しだけレジの手伝いをさせてもらいましたが、ちょうど人手が足りないときで、予約のあるお客さんをさばくのだけでかなり大変でした。ちょうどエッセンの宿からショウコさんも遊びにきてくれたのですが、一緒に遊ぶことができずに残念です。
ギークで知り合ったドイツ人のアンディと12時にヤポンブースで待ち合わせ。彼からはいろいろなゲームを買う交渉をしている最中なのですが「エッセンに来るのでどうせならば一度会わないか?」と誘われました。ついでに買う予定のゲーム2つを持ってきてもらうことにしました。ひとつはラーのプロトタイプで、これは非常に興味がありました。もうひとつはスターウォーズと言うフロカティサーカスのリメイクで、日本で遊ぼうと思ったので買うことにしたのです。
30分ほど話しましたが、彼は予想通りの恐ろしい収集家らしく、所有ゲームは2万5千を越えると言っていました。細かいリストを作っているが、なかなか追いつかないとも。自宅は3階建てで、1階と3階はすべてゲームで埋まっているそうです。驚嘆していると「なに、僕はまだまだだよ。僕の友人にはゲームの為に自宅の隣の家を買って家を2件持っている人がいるよ。1件は完全にゲーム用にね」とのこと。ドイツのゲーマーはスケールが違います。それならどうして売ってしまうのかと訊くと、収入の為とゲームを多少は減らす為だそうです。ちなみに好きなデザイナーはローゼンベルグとワレスだと言ってました。その次がクニツィアだそうです。
午後にはネスターのところでネスター自身が作った新作のオメガ Omega と、結び目を題材にしたタイルゲームのセルティック Celtic (写真)を遊ばせてもらいました。オメガはヘックスのミゼールのような趣があり、とても面白いと思いました。人工知能の限界をテストする為に生まれたゲームだと言うことです。大局観が必要なゲームで、やりがいのある本格的なアブストラクトです。
夜はヴァイスさんがあらかじめ作っておいたカレーで、カレーパーティーです。メビウスからパパさんママさん、さらにバネストの中野さんも参加してにぎやかな夜になりました。今しか飲めないと言うワインをショウコさんから頂き、これが非常に美味しかったのですが、どうも飲み過ぎたようで翌日の体調不良の原因となってしまったと思います。
遊んだゲーム
オメガ Omega(2回)
セルティック Celtic
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10月23日 土曜日
シュピール3日目。風邪を引いてしまったようで、起きると頭が割れるように痛みます。メビウスの能勢さんやタナカマさんの奥さんに薬を頂いて、昼過ぎまでは安静に眠ることにしました。すると、ショウコさんのお母さんが「風邪なら暖かいものを飲まなくちゃ。今コーヒーを持っていってあげる」との優しい言葉。なんとお盆にのせて、小さなサンドイッチまで一緒にもってきてくれました。あとでショウコさんに聞くと、これは隣りのショッピングモールの中にある店のものらしく、そこからお盆で運んでくれたらしいです。どうりでお盆の形がカフェテリアで見る変形6角形なわけです。それにしても、なんとお茶目で優しいお母さんなのでしょうか。夕方近くになって、漸くシュピールに出発です。
まずは毎日の日課になっているシュテファンシュピールに寄って、今度はシックス Six というアブストラクトを遊ばせてもらいます。フランス人と思われるデザイナーの息子さんの名前を忘れてしまうので、失礼ながらともう一度聞くと「ミランだよ、ミラン。イタリアの都市ミラノと同じさ。想像してごらん? 僕と君がミラノのカフェで、例えばチョコレートのゲーム Scho K.O. を遊んでいるところを。ほら、もう忘れないだろう?」・・・ちょっとびっくりです。確かにそれ以降はミランの名前を忘れなくなりました。ちなみに彼はドイツ人だそうです。身振り手振りからフランス人に違いないと思ったのですが、間違っていました。
ネスターゲームのブースに寄って、初日から気になっていたヴィシャスフィッシュ Vicious Fishes を遊ばせてもらいました。これは有名な韓国在住のアメリカ人ビデオレビューアー、ダイスタワーでおなじみトム・ヴァーセルが初めて作ったゲームです。トムと自分の意見は正反対のことが多いのですが、それが逆に興味をそそりました。また、ネスターから出た本格的タイルゲームなので遊んでみたかった、ということもあります。あまり期待していなかったのですが予想外に面白く、しっかりとしたタイル置きゲームでした。次には、ネスターが10歳のときに作ったゲームという、ペンタクティック Pentactic をネスターの妹と遊びます。ニムと数独をあわせたようなペントミノを使う非対称アブストラクトで、これを10歳で作るとはすごいものです。さらに、その場に居合わせた、ヤバラス Yavalath の作者、キャメロン・ブラウンと一緒に、同じく彼の作ったクロス Cross やヤバラス Yavalath を遊ばせて頂きました。ゲームのデザイナーと一緒にそのゲームを遊ぶというのは、けっこうドキドキする体験です。キャメロンはとても気さくで楽しい方でした。
宿に戻って、近くのREWEというスーパーに買い出しに行ったときに気がついたのですが、なんとスーパーでドミニオンが売られていました。これにはびっくりです。日本にもいつかこういう日が来るのでしょうか? 今回の旅はこういったドイツに根付く一般文化としてのボードゲームをあちこちで思い知らされた気がしました。宿に戻り、夕食はタナカマさん夫妻に御馳走になりました。なんと日本から持参のソバと、手作りのミネストローネスープ、それに地元ドイツのソーセージをおいしく頂きました。
夕食後はショウコさんや他の宿泊客も混ざって、自分がヴッパータールで買った「ポイズン」、ショウコさんがシュピールで初めて買ったゲーム「枝のゲーム」、ヴァイスさんが中古ゲーム店で手に入れたアクションゲーム「のみのサーカス」の3本立てのゲームの夜を楽しみました。写真はショウコさんの枝のゲームです。
遊んだゲーム
シックス Six
ヴィシャスフィッシュ Vicious Fishes
ペンタクティック Pentactic
クロス Cross(2回)
ヤバラス Yavalath(2回)
ポイズン Poison
枝のゲーム Arbos(2回)
のみのサーカス Flohzirkus
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10月24日 日曜日
シュピール4日目、最終日。今日はこのシュピールの個人的メインイベントと言ってよいクニツィアとのインタビューがあります。11時開始ですが、10時に一度場所を確認し、その後10時45分には彼の滞在するホテルに到着しました。ヴァイスさんがカメラマンとして同行してくれました。45分間のインタビューでは、クニツィアは快く色々な僕の質問に答えてくれました。インタビューというもの自体が初めてなのですが、充実した時間を過ごせました。このインタビュー内容は、まとめてどこかで発表したいと思っていますので、お楽しみに。写真はインタビューのときに頂いたバッグとロボットマスターのゲーム、そしてクニツィアテストプレイヤーのバッジです。
その後、ネスターゲームズのネスターと合流。彼はもう仲間とスペインに帰る為にブースを畳んでおり、最後にネスターから直接買う為に、駐車場の彼のクルマまで一緒に行って、ヴィシャスフィッシュとタイジを売ってもらいました。オメガとトポロジーは在庫がないのでプレオーダーです。駐車場までの往復で、ネスターと色々と話すことができました。特にカワサキさんのガウスが売り切れたという素晴らしいニュースを教えてくれました。
去年は4日目の途中で帰らなければならなかったのですが、今年は最後までいろいろと見て回れます。再びシュテファンシュピールに行ってミランに黒ねこゲーム Schwarzer Kater を教えてもらい遊びました。隠したものがどこにあるかを当てるというだけなのですが、コンポーネントがすごく可愛らしいです。
せっかくなので、去年はやらなかった体を使ったアトラクションにも参加しました。4人が4つの足場に上って、スポンジでできた棒で他の3人を蹴落とすという遊びです。合流したタナカマさんと一緒に参加。残念ながら写真を撮り忘れました。
小さなブースで新作ゲームの雑誌 Game by Game を買いました。去年まではドイツ語だけでしたが、今年からは英語版もあり、カタログとしてはかなり読み応えがあります。またおまけが非常に沢山あり、ミニ拡張やフリーゲーム(カタンやモノポリーっぽい)もついています。
シュピールの最後にもう一度、と中古ゲーム店をあさっていると、なんだか怪しい古い箱があります。ひっぱって出してみると、アラバナイキビチ Arabana-Ikibiti とあるではありませんか! これはギュンターコルネット作、カフナの原型にあたるゲームです。「いくらなの?」と聞くとなんと5ユーロとのこと。購入してそのまま彼のいるバンブスシュピールのブースに行ってサインをしてもらうことにしました。彼は片付け中でしたが、このアラバナイキビチを持ってきたことを非常に喜んでくれました。彼の初めてのゲームだそうで、当時は40部しか売らなかったそうです。「当時はこういう形態でもゲームを売ることができたんだよなあ。いまだったら絶対売れないね」などと当時を懐かしむギュンターさんを見ることができました。大切に遊ばせてもらいます。
宿に戻るとショウコさんが、ポテトのお好み焼きのようなものをホットプレートで作ってくれて、みんなで一緒に食べました。これは、初日にスーパーでパックされた出来合いのものを買った自分を見て、ショウコさんが本物を作ってくれたのです。そのあとはロタリスや枝のゲーム、カバの子供にえさをあげよう、というゲームなどを遊びました。さらには、エッセンの宿に滞在しているAさんがファゴットの吹き方を教えてくれました。なんとか音階が少しできるようになったかなあという感じで、非常に肺活量を必要とする楽器でした。Aさんどうもありがとう。Aさんの演奏風景をモチーフにした、ストーンRさんによるビデオ撮影もなかなかのエンターテイメントでした。
遊んだゲーム
コロモ Colomo
リニヤ Linja
四匹を探せ Findevier
黒ねこゲーム Schwarzer Kater
ロタリス Rotaris
枝のゲーム Arbos
カバの子供にえさをあげよう Wir füttern die kleinen Nilpferde(2回)
ロタリス Rotaris
この日買ったばかりのゲームで、本来なら一度遊んでから買いたかったのですが、今買えば13ユーロ、遊んでからだったら定価の15ユーロという誘惑に負けて、時間が無かったこともあって買ってしまいました。2人用アブストラクトで円盤状で行う5目並べなのですが、内側の円盤が2つとも回転するようになっています。これによってちょっと変わった攻防ができます。とりあえずの感触は悪く無いですね。円盤が思ったよりも滑らかに回らないのはちょっと残念です。
カバの子供にえさをあげよう Wir füttern die kleinen Nilpferde
ヴァイスさんがどこかで購入した昔のフランクコスモスのゲームです。各プレイヤー2つのコマを使ったすごろくなのですが、目的は手持ちの草(緑の棒)をすべて使い切ること。その為にはカバのいるマスに止まってえさを上げるか、他のプレイヤーのいるマスに止まってえさを引き取らせるかのどちらかです。例えばカバと他のプレイヤー2人がいるマスにうまく止まると一気に草が3つも無くなるのです。カバは草を4つしか食べず、そのあとはお腹いっぱいになってそっぽを向いてしまいます。手軽で面白く、2回遊んでしまいました。
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10月25日 月曜日
シュピールも終わって、まだホテルに残っていたヴァイスさんとエッセンの町を散策することにしました。さすがに脚が痛かった。デパートでYvioのコンソールやケルトDSを買ったりと、まだゲームを買い続けてしまいます。図書館にゲームが貸し出してあるというので見たかったのですが、あいにく図書館(写真)は休館でした(でも翌日見に行くことができました)。この日がヴァイスさんとストーンRさんの最終日。
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10月26日 火曜日
同じ宿に泊まっていたYさんとエッセンの町をもう少し見ました。前日は入れなかった図書館の中に入り、貸し出し用のボードゲームを見て、ここでもドイツのボードゲーム文化を実感することができました。話には聞いていましたが、実際にボードゲームがずらりと図書館に並んでいるのはすごいものです。そのあとはYさんとは別行動となり、ひとりで列車でケルンやボンをのんびりと観光しました。いくつかゲームショップを巡りましたが、欲しいと思うような古いゲームはあまりありませんでした。帰国前の休息日で、これでずいぶん疲れが取れた気がします。
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10月27日 水曜日
いよいよ帰国です。今回はロシアのアエロフロートで、デュッセルドルフからモスクワ(シェレメーチエヴォ)乗り換えで東京(成田)までです。朝7時過ぎにエッセンの宿を出発。エッセン旧市街中央駅 Altenessen Mitte までショウコさんが見送ってくれました。そこからエッセン旧市街駅 Altenessen Bf まで地下鉄のU11、そこからは1時間ごとに走るRE3でデュッセルドルフ空港まで25分です。ラッシュアワーで混雑している中を、列車は10分遅れの発車でしたが、そこから恐ろしい速度で飛ばし、デュッセルドルフ空港駅に着く頃には5分遅れにまで回復していました。恐ろしい。
モノレールで空港ターミナルに行くと、まだ早すぎるのでチェックインはできない状態です。預けるスーツケースの重量超過が心配だったので計ってみると27キロ。制限を聞くと20キロで1キロオーバーにつき50ユーロとのこと。350ユーロもとられてはたまりません。ここから必死にスーツケースの重そうなものを手持ちのリュックの洋服といれかえて持っていくと、まだ24キロ。さらに再トライしてやっと21キロになりました。1キロオーバーでしたが「ここまでやったのならもういいわよ」と無料にしてくれました。よかった。
サービスが悪いと言うアエロフロートでしたが、機内食はまずまずだし、昔のノースウエストよりは数倍はましだと思いました。モスクワまでの機内食はビーフかフィッシュでしたが、フィッシュを選択。ところが食べる時間をあまりくれず、そばでステュワーデスが待っているのでいそいで平らげなくてはなりませんでした。モスクワのシェレメーチエボ空港で4時間ほどの待ち時間です。喉が渇くにも水飲み場というものがありません。聞いてみると空港にはないとのこと。なんとかユーロが使える店を探し、飲み物を買おうとしますが、なんと水やジュースが1本3ユーロ! これはひどいとおもい、しばらく我慢していましたが、ついに我慢ができず、いろいろと歩き回って2ユーロで売っている店を見つけてのどの渇きを癒しました。なんとも殺風景な空港なのですが、ひとつだけ良いところがあります。それはインターネットが無料だということで、これでかなり有意義に時間をつぶすことができました。
東京までの機内食はチキンかフィッシュだったのですが、チキンがすぐに切れたようで、ここでもフィッシュ。献立はデュッセルドルフまでのものとまったく同じでした。どちらも、食事前に飲み物を持ってきて、それが終わると食事なので、食事中に飲み物が飲めないのでちょっとつらいです。感心したのはテーブルの構造です。テーブルを出さずにドリンクだけ置けるホールダーが出せるようになっていました。東京到着のときには一斉に拍手が起こり、ちょっとびっくりしました。この拍手を聞くのは1989年に初めてノースウエスト航空でニューヨークに行ったとき以来かもしれません。
成田では、偶然にもシュピールのためにエッセンに来ていて一緒の宿だったKさんと会い、一緒に食事をしました。京成のアクセス特急と言うのができたらしく、それならと京成、都営、京急の安上がりコースで、実家のある神奈川南部に帰ることにします。Kさんも途中まで一緒で、さいごまでゲームの話やエッセンの話に花が咲きました。ところがてっきり蒲田に停まると思いきや通過。結局羽田空港まで行ってしまい、一日に両空港を訪れることになりました。その1時間後に漸く帰宅です。
一緒に遊んでくれた方、食事をした方など本当にどうもありがとうございました。来年も行けると良いのですが。(完)
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購入ゲーム一覧
全ゲーム
クニツィアのゲーム
カワサキさんのゲーム。ドイツとスペインから。
ネスターゲームズのゲーム
ガウス Gauss
碁 Go (9-13-19路盤)
ヴィシャスフィッシズ Vicious Fishes
タイジ Taiji
シュテファンシュピールのゲーム
ファインデヴィア Findevier
チョコレート Scho K.O.
シックス Six
ティク Tiku
リニア Linja
アンディさんから購入したゲーム
ラー(プロトタイプ)Ra
スターウォーズ Star Wars
中古ブースで購入したゲーム
ラインズオブアクション Lines of Action (ヘクサゲームズ版)中古
スカートデッキ Skat
アラバナイキビチ Arabana-Ikibiti
ピラー Pillar(新品)
ブカ Buka(新品)
その他シュピールで購入したゲーム
アールエコ(アミーゴ版)R-Öko
ファミリア Famiglia
電力会社 ロシア/日本マップ Funkenschlag: Russa & Japan
ヴァンパム Wampum
ロタリス Rotaris
ビッグファイブ Big Five
ねずみのゲーム Mäuse Zocken
ヘックメックバーベキュー Heckmeck Barbecue
ペンタ Penta
シティスカイライン City Skyline
ロボットマスター Robot Master(インタビュー後に頂いた)
ヴッパータールの町で購入したゲーム
フリット Flit
ヘックメックジュニア Heckmeck Junior
ポイズン Poison
ペンギンパーティー Pingu-Party
トパーズ Topaz
エッセンの町で購入したゲーム
Yvioコンソール
ケルトDS Keltis for Nintendo DS
おまけ1:シュピール会場の入り口に積んであるこの新聞は無料です。中央の見開きが会場の地図になっており、結構詳しいので役に立ちます。
おまけ2:スーパーで見つけたヨーグルトクリーム。メーカーがラベンスバーガーだったので思わず買ってしまったが、同名の別会社でしょう。おいしかったです。
ビート
去年にもまして、充実したエッセン滞在だったようですね! 今度、土産話を聞かせて下さい。
じろう
凄い読みごたえがありました!
・・・エガートのペットボトル入れ欲しさに、エガートのゲームは全部持っていると嘘をついてまで引き下がらないあたり、微笑ましくもありますが、内心は倉庫の街以外に好みのものがないとドライに思っているあたり、非常に痺れます。
ちなみに僕はエガートのゲームではインペリアルが好きです。
冒頭でクニツィアインタビューとあったので、ドキドキしながら読みましたが、別記事扱いになるんですね。
これはボリュームに大変期待してます。
たっくん
スーパーでドミニオンとは驚きですね。
日本でもこういう日が来るんでしょうか・・?
でも考えてみたら、日本ではコンビニにPSやWiiのソフトが置いてあったりしますよね。
きっとそういう感覚なんでしょうね。
いろいろな意味でとても羨ましく思いました。
写真に写っている中だと、アベカエサルがちょっと欲しいですね^^;
Area51
ヴッパータール空中鉄道は残念ぢゃったねえ。
オレもずっと前から行きたい街の一つなんですよ。羨ましい限りです。
Vicious Fishesは今度是非プレイさせてください。ヒジョーに気になってます。
もう1個、Big Fiveっちゅうのはなんぢゃろか?
マクベス
おお、けがわさんのエッセンのレポート楽しみにしてました。相変わらずクニツィア率が高いですね。
ゲームに関係のないところで、「ドミニオン」や「コロニア」が売られているのはやはり本場といったところでしょうか。日本もこうなれとまでは言いませんが、オモチャ屋でアミーゴのカードゲームが手に入るぐらいにはなってほしいですねえ。
チョコレートのゲームはなかなか面白そうですね。少し興味あります。手軽ならば女性とも遊べそうで良さそうですね。
「ルナ」はゲームそのものより、コスプレの完成度の高さの方に目が行ってしまいます(笑)。海外の人が気合入れてコスプレしていると、たどたどしい日本語を必至に話す海外の方が微笑ましく思えるような感覚を覚えます。不思議なもんですね。
トム・バーセルさんは「ダイスタワーレヴュー」の方ですよね。レヴュー動画で自身の知名度を高め、ゲームデザイナーとしてデヴューするという、まるでボードゲームで培ったようなしたたかさに驚きました。こういうところは見習いたいものですね。
「ヴィシャス・フィッシュ」はこのレポートで興味を持ちました。機会があれば遊んでみたいです。
「カフナ」のプロトタイプは味があってよいですねえ。確実に値打ちモノですよ。コンポーネント(内容物)で目を引くのはマーケティング(売り込み)としては常套手段みたいになってきてますけど、こういう素朴な内容物なのも味があってよいですね。
僕はむしろゴテゴテした内容物や、コンピューター・グラフィックっぽい絵はあまり好きでないです。
図書館の中で貸し出し用のゲームがあるのは羨ましいですねえ。図書館の中で知らない人とゲームを通じて交流するなんて想像しただけでも、ワクワクするものがありますね。ゲーマーの人には堪らないでしょうねえ。
あとフリーゼのゲームは普通に興味あります「ファミリア」はかなり興味のあるゲームの1つです。電力会社の追加発電所カードも羨ましいです。
「ブルームーン」の「ピラー」の新品が手に入るとか、非常に羨ましい話ですね。
しかしゲーム、人の温かみ、様々な娯楽を堪能されたみたいで何よりです。僕もいつかエッセンに行ってみたくなりました。そして木の駒と中古ゲームを満足いくまで
買ってみたいですねえ。この記事のあまりのヴォリュームに圧倒されてしまいながらも、楽しく読ませてもらいました。気合の入った記事をありがとうございます。
クニツィアのインタヴューも楽しみにしてますね。
けがわ
皆さん、コメントをありがとうございます。ちょっと長く書きすぎました。読むのが大変ですね。前半、後半に分ければよかったかなあと思います。
>ビートさん
滞在中にお会いできるのを楽しみにしています。
>じろうさん
エガートのインペリアルは未プレイです。確かロンデルシステムですよね。一度は遊んでみたいとは思います。
>たっくん
日本でもでせめてコンビニでアミーゴのカードゲームくらい置かれるようになれば良いのですけどね。中古ゲームのブースは沢山あって、写真はそのほんの一部です。日本やアメリカでは手に入りずらいものが沢山並んでいます。
>Area51さん
先日ドイツやオランダのガイドブックを立ち読みしたのですが、エッセンは1ページ、アイントフォーヘンやヴッパータールは未記述でした。観光地よりもよっぽど面白いと思うのですけどね。Vicious Fishesは是非一緒に遊びましょう。Big Fiveはどういうゲームなのか不明です。何かのリメイクという訳でもなさそうですが、ギークにもエントリーがまだありません。
>マクベスさん
チョコレートは何度か遊びましたがなかなか良いですよ。フィヨルドとかカルカソンヌに近い部分もありますが、タイルを2層に置けるという部分で深みがあります。今年はこのシュテファンシュピールをかなり買いました。日本でも取り扱っているところはいくつかあるようです。
ルナは確かにゲームよりもコスプレの完成度に目を奪われました。他のコスプレ(七不思議とか)も悪く無いのですが、ルナがダントツでよかったです。
「カフナ」の初版のアラバナイキビチが手に入ったのはラッキーでした。自分も素朴なコンポーネントというのは結構好きです。「ラー」のプロトタイプが手に入ったのも非常に嬉しかったです。写真を拡大するとわかりますが、タイルのデザインが微妙に違ったり、得点が違ったりします。