コングレス オブ ゲーマーズ 後編 2010.10.10

前日に引き続き、2日間にわたるコングレス オブ ゲーマーズというローカルコンベンションに参加してきました。この日は9時半にフォート・トッテン駅で待ち合わせです。駅前には珍しくコンビニエンスストアがあったので(たいていの駅には何もない)、昼食やスナックなどを買い込みました。ローラのクルマでチャーリー、ゲーリーと4人で会場へ。10時前に到着すると、昨日来ていたジョエルとシェロンに会い、一緒にズーロレットをやろうと誘われました。



ズーロレット Zooloretto
(プレイ時間 35分)
Zooloretto20101010.jpgシャハトはコロレット、ズーロレット、アクアレット、それに数々の拡張セットとこのシリーズをたくさんデザインしていますが、自分はコロレットのシンプルさが一番好きです。このズーロレットはSdJを取ったこともあり、一番知名度が高く、またお金という追加要素もあります。かなり久し振りに遊ぶので、コロレットとの違いを忘れていて、最初から何匹も官舎送りになってしまいました。お金が重要だというのも忘れていて、動物を他のプレイヤーから買うこともできずに最下位。

結果:ジョエル 22、ローラ 20、ジョン 17、シェロン 16、自分 10



シャングリラの橋 Die Brücken von Shangrila
(説明 10分 プレイ時間 50分)
Shangrila20101010.jpgジョエルとシェロンがこのコンベンションで買ったばかりのゲーム。みんなでコマを型から抜くのを手伝います。つい最近、ターンベースのオンラインゲームを遊んだこともあり、ちょうど興味があったところです。3人用と4人用のおすすめのセットアップがついてくるのですが、それには従わず、みんなでセットアップから始めました。結論から言うと、自分たちでセットアップから始めた方が断然面白いです。ルールもそれほど難しくなく、多人数アブストラクトの良作ではないでしょうか? 今回漸く面白さが分かった気がします。数ヶ月前に売ってしまったのですが、これはまた欲しくなってきました。

結果:自分 27、ダグH 24、ジョエル 22、シェロン 15



ゴーストストーリー Ghost Stories
GhostStories20101010.jpg続いて、ジョエルとシェロンが前日にルールだけ読んで遊びたかったというゴーストストーリーです。チャーリーはこのゲームが好きで、みんなに説明してくれました。指輪物語ボードゲーム、キャメロットの影、パンデミックなどと同じ、最近注目度の高いジャンルである協力ゲームのひとつです。アニメ調のイラストのゴーストが四方に現れ、村を襲います。そのゴーストと戦って村を守るのが目的です。手番にはまずゴーストデッキからゴーストを引き、その色によってプレイヤーの誰かの前に置きます。各プレイヤーはゴーストを3体まで置けますが、それ以上になると仮死してしまいます。そのご、村の中(3x3のタイル)を動き回って特殊能力を得たり、ゴーストを倒したりします。平均して手番に1体ずつゴーストを倒さなければならない訳で結構大変です。ゴーストを倒す方法はサイコロで対応する色を出すことですが、サイコロの代わりになるディスクなどいろいろな武器を使って倒すこともできます。かなり難易度が高くできているらしく、あっけなく途中でゲームオーバー。機会があれば再戦したいですね。なお、用語が特殊で、Ying-Yang(陰陽)や Qi(気?)など、最初はちょっと戸惑います。

結果:負け(シェロン、ジョエル、チャーリー、自分)



ボーナンザ Bohnanza
(プレイ時間 35分)
Bohnanza20101010.jpg最近ずっと遊びたかった交渉ゲームの名作、ボーナンザ。ジョエルやフィルは1度しか遊んだことが無く、なんだかよくわからなかったので是非遊びたいとのことでこれは絶好の機会です。自分が持っているのは98年頃にメビウスから購入したアミーゴ版ですが、アメリカではリオグランデ版が主流。従来は6-7人用の拡張セットに入っていた4、22、24の豆が最初から入っています。つまりアミーゴ版が104枚のところ、その5割増の154枚も入っているのです。そこまでならまだよいのですが、3-5人でもこれらの拡張豆を使うというルールに改変されており、3人のときは150枚、4-5人のときは130枚です。これによってアメリカではボーナンザは長時間ゲームという印象を持たれてしまっているのが非常に残念です。さらに豆の出現のランダム度が高くなるのもちょっと問題です。どうしてこんなルールにしてしまったのかがメジャーなゲームであるだけに気になります。個人的には6人以上だとだれるので拡張は不要ですが、こちらではギークの投票によるとボーナンザの適正人数は6-7人ということらしいのもまた不思議です。

とにかく久し振りにボーナンザが遊べて非常に楽しめました。あと使ったのが自分のアミーゴ版だったので、みんな名前でなく番号で豆を呼んでいたので自分には分かりやすかったです。

結果:自分 17、シェロン 14、フィル 13、ジョエル 12



フレッシュフィッシュ Frisch Fisch
FrischFisch20101010.jpg前日に引き続き、シェロンのリクエストでフレッシュフィッシュです。この日は5人なので前日の3人プレイとはかなり感覚が違います。DCゲーマーズのローラも加わって、初プレイはフィルとローラ。やはりこのゲームは非常に好き嫌いが分かれるようで、ローラには不評でした。でもフィルはなかなか楽しんでいたようです。

結果:ジョエル -1、フィル 5、自分 10、ローラ 15、シェロン 20



イスファハン Yspahan
Yspahan20101010-2.jpgコンベンションの最後を締めくくったのはイスファハンです。中東の都市イスファハン(フランス語で Ispahan、英語で Isfahan)をイスタリ世界にもってきたもので(イスタリのゲームは Y がつづりのどこかに付く)最近の傾向である戦略的ダイスゲームのハシリかもしれませんが、このゲームにしかない独特のダイス選択があります。手番プレイヤーはダイスを沢山振り、出た目ごとにわけてアクションボードにのせます。このときアクションボードの下から1、2、3・・・と置いていくのですが、もっとも大きな目は必ず1番上に置くのです。よって6マスが埋まることもありますが、上から2マス目は空いていることも多いです。

その後、手番プレイヤーから順番にダイスの目を選び、アクションボードから対応するダイスをすべて取り除いてアクションを行います。アクションには、ボードに自分のコマを置く、お金を得る、らくだを得る、特殊カードを得る、ボード上の共通のコマを動かしてボード上のコマをキャラバンに移動させる、などがあります。

どうにも自分には今ひとつ面白さが分からないゲームなのです。もうすこしやりこんだら感じ方も変わるのかもしれません。

結果:シェーン 79、ローラ 74、ジャスティン 56、自分 55



ここでもう夕方の6時になってしまったのでコンベンションは終了です。色々な方とゲームができたり話せたりしてなかなか楽しかったです。

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