近所に引っ越したゲーリーの家で初めてのDCゲーマーズ。例によってDC市内とバージニアの2カ所に分かれての集まりでゲーリーの家では自分とショーンとで3人。みな夕方から予定があるので正午過ぎから6時まででしたが、新作のアドアストラやラーの司祭が遊べました。
ロストシティ Lost Cities
(プレイ時間 2ディール20分)
ショーンを待つまでの間に短時間で終わるものとの事でロストシティを久し振りに遊びました。1ディール目は勝ちましたが2ディール目で大敗。本来は3ディール勝負なのですが、ここでショーンが到着したので中断です。最近はケルトばかりだったのですがロストシティも新鮮に遊べますね。
結果(2ディールのみ)ゲーリー 94、自分 83
アド アストラ Ad Astra
(説明20分 プレイ時間75分)
宇宙探検と開発をテーマにしたゲーム。様々なゲームの影響をみることができます。カタンの開拓のように資源カードの組み合わせで開拓地や工場(カタンでの都市にあたる)を建てたり宇宙船を買ったり宇宙船の為の燃料にしたりします。ヴァレンシュタイン/将軍(というよりは、むしろアトラス&ゼウス)のようにアクションカードをプロットします。順番に各自4枚計12枚のアクションカードを1-12番のスロットにプロットし、その後1番から順番に表向きにしてアクションを実行するのです。これらのアクションはプエルトリコのごとく全員が行えます。生産だったら全員が指定された産物を開拓地や工場の数に応じて得ます。決算であれば全員が指定された項目について勝利点を得ます。カードをプロットしたプレイヤーには特典が付くものも多いです。
アクションカードで生産、建設、交易、移動/探検、決算を行うのですが、特に交易では全員が手持ちの資源カードをオープンにするというのはなかなか面白いと思いました。
決算のカードだけは3枚すべて使わないと回収できません。それなのでちょっと出し惜しみをしていましたが、もっと自分に有利な決算はどんどん使った方が良かったなあと思います。結局決算をほぼ毎回出していたショーンがダントツで勝利。50点先取なのですが、ゲームがまだ熟成しないうちに終わってしまったような印象を受けました。でも本番は2回目からなのだと思います。
ショーン 50、自分 42、ゲーリー 32
ラーの司祭 Priests of Ra
(説明 15分 プレイ時間 65分)
エッセンのシュピール2009のリオグランデのブースで見たゲームです。リオグランデは50ほどもゲームが遊べるテーブルが用意されていましたが、そのときはドミニオン人気でラーの司祭は1テーブルでしかプレイされていませんでした。リオグランデの製品はアメリカでは手に入れ易いのであとで買おうと思っていましたが、漸くファンアゲインから購入。その3日後のこの日にゲーリーの家でプレイできたのは幸いでした。
ゲームの基本的な流れはラーと同じです。違いは両面タイルの存在と得点計算の方法です。中心となるタイルは人、建物、ピラミッドですが、それぞれ赤、緑、青、黄色の4色あります(ピラミッドだけは無色が多数ある)。これらはすべて両面タイルで赤と緑、青と黄色がそれぞれペアとなっています。手番にこれらのタイルを引いたらどちらの面を表にするか手番プレイヤーが決めます。競り落とした両面タイルは、その後の競りで司祭タイルを得るごとに司祭タイル1枚につき両面タイル1枚を裏返して別の色にすることができます。
得点計算は以下の通り。人と司祭はラウンド終了時に捨てられます。
各ラウンド終了時
人タイル:各色2枚以上最多で5点、3、4色集めるとアンクが1、2個もらえます。
建物タイル:同色ペアは2点。ペアを3、4色建てると5、10点のボーナス。
司祭:2点。3枚以上持っているとペストを(ペストのマイナス点を数える前に)1枚捨てられる。
ペスト:n枚目がマイナスn点(三角数)、ただし6枚目はマイナス5点で7枚目以上は0点(って、そんなに多く取ったら即負けの気もしますが)。
ゲーム終了時
ピラミッドタイル:3、6、10個集めると(つまり2、3、4段のピラミッドを作ると)5、10、20点。さらに3、4色セットにつき5、10点のボーナス。
アンク:2、3、4個で5、10、20点。
太陽タイル;総和が最多5点、最少マイナス5点。
全員ラーの経験者ですが、司祭は初めてなので手探りで価値を計ります。ショーンは「この手の競りゲームは苦手なんだよなあ、いつも最後まで高い数値の太陽チップを残して使い損ねてしまう」と言っていました。ゲーリーは建物をいくつも完成させましたが、ペストが多くて及ばず。自分は人々とアンクを集めて勝ちました。
ラーと違って袋が必ず必要になるのでテンポが少し悪いです。もっともそういう文句を言っていたのは自分だけで、ゲーリーもショーンもラーを遊ぶ時は袋を使っているようです。やはり袋使用派が多数ですね。新版のラーもリオグランデから同時に出ましたが、ルールに「袋からタイルを出す」と明記されているのにはびっくりしました。でさらにウーバープレイ版も見てみると袋を使うと書いてありました。なるほど、袋を使わないのは初版のアレア版だけなのですね。
ラーの司祭の方が点数計算が簡単だという意見も多くあります。個人的にはラーの得点システムに慣れ過ぎているせいか、かえって混乱してしまいました。でもこれも慣れの問題なのでしょう。ラーと比べるとどちらが優れているかと言うまではまだ分かりませんが、ラーのバリアントとしてはなかなか面白いと思います。
結果:自分 80、ゲーリー 71、ショーン 47
自由都市 Municipium
(プレイ時間 60分)
これで5回目となる自由都市。割と短時間でタクティカル、それに様々なメカニクスをうまく融合させた良いゲームだと思います。ゲーリーはある程度の特殊能力があるゲームが好きなので気に入るかと思い持っていきました。ショーンは2回目です。
ゲーリーは2番目の建物 Bath で風呂に入るのが好きで、何人もリースをかぶったコマ(普通のコマ2つ分)を作ります。ショーンは5番目の建物を使って市民を他プレイヤーから奪っていましたが、思うように進まず。その間に自分は3枚の使い捨てのカードをうまく使って勝ちました。
結果:自分 5、ゲーリー 4、ショーン 3
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