play:game

今年はエッセンのシュピールに行く事が出来ました。毎年行きたい行きたいと思いつつ数年。遂に決行です。ヨーロッパは１０年以上振り。ドイツは初めてです。

エッセンといえば新作ゲーム発表の場ですが、自分の目的は中古ゲームを見ること。そしてなんといっても気の向くままに現地の熱気を味わうことです。そんなわけで、新作の話題はあまりありません。ご了承ください。


=============================================================


１０月２３日水曜日（出国）
ワシントンのダレス空港を夕方５時１５分発の夜行便でデュッセルドルフへ向かいます。ワシントンには空港が２つ（ＢＷＩを含めると３つ）あるのですが、普段使う国内線専用の国立空港が羽田だとすると、ダレス空港は成田にあたります。遠くて不便なこともあって、日本へのフライトは国立空港発のデトロイト経由などを選ぶのですが、大西洋横断便だとそうもいきません。仕方なく地下鉄とバスを乗り継いで１時間以上掛けて空港に向かいます。

航空会社はスカンジナビア航空（SAS）で今回初めて。最初SASがスカンジナビア航空のことだとは分からず、広いダレス空港をかなり探しまわってしまいました。ダレス空港はワシントンのメトロと同じような無機質なデザインで、写真のような巨大な乗り物で各ターミナルを結んでいます。いよいよ離陸。

大西洋横断は以前、北米からスペインに行った時以来１０年以上振り。機内食は９０年代初頭のノースウエスト航空のような感じで今ひとつ。デンマークのコペンハーゲン乗り換えですが、コペンハーゲン空港はかなり広く、パスポートコントロールで少し迷ってしまいました。木曜日の朝到着。ここでデュッセルドルフ行きに乗り換えます。


=============================================================


１０月２４日木曜日（エッセン１日目）
コペンハーゲンからの飛行機の中で、莫大なエッセンの資料の最終チェックです。ボードゲームニュースというサイトの情報だけでPDFファイルで３００ページ以上もあり、そこから自分の興味のあるところだけチェックして、会場の地図と照らし合わせて印をつけていくのです。

初めてのドイツ。デュッセルドルフに到着し、飛行機を降りようとしたところで２つ隣の席のスウェーデン女性に話しかけられました。「エッセンまでタクシーを相乗りしない？」「え、それはいいけど、どうしてエッセンに行くって分かるの？」「だってずっとゲーム関係の資料を読んでいたじゃない」まあ、その通りです。彼女も仕事関係でシュピールに行くとのこと。鉄道を使うよりタクシーをシェアする方が安いのかは少し疑問でしたが、まあアウトバーン体験も出来るし了解しました。スーツケースをピックアップするところでさらに別のスウェーデン人RPGゲーマー３人組に話しかけられました。「これから僕ら３人でレンタカーを借りてエッセンに行くんだけど、良かったら一緒に乗る？」こんなわけで、あこがれのドイツは名も知らぬ（聞いたのだが失念）スウェーデン人の運転によるアウトバーンのドライブから幕を開けたのでした。電車で３０分と聞いていたのですが、クルマは速い！片方向６車線くらいの馬鹿でかいアメリカのハイウエイを見慣れている自分には、２車線で路肩の狭い道路を相当なスピードで飛ばしていくクルマは恐ろしいものがあります。速度制限は一応あるようですが、地域によっては無制限のところも未だにあるとのこと。

こうしてエッセンに予定よりもかなり早く到着。予定では、最初に宿に行ってスーツケースなどを置いてから身軽にシュピール会場に行こうと思っていたのですが、折角クルマで直接会場に着いたので、時間を節約する為に会場に直行します。ばかでかい駐車場を歩き、４日間１８ユーロの学生チケットを買います。ここでスウェーデン人のRPGゲーマー達とはひとまずお別れ。中に入ると熱気で暑いです。会場のクロークにスーツケースとコートを預け、身軽になったところで取りあえず一番近い１２番ホールに入ります。まだ朝の１０時。シュピールは始まったばかり。

とにかく沢山の人！様々なゲーム会社のロゴや垂れ幕がそこいら中にはためいています。ノリスのブースの隣に人だかりができており、どうもゲームの安売りのようです。とりあえず入ってみましたが、とくにめぼしいものはなく、友人の為にロボットマスターを買いました。

この１２番ホールだけでもかなり広いのですが、このあと１１、１０、９、と続き４番まであります。もうめまいがしそうなくらいの広さです。一応飛行機の中でチェックしておいた目当ての会社のブースを回りつつも、第１日目なので、気の向いたままに回ることにします。色々なところでデモをやっていたり無料配布をやっていたりとすごいです。大手の会社のブースはかなりの数のテーブルがあって、待てば遊べるようになっています。

漸く一番奥の４番ホールにあるヤポンブランドに到着。ここでたけるべさん、きさらぎさん、カナイさんなどヤポン関係の人たちに会います。たけるべさんに会うのも久し振り。忙しそうですが、色々話せました。休憩しつつもスクエアオンセールを２回ほどインストさせてもらって一緒に遊びます。こういうのも楽しいですね。（写真は今回ヤポンから買った浅草とガウス）

ヤポンの近くには今回一番目当ての中古ゲームショップが軒を連ねています。神田神保町の古本屋街がそのままゲームになったような感じで、４日間の間に何度も通いました。初日はアバクスシュピールの古い木箱のアブストラクトゲームのゴジュウとスカリノ、それに中古のドメモや新品のモダンアート初版を購入。はやくも現金が乏しくなってきました。

ヤポンのある４番ホールの隣の６番ホールはRPG中心でコスプレなどしている方も多かったです。ここのジェンXゲームズのブースを訪ねて、以前のDCゲーマーズの友人、ダニエル・ヴァルに再会。彼はスペイン在住でドスデマヨ 2 de Mayo の作者です。スペインのコルドバ限定というレアなクニツィアのゲーム、「コルドバ」をわざわざ持ってきてくれて譲ってくれました。これは欲しかったんですよね。嬉しいです。忙しいようですが、期間中にドスデマヨの手ほどきをしてくれるとのこと。楽しみです。

ジェンXゲームズのブースで写真で見たことがあるグレッグに遭遇。彼はかなり有名なレビューアーで、ギークを通して彼からゲームを買ったことがあります。向こうもそのことを覚えていてくれて、挨拶。翌日の国際ゲーマーズ賞授賞式の司会を務めるそうで「時間があったら是非来てくれ」と誘われました。

再び色々なブースを徘徊。キュービコという、アクション３目並べを遊んだあと、目当てだったクニツィアの新作、カリストをプレイしにピアトニックのブースへ。ブロカスっぽいけどちょっと違う感じでした。一緒にプレイしたフランス人の夫婦がアブストラクトがあまり好きでないようなのが残念でしたが、アブストラクトが好きな人と遊ぶと楽しいと思います。ピアトニックは北米では手に入れにくいので新作でも購入です。他にフィンランドのタクティックから出ているクニツィアのゲームも入手困難なのですが、タクティックのブースの方と話をして、「在庫があれば送ることは可能」だそうなので名刺をいただきました。

夜はメビウスの能勢さん等に誘われて、エッセン中央駅近くのペッパーコーンというレストランへ。クロークからスーツケースをチェックアウトするのに非常に時間がかかってレストラン到着が遅れましたが（待っていただいたヴァイスさん、ありがとう）、それでも楽しかったです。おのさんや神尾さん、メビウスの能勢さん、karokuさん、ふうかさんなど明日帰ってしまう方も何人か居るとのことで、最後の晩餐です。３テーブルに分かれていましたが、色々なテーブルで色々な方とお会いできました。

ここからＵバーンという地下鉄で、Altenessen Mitte （旧エッセン中央）駅へ。静かな通りを皆に案内されて、漸く宿にチェックイン。女将のShokoさんとの対面です。非常に気さくで気が利く方で、滞在中は色々とお世話になりました。着いた時にはもう宿全体がゲーマーの巣窟と化しており、なんだか合宿のような楽しさです。

ストーンRさんが買った騎兵ゴルフを遊んでみたくなり、「遊びましょう！」と誘っておのさんや神尾さんを交えて４人でのパートナーシップや２人での個人戦を遊びました。これは握力のない自分には結構つらいのですが、相手の力を利用してうまく引くという柔道のような（？）面白さがあるのだと思います。

さらに、すごろくやのこおずさんと「進め、海賊さん」を一緒に遊びました。カワサキさんは凄いですね。

遊んだゲーム
キュービコ Cubiko（２回）
カリスト Callisto（１回）
スクエアオンセール Square On Sale（２回）
すすめ！！海賊さん（１回）
騎兵ゴルフ Husarengolf（５回くらい？）


=============================================================


１０月２５日金曜日（エッセン２日目）
（写真は部屋から見える教会の眺めです）朝、おのさん、神尾さんに誘われてスーパーマーケットに。ここで大好きな苦いレモンジュースを発見！DCでもたまにユーロマートというヨーロピアン系の店で買うのですが、＄４くらいと結構高い。でもここでは１ユーロちょっとという安さ。他に会場で食べる為のバナナやチョコレートを幾つか買います。売っているものは北米とはかなり異なり、なかなか面白いです。

シュピールの前にストーンRさんとヴァイスさんが大量のゲームを送る為に、なんと大型タクシーで郵便局へ。タナカマ夫妻と宿の女将さんのShokoさんと皆で手伝います。郵便局は中央駅の近くにあり、そこまでミニツアーです。その後、ヴァイスさんと一緒にShokoさんをシュピールに連れて行きました。どうも狂ったゲーマーたちの楽しさに触発されたようです。サイコロをはじくゲーム、タンブリンダイス（写真下）や、ハバ製のワニに乗るなどを一緒に遊びます。

神尾さんらも合流して、昼は９番ホールの手前の飲食コーナーでShokoさんおすすめのカレーソースがけのソーセージ。これはドイツではわりとどこでも食べられているそうです。

そのあとShokoさんと４番ホールの中古ゲームマーケットに行きましたが、昔のカテドラルの木箱のコンパクト版を発見し、喜んでいる自分や、ヴァイスさんと自分のゲーム会話に「すごい！狂ってる！」とさすがに驚いていたようです。どうも済みません。

前日にグレッグから誘われていたこともあって、２時から国際ゲーマーズ賞の受賞式へ。グレッグが司会を務めます。今年はウヴェローゼンベルグのルアーブルが受賞です。こういうセレモニーなのに短パンというのがルックアウトゲームズのすごさなのかもしれません。

午後はヴァイスさんと一緒に周り、幾つかゲームを一緒に遊びました。まずはアブストラクトゲームのマナ（写真）。ボードに書かれた数を動くと言う昔あったアブストラクトにルールは似ているのですが、より洗練されている感じです。コマが革製でいい雰囲気です。あとで調べたら古いゲームのようで、１９８５年製。

次にバンブスシュピールのブースでフィリピンのフルーツマーケットから２種類のゲームを遊びます（写真）。ブースの方に親切にゲームを教えてもらい、一緒に遊びました。両方ともトリックテイク好きにはたまらない面白さだと思います。後日購入のリスト入りです。コルネットと雑談した時にに、「壺の悪魔は最初のグラフィックの方が良いと思うよ！」と言うとかなり喜んでいました。彼が描いたそうです。

その後レゴのブースでラムセスのピラミッドを遊びましたが２人だとジレンマも薄くて今ひとつ。数時間後に偶然会ったすごろくやのこおずさんとT氏の３人で遊んだときは接戦でなかなか面白かったです。レゴをうまくボードに見立てて、ピラミッドを回転させたり、宝石の色を記憶したりなどちゃんとゲームになっているのが凄いです。

夜はたけるべさんやバネストさんに誘われて昨日に引き続きペッパーコーンへ。韓国のブースの方３人に日本語の非常に流暢なスエーデンのシモンも交えて１０人くらいでの食事。たけるべさんお勧めのドンファンステーキは緑のソースで非常においしかったです。

宿に戻ってからはShokoさんとその友人、それにすごろくやのこおずさんとＴさんと５人ですぐ近くのバーにビールを飲みに行きました。僕はあまり飲めないので１杯だけでしたが、地元の人たちの雰囲気が味わえて楽しかったです。それにあんなに皆飲んだのに１５ユーロ？激安！

遊んだゲーム
タンブリンダイス Tumblin Dice（２回ほど）
ウェイキック Weykick
パッセトラッペ Le Passe-trappe
わににのる Tier auf Tier
マナ Mana
フィリピンのフルーツマーケット Filipino Fruit Market （２種類のゲームを１回ずつ）
ラムセスのピラミッド Ramses Pyramid（２回）
ソラシス Solasys


=============================================================


１０月２６日土曜日（エッセン３日目）
朝、ヴァイスさんに誘われてタナカマさんと３人でエッセンの中心街を散策します。もう何度もエッセンに来ていると言うヴァイスさんはさすがに詳しく、美味しいソーセージの店で朝食。ザワークラウトがよく合います。バームクーヘンの店（写真）でお土産を買い、さらにまだお腹が空いている自分は、別の店で鰊（にしん）のサンドイッチまで食べました。エッセンの町並みはアメリカよりも日本に似ているように思います。駅前商店街があり、歩行者を中心とした街はとても人間味があります。

今回のエッセンでは、クニツィアのゲームだけはあらかじめかなり調べておいたのですが、そのうちのひとつにモールヒルの再販があります。ネスターゲームズ Nestorgames という聞いたことのない会社からで、他にも幾つかアブストラクトゲームを出している新しい会社のようです。資料ではブース番号がなく、土曜日の12時頃にボードゲームギークのブースに行けばネスターゲームズに会えるというところまではボードゲームニュースでつかんでおいた情報です。

さて、12時にボードゲームギークのブースに行ってもネスターゲームズは見当たりません。でもギークのアルディに聞くと、「もうすぐ来ると思うよ」とのこと。数分してネスターゲームスのロゴを服に貼った人と遭遇。彼が若き社長のネスターでした。さっそくモールヒルを見せてもらうと、マウスパッドのような素材のボードに可愛らしいプラスチック製のコマ（写真下）。それがペンケースのような布製のケース（写真左）に収まるように出来ています。ネスターはこのスタイルにこだわりがあるらしく、「軽くて携帯性も高いし、ボードやケースが柔軟な素材なので、乱暴に扱っても壊れることはない。」とのこと。確かにひとつのコンセプトを貫いており、好感が持てます。

せっかくなので、モールヒル以外のゲームを幾つか遊ばせてもらいます。カバとワニ Hippos & Crocodiles、ヤバラス Yavalath、トリット Tritt（これはネスターの創作です）、リミット Limit といったゲームを遊びましたが、どれもアブストラクトファンの自分をうならせる出来。一緒に遊んだダニエルというベルリン在住の方とも意気投合し、さらにネスターは「クニツィアに会いたいんだったら、２時にクニツィアとコスモスのブースで会うことになっているから、来ると良いよ。僕の友人ということでモールヒルにサインをもらえると思うし、話も出来ると思うよ」とのこと。素晴らしい！

２時までの間、ダニエルとヤポンブランドまで歩き、彼にガウスを教えます。ガウスは素晴らしいゲームだと思うのですが、いずれより良いコンポーネントになるときに、ネスターゲームズのコンポーネントは悪くないかも、などと考えていました。

２時にコスモスのブースでネスターと再会。ネスターの計らいでモールヒルのボードのサインをもらい、さらに写真を撮ってもらいます。クニツィアとはアメリカのバージニア州アレキサンドリアで２回会ったことがあるので、もしかしたら覚えていてくれるかなと思いましたが、覚えていてくれました。忙しい中、個人的に会えたのは嬉しかったです。

その後、クニツィアの秘書に「以前のクニツィアのゲームで欲しいものがあるんだけど、探すのが難しいんです」と相談したら、探すのを手伝ってくれるとのこと。感激です。

クニツィアの音声ゲームでオクタゴ Octago というのがあるのですが、ドイツ語なので持っているだけで未プレイでした。それが偶然 Yvio のブースでプレイされているのを発見。ボードゲームとエレクトロニクスゲームの融合のような試みで、Yvio というコンソールを買えば、ソフト（ボードとコマとカートリッジ）を別に加えることで色々なゲームが出来るようです。オクタゴはあまり人気がないようで、ひとつのテーブルでしか遊ばれていませんでしたが、そこで一緒に遊ばせてもらいました。

説明してくれたお姉さんも英語はあまり得意ではないらしく、おぼろげにルールが分かった程度でしたが、とりあえずドイツ語の数字と色が聞き取れれば遊べそうです。基本ゲームと上級ゲームの２種類あり、基本ゲームはどう見ても単純すぎるので、「上級ゲームを教えて欲しい」というと「それは難しいよ！今度分かる人がいる時においで」というので「じゃあ明日来る」と翌日訊ねることにしました。

ここでタナカマさん夫妻に誘われていたファランクス・ドイツの方々とのディナーです。ゲーム出版社の方との食事というのもあまりないことなので楽しみ。タナカマさん夫妻と待ち合わせて、一足先にメッセを出て宿に戻ります。

グーグルマップで行き先のレストランを調べると地下鉄で数駅先のベルリナープラッツ駅の近く。早めに到着したので、レストランの向かいにあるイケアの食料品売り場を見てからレストランへ。

レストランはモンゴル風バーベキューで、好きな具をボールに入れると、指定のソースで炒めて席まで持ってきてくれます。味もなかなか。アメリカでもたまに見るスタイルなのですが、ドイツにもあるんですね。ここでタナカマさんが僕のことを「クニツィアファン」と紹介してくれたのですが、どうもファランクスとクニツィアはやはり合わないようで、ちょっと空気が硬直。さらに疲れが最高潮に達していたのか、気が付いたら眠っていました。どうもすみません。でも楽しかったです。

帰ったのは遅くてＵバーンの終電を逃していました。タクシーで帰ったのですが、地上の風景もなかなか面白かったです。

遊んだゲーム
カバとワニ Hippos & Crocodiles
ヤバラス Yavalath（３回）
トリット Tritt（２回）
リミット Limit
ガウス Gauss
オクタゴ Octago（基本ゲーム）


=============================================================


１０月２７日日曜日（エッセン４日目）＆２８日（帰国）
もう宿に残っているのは５人だけ。この日はのんびりと起きて、タナカマさん夫妻においしい朝食を御馳走になりました。そのあと、３人で近くを散歩。朝の空気が気持ちいいです。個人的にドイツで一番失望したのはグラフィティ（落書き）の多さと路上のゴミの多さ。タナカマさんと散歩の帰りに寄った銀行の建物の中までゴミが散らかっていました。アメリカのかなり治安が悪いところと同じくらいの落書きとゴミにちょっとびっくりです。でもこういうのも住んでしまえば慣れるのかもしれません。

この日の夜は、ボン在住の旧友に会いに行く予定なので、あまり会場に長くはいられません。ここでミスをしてしまい。４日間チケットを宿に忘れてきてしまいました。仕方なく１日券８ユーロを購入（上の写真の横長のチケットが１日券）。今日でエッセンも見納めです。ジェンXゲームズのブースでダニエル・ヴァルに会いたかったのですが、忙しいらしくいつも不在でした。残念。

秀才コースゲームけいさんのようにボールを廻して３目並べるティックタックタックティックというゲームを遊びました。でも、今日の目的はオクタゴの上級ゲームを教わること。あまり時間がないので、Yvio のブースに行きます。昨日会ったコンパニオンのお姉さんは僕のことを覚えていてくれて、英語の分かるひとを連れてきてくれました。結論から言うと、上級ゲームの方が数段戦略的で面白かったです。

前日立ち寄った２Fシュピールの隣の小さなブースで売られていた怪しげな古いゲーム、デモノ Demono。売っていたおじさんが「これは僕が一番好きな２人用ゲームなんだよ。とてもユニークなタイルゲームでね」とルールを説明してくれたのですが、そのときは買いませんでした。妙に引っかかったので、意を決して買ってみることに。まだ遊んでないのですが、どんなゲームなのでしょうかね。写真はドメモとデモノです。

遊んだゲーム
ティックタックタックティック TicTacTacTic
オクタゴ Octago（基本ゲームと上級ゲーム１回ずつ）

３時過ぎにはメッセとお別れ。宿に戻ってShokoさんに中央駅まで見送ってもらいました。最後までお世話になりっぱなしでしたね。夜はボンで旧友と食事。旧友の家に一泊して翌日早朝６時半の列車でボンからデュッセルドルフ空港へ。スカンジナビア航空の待機ゲートでストーンRさんとヴァイスさんと偶然にも再会。コペンハーゲンまでは同じ飛行機だったようです。さらに将棋のブースの北尾さんも同じ便でした。時間があったらコペンハーゲンでお茶でも、と思っていたのですが、飛行機の遅延もあって、コペンハーゲン空港のビルを重い荷物で駆け回ることになりました。でも無事にワシントンDCに戻ってきました。来年も行きたい！みなさん、また来年会いましょう！
（完）


=============================================================


今回の旅行の反省点
現地で換金に手間取るのも嫌だったので、出国数日前にドルをユーロに換金しておいたのですが、これはレートも悪いので失敗でした。さらにデビットカードのようなものを「ヨーロッパならどこでも使えるよ」といわれて作ったのですが、シュピールにせよエッセンの街にせよほぼ現金オンリー。このカードは要らないですね。これも失敗。ドイツは思ったよりも現金社会でした。治安も良さそうなのであまり現金を持っていても不安ではないと思います。


=============================================================



全ゲーム



クニツィアのゲーム



木箱のゲーム。スカリノ、ゴジュウ、カテドラル



エッセンでの新作はこの２つだけかな？



おまけやプロモーションのアイテム。あまり集めてませんでした。


購入ゲーム一覧
新作
カリスト（ピアトニック）
ラムセーのピラミッド（レゴ）
ゼロ
誰だったでしょうカードゲーム
デスペラード（ペガサス）
ボードゲームギークゲーム（R＆D）
ファクトリーマネージャー（２F）
浅草
ガウス（２個）
ロボットマスター
ヘックメックミニ
モールヒル
トリット
ワニとカバ
ヤバラス
コルドバ（スペイン限定）
進め！！海賊さん


新品同様
モダンアート（ハンス版）
べガス（ラベンスバーガー）
ワピ（タクティック）
頭脳絶好調（白箱特別版）
オリオン


中古
ハイソサエティ（ラベンスバーガー）
ドメモ（ラベンスバーガー）
カテドラル（木箱）
ゴジュウ（木箱）
スカリノ（木箱）