DCゲーマーズ 2009.08.29

多忙でレポートが遅くなりました。自宅でのDCゲーマーズも久し振りです。今回は子供ゲームや原作のあるゲーム、旧作新作を混ぜて楽しく遊びました。



アンギャルド En Garde
(プレイ時間 15分)
EnGardeBox.jpgアンギャルドはフェンシングのスピード感ある戦いを再現した2人用のカードゲームです。用具は、ボードとコマ4つとカード25枚というシンプルさ。ボードは23マス、コマはフェンサーと得点記録用を各プレイヤー1つずつ、カードは1-5が各5枚です。自分のフェンサーをお互いにボードの反対側の端のマスに置いて、手札5枚を配ったらスタートです。基本ゲーム、標準ゲーム、上級ゲームと3種類ありますが、ここでは前進攻撃のある上級ゲームについて説明します。

手番には前進、後退、攻撃、前進攻撃の4つのアクションのどれかをカードを使って行います。補充は自分の手番終了時のみで、手札が5枚になるように補充します。

前進、後退はカードを1枚出してその数値ちょうどだけ自分のフェンサーを動かします。このとき相手のフェンサーの位置以上の前進、ボードを越えての後退は出来ません。

EnGardeBoards.jpg攻撃:相手のフェンサーとの距離が5以内の場合はその数値丁度のカードを出すことで攻撃となります。同数値ならば複数枚出すこともできます。この時、自分のフェンサーは動きません。攻撃されたプレイヤーは防御として同じ数値を同じ枚数出さなければなりません。それが出来ないときはヒットとなり攻撃側に1点加算、ラウンド終了です。各数字は5枚しかないため、3枚での攻撃は確実なヒットとなります。防御は攻撃したプレイヤーの手番の一部なので防御した直後は補充せずに手番となります。

前進攻撃:相手のフェンサーとの距離が2以上10以下の場合には、前進してから攻撃できます。通常の攻撃との違いは、攻撃されたプレイヤーは防御をする代わりに自分の手番を使って後退できることです。防御すると即座に(補充せずに)手番となりますが、後退すると相手の手番になってしまいます。前進攻撃を連続でされると、逃げ場が無くなって負けということもあります。

EnGardeFight.jpgこの2種類の攻撃を駆使して、ヒットを決めるか山札が尽きたらラウンド終了です。勝った方に1点加算し、全てのカードをシャッフルしてフェンサーを元の位置に戻して次のラウンドです。先手後手は交互です。5点先取で勝利となります。

なお、基本ゲームと標準ゲームでは前進攻撃のルールが無く、基本ゲームでは防御のルールがありません(つまり全ての攻撃はヒットとなるので複数枚攻撃もない)。

以前のレポートに載せた間違え易いルールをもう少しきちんとまとめて、以下に再掲します。

1:複数枚での攻撃に対する防御
英語ルール(初版)と日本語訳では、同じ枚数で同じ合計値になれば良いとありますが、これは間違いです。つまり3のカード2枚で攻撃されたら4と2、5と1などでは防御できません。3のカード2枚でのみ防御できます。つまり3枚で攻撃されたら防御不能なのです。

2:前進攻撃の複数枚攻撃
英語ルール(初版)と日本語訳では、前進攻撃の攻撃は1枚のみであるような書き方がされていますが、普通の攻撃同様に複数枚も可能です。

3:カードが尽きたときの判定
基本ゲーム:最後のカードが引かれたら、相手プレイヤーは一度だけ攻撃することができます。もしできなければ、ボードをより遠くに進んでいたプレイヤーの勝ち。それが同数なら引き分けです。
標準&上級ゲーム:最後のカードが引かれときに攻撃、または前進攻撃が起こっているならば、相手プレイヤーは通常通り、防御か後退を行ってラウンド終了です。以下の判定条件AとBのうち、標準ゲームではA、上級ゲームでは場合によってどちらかに従います。

A:攻撃/前進攻撃がなかったとき、あるいは、攻撃/前進攻撃があり、プレーヤーが防御したとき
お互い手札を公開して、フェンサーの距離と同じカード(つまり攻撃ができるカード)を多く持っているプレイヤーの勝ち。それが同数のとき、またはフェンサーの距離が6以上のときはボードをより遠くに進んでいたプレイヤーの勝ち。それが同数なら引き分けです。

B:前進攻撃があり、プレイヤーが後退したとき
フェンサーの距離は関係ありません。ボードをより遠くに進んでいたプレイヤーの勝ち。それが同数なら引き分けです。

特に上級ルールでのケースBは英語ルール(初版、第2版ともに)と日本語訳では触れられていないので注意が必要です。

EnGardeCards.jpgこれまでにアバクス初版、アバクス第2版、ラベンスバーガー版(デュエル)、フェルティデラックス版、フェルティトラベル版、と5種類出ています。アバクス初版、ラベンスバーガー版、フェルティトラベル版はほぼ同じサイズの箱です。

アバクス初版は、しっかりした箱でボックスアートも良い感じです。カードもシンプルなデザインながら機能的。ボードは布製で、3マスごとの色違いで距離を数え易く、くるくると巻いて収納するようになっています。フェンサーは黒と金色でチェスのコマのような感じで高級感があります。

アバクス第2版はアバクスのカードゲーム同様の耐久性のない小箱仕様です。カードは初版と同じですが、ボードはカードを並べて作り、2マスごとの色違いになっています。フェンサーはダイスで、得点も6面ダイスで表します。

EnGardeDX.jpgフェルティデラックス版は、立体ジオラマのボードで組み立てるのが大変ですが見栄えがします(写真は組み立て途中の様子)。マス目には数字が書かれており数え易くなっています。フェンサーも重量感のある鉄のコマです。カードのグラフィックは少々コミカルなので好みが分かれるかもしれません。

フェルティトラベル版は、デラックス版のグラフィックやフェンサーを踏襲しながらも、アバクス第2版なみのコンパクトさ、フェンサーもカードもすこし小さくなっています。ボードは布製でマス目には数字が書かれています。

EnGardeFencers.jpgラベンスバーガー版のデュエルだけは名前も異なり、特殊カードも付いているのでギークでも別エントリーとなっています。ボードは3枚をジグソーパズルのように繋げます。前進攻撃のルールが無く、基本ルールと標準ルールに該当するものだけで、カードが尽きたときの判定やラウンドのスタートプレイヤーのルールが異なります。特殊カードは各ラウンドのルールに変化を加えるもので、手札3枚、手札10枚補充無し、オープンハンド、後退無し、任意のゲーム、と変化に富んだ戦いが楽しめるのでこれはこれで面白いと思います。

EnGarde1sted.jpgアンギャルドはシンプルなゲームですが、カウンティングとブラフの要素があり、熱い戦いを楽しめます。最初は距離が22ですが、相手との距離を6-10くらいに縮めるまでに手札調節をし、できれば先に攻撃/前進攻撃が出来るように持ち込みます。特に上級ルールでは、前進攻撃を繰り返して相手をボードの端に追いつめるか、相手に攻撃させてから防御、反撃に出るかなど、色々な展開があります。大きな数字も小さな数字も大切で、勝負は一瞬で決まるので非常に緊迫します。

ショーンがまず来たので他のプレイヤーを待つ間にプレイ。個人的にはこのアバクス初版の布マットのデザインが一番好きです。
時間がなくて6ラウンドで終了。

結果:自分 4、ショーン 2(途中終了)



ネフェルティティ Nefertiti
(プレイ時間 50分)
Nefertiti.jpgボードには古代エジプトのナイル河口が樹の枝のように描かれています。その周りの8カ所の市場にビッドをしてカードを集めていくゲームです。カードは持っているプレイヤーが少ないほど価値が高くなります。

市場は常に3カ所だけが開いています。それぞれの市場には数字が書かれたマス目があり、これらのマスにビッドしていき決算発生の条件を満たすと即座に決算となります。その条件は市場によって異なり、コマが縦横斜めに並んだら決算、コマが置かれたマス目の数字が一定数を越えたら決算、など様々です。マス目の数値だけ市場にお金を払ってカードを買うか、あるいは買わずに市場にあるお金を半分手に入れるか、の選択が出来ます。これがこのゲームの面白いところで、2回ビッドしていれば、自分が払ったお金を回収できたりもします。

決算が起こった市場は閉鎖し、別の市場が開きます。この流れをよく読んで相手の動向を見ながらカードを集めていきます。また味付けとして特殊カードもあります。

数人の友人に「多分好みのゲームだと思うよ」と言われていたので、ローラに頼んで持ってきてもらいました。競りゲームは好きなジャンルでもあり、ちょっとユニークなシステムは面白いと思いました。ただそれぞれの市場での決算条件がなんだか取って付けたような感じがし、特殊カードによってゲームがごてごてしてしまった感じです。最初は雲をつかむような感覚で、何をすれば良いのか分かりませんでした。ショーンがタイブレークで勝利。自分は最下位でした。また遊んでみたいと思わせるゲームではあります。

結果:ショーン 97(1)、サイモン 97(0)、ローラ 71、自分 60 (括弧内はタイブレークの残金)



地底旅行 Journey to the Center of the Earth / Reise zum Mittelpunkt der Erde
(プレイ時間 1時間35分)
Journey.jpg小説をもとにしたドーン作のファミリーゲーム。いかだのコマが良い雰囲気を出しています。ボードは3つに分かれ、まず地底に下っていき、次に地底湖を渡り、最後に火山で溶岩とともに地上に脱出します(原作を知らないので推測で書いてます)。

最初の3分の1がこのゲームのメインと思われ、最も時間がかかります。ここでは3色のコマは別行動。プレイヤーはコマの色と同色のカードを出して地底に下っていき化石を集めます。斜めに進めるコンパスや、岩を砕けるハンマー、クレバスを渡れるロープなど特殊カードも満載です。中盤の地底湖に備える為に得た化石の量に合わせて水トークンを取っていかなければなりません。水トークンが十分にないと地底湖を渡る前に化石を捨てることになります。

地底湖と火山噴火の部分は3色のコマはいかだに乗せられて一緒に行動します。つまり、全員でコマが一つしかないと言う変わった形態です。地底湖の部分は最初の3分の1と余り変らないルールで、最後はあっという間。クライマックスに欠けるような気がします。

地底に下る部分がものすごく長いのでどうなることやらと思いました。ここではカードの運が悪く全く何も出来ない状態が4巡も続きます。これはゲームとしてはどうなのでしょうか。悪くはないのですが、もうちょっとプレイヤーインターアクションがあっても良いと思います。化石は非常にランダムなので、本当に運だけという気もします。今回は化石カードが尽きてしまい、終盤は化石がもらえるはずなのにもらえないという状態になってしまいました。

結果:サイモン 47、ショーン 42、ローラ 30、自分 22


十二星座ゲーム Sternenhimmel
(プレイ時間 40分)
Sternenhimmel082909.jpgフォーレストがDCゲーマーズのゲストメンバーとして到着し5人になったところで、かなり久し振りの十二星座ゲームです。一等星は裏向き、それ以外の星は表向きにコマを置き、2位になることを目指すというシンプルながらも変わったゲームです。決算が起こると連動して他のボードの他プレイヤーのコマの中身がある程度わかるというのが面白い。このころのゴルトジルバーは名作ぞろいですごかった。

結果:ショーン 35、自分 32、サイモン 27、ローラ 27、フォーレスト 19



にわとりのしっぽ Zicke Zacke Huehnerkacke +
追加セット うんちふんじゃダメ! Zicke Zacke Entenkacke
(プレイ時間 10分)
Zicke082909.jpgこの日は子供ゲームを3つも遊びましたが、その第1弾。5人プレイです。12のタイルを覚えるゲームですが、見事に収束するゲームです。記憶力の良いショーンと経験のある自分の一騎打ちとなりましたがショーンにあっけなく追いつかれて負け。

結果:ショーン



賽は投げられた Alea Iacta Est
(プレイ時間 1時間)
AleaIactaEst082909-1.jpg手持ちの8つのダイスを振り、その結果をみて戦略的にダイスを配置していくゲームです。配置できる場所は5カ所あり、それぞれ条件が異なります。

1、最初に置くプレイヤーはダイス1個、次は2個というように増えていきます。
2、連番
3、同数字
(連番と同数字は全く同じ組み合わせは置けません)
4、和が5になるダイス2つか、または任意のダイス1つ。
5、なんでもあり

得点方法はいろいろあります。
基本的には場所とそこに住む男女のペアを集めます。
それ以外に単純に得点となる人魚、様々な特殊得点方法をもたらすSPQRカードがあります。また2分の1点となるものもあります。

AleaIactaEst082909-2.jpg以前ここでレポートしたときは時間がなくて途中終了でしたが、それ以来2回目。今回は5人できちんと遊べました。振ってからどうすれば良いのかを戦略的に考えるため天空の巨人に似ているような気がしますが、こちらの方が好みです。ただルールを間違えていたようです。誰かのダイスが尽きたら即座にラウンド終了としてしまいました。今度こそ正しいルールで遊びたいものです。

結果:サイモン 39、自分 38、ショーン 33、フォーレスト 32、ローラ 25



タイタンアリーナ Titan: the Arena
(プレイ時間 40分)
TitanTheArena082909.jpgつい先日、ワールドボードゲームチャンピオンシップで遊んだばかりですが、今回が実は3回目。まだ一度も勝てたことがありません。大分カードの特殊能力にも慣れてきて、面白みが分かってきました。グランドナショナルダービーに適度に特殊能力と追加ルールを加えた成功作。カードゲームとしてはちょっと重めですが、面白いと思います。

結果:サイモン 12、ローラ 11、自分 9 フォーレスト 5



フリンケピンケ Flinke Pinke
(プレイ時間 30分)
FlinkePinkeBoxes.jpgフリンケピンケはクニツィアのミニマリスティックなゲーム。オリジナルはアミーゴからで大きめの箱と小さな箱の2種類があります。ほぼ同時にアメリカのミルトンブラッドレイからクアンダリーが、そして時を経て、ハイデルベルガーからトール、ファンタジーフライトからロコと、何度も名前を変えてリメイクされています。

カードは5色、0-5の各6枚で合計30枚。それにチップが各色5枚ずつ25枚。たったこれだけのコンポーネントですが集団心理とジレンマがたっぷり味わえます。2-5人用で、各プレイヤーに同じ枚数(人数によって14枚、9枚、7枚、6枚)を配り、残りの0-3枚はウィドーになり誰も見ることは出来ません。

FlinkePinkeCards.jpg手番では手札から1枚を同色のチップの前にプレイし、好きなチップ(プレイした色と同じでも違っても良い)を1枚取るだけです。既に同色のカードがプレイされていた場合には、以前のカードが分かるようにずらして重ねて置きます。これを繰り返しある色のカードが6枚全て場に出たらゲーム終了。各色で最も最後に出されたカードの数値がその色のチップ1枚の価値になります。これで1ラウンド終了です。通常は人数分と同ラウンド数プレイし、総計を競います。

他プレイヤーが出したカード以上に他プレイヤーが取ったチップを観察するのが大切です。流れを読んで、ある程度は他人と協調し、その上でどこかで一歩抜きんだプレイヤーが勝ちます。慣れてくると誰がどのカードを持っているかを考えるのが楽しくなります。

各エディションによってルールやコンポーネントにかなりの違いがあります。

フリンケピンケ(2-5人):2人の場合は5のカード5枚を除いた30枚でプレイ(各プレイヤー11枚でウィドーは3枚)。また、ラウンド終了時に他プレイヤーより1枚チップが少ないと2点加算される。この2点加算ルールがあるのはフリンケピンケだけなのだが、個人的には好きなルール。ラウンド数は任意。

QuandaryBoard.jpgクアンダリー(2-4人):チップは各色6枚あるので少々フリンケピンケに比べて緩く感じる。カードでなく重量感のあるタイルを用いており、タイル立てやボードが付いてくる豪華版。ただタイル立ては4つしか用意されておらず、プレイ人数は4人まで。人数によってのラウンド数が明記されている(2人と4人では4ラウンド、3人は3ラウンド)。

ロコ(2-4人):これも4人まで。数値0のカード(ロコカード)をプレイする前には「ロコ!」と叫ばなければならない。もし忘れるとチップを取ることが出来ない。ラウンド数は任意。

トール(2-6人):神話をテーマとする。2種類のゲームとバリアントがあり、バリアントは2種類どちらにも入れて遊ぶことが出来る。このシリーズでは異端児なためギークでも別エントリー扱いとなっている。
基本ゲーム(2-5人):ラウンド数はプレイヤー数。
ビッグゲーム(4-6人):6番目の色を加える。つまりカードは36枚、チップは30枚となる。
バリアント「トールの意思」:14枚のアクションカードを使う。プレイヤーはチップを取る代わりにアクションカードを引くことが出来る。

FlinkePinkeHandmadeBox.jpgこれらの様々なエディションの中で一番思い入れがあるのはオリジナルのフリンケピンケ。追加2点のルールも良いし、チップ5枚というのもよく出来ています。あまりにも色々なところで遊ぶため、持ち運び用の小箱を自作して以来、ずっとそれを使ってます(写真)。

フリンケピンケの初期の英訳と和訳には、「プレイしたカードと同じ色のチップは取れない。」と書かれていたのですが、これは誤訳です。取るチップに色の制約はありません。ただ、このバリアントもかなり面白いので好みで入れてみても良いと思います。

FlinkePinke.jpg普段カジュアルに友達と遊ぶことの多いこのゲームですが、レポートを書くのは実は初めてです。かねてからサイモンがプレイしたことがないと言っていたので薦めていたのですが、なんとローラもフォーレストも遊んだことがないとのこと。こんな傑作(と思っているのは自分だけかも)をプレイしていないとは!というわけでエントリーです。

このゲームは初プレイのプレイヤーの行動が読みにくいゲームですが、自分以外は全員初プレイということもあって全く読めませんでした。それならもうすこし協調路線でいけば良いものの、危険な橋を渡るようなプレイばかりしてしまい、最下位。このゲームでの最下位は久し振りです。

余談ですが、フリンケピンケとペンギンパーティーは両方ともアミーゴから出版されたクニツィアのミニマリスティックなゲームでカードはともに36枚。両ゲームともその極端にシンプルなルールゆえ長く遊ばれる名作だと思います。

結果:サイモン 81、ローラ 74、フォーレスト 63、自分 58



モダンアート カードゲーム Modern Art: the Card Game
(プレイ時間 30分)
モダンアートよりも手軽なのでついつい遊んでしまうゲームです。モダンアート入門としても適していると思います。最近のカードゲームではヒット作ですね。

結果:ローラ 129、自分 119、フォーレスト 95、サイモン 95



生きてる! It's Alive!
(プレイ時間 30分)
ItsAlive082909.jpg初版のボックスアートがダークで良い感じの小気味良い作品。漸く最近になって手に入れました。フォーレストが興味を持ったこともあってプレイ。売るか買うか競りに出すかの3択はやはり良いシステムだと思います。どうしてもテーマが注目されてしまうゲームだと思いますが、その裏にあるシステムは非常にしっかりしており、何度も遊びたくなる良作です。

結果:サイモン 54、自分 47、フォーレスト 46



カヤナック Kayanak
(プレイ時間 30分)
Kayanak.jpg一時話題になった子供ゲームの名作。A4の紙を湖に張った氷に見立てて、穴をあけてわかさぎ釣りをします(わかさぎではないかもしれませんが)。ゲームの箱がそのままボードとなります。あらかじめ大小の鉄球100個を湖の底にばらまいておきます。釣り竿の端がとがっていて、これで氷に穴をあけられます。釣り糸の先には磁石がついており、魚が釣れる瞬間には「かちっ」という手応えのあるおとがするのです。時には大小合わせて2-3匹もの魚が一気に釣れることもあり「おおー」という歓声が上がります。なんともプリミティブで楽しいゲームです。

以前はお酒を飲んだ後によく遊んでいました。ルール通りに遊んでも楽しいですが、無視して好きなルールで遊んでも楽しいと思います。今回はルール通りに遊びました。手番にサイコロを2つ振り、出た目によって、移動、穴開け、釣りが複数回できます。さらに開けた穴を凍らせたり、氷の一部を溶けさせたりすることができるのです。最初に15匹誰かが釣ったところでゲームオーバー。大きい魚は2点、小さい魚は1点です。

一番の問題はここ北米ではA4の紙が非常に手に入れずらいこと。レターサイズなんていう8インチ半x11インチが主流です。おそらくこれが原因でカヤナックは殆ど普及していません。この紙の問題ではカヤナックに限らず苦労しており、アメリカ以外の世界は殆どA4なので、例えばヨーロッパのドキュメントをプリントアウトすると下が切れてしまうということはしょっちゅうです。そろそろ世界と歩調を合わせて欲しいですね、単位と紙のサイズだけでも。

結果:自分 16、フォーレスト 9、サイモン 9



深海に眠る財宝 Die Schatztaucher
(プレイ時間 40分)
サイモンのリクエスト。今日3つ目の子供ゲームです。ブラックライトのギミックはやはり面白いですね。ギミックだけにとどまらずにちゃんとゲームになっているのが素晴らしい。今回は子供ゲームにも関わらず、みな戦略的にトップを狙いにいきます。僅差で勝利。

結果:自分 45、フォーレスト 44、サイモン 27

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