WBC 2009 2009.08.08

ワールド ボードゲーミング チャンピオンシップ World Boardgaming Championship は毎年ペンシルベニア州ランカスターで行われるボードゲームのトーナメントを主体としたイベントです。100種類のゲームのトーナメントが行われ、世界チャンピオンを決めるのです。ワシントンDCからはクルマで2時間30分とそれほど遠くはないのですが、なぜかあまり興味が湧かなかったのと、都合がつかなかったのとで行ったことはありませんでした。今年は8月3日(月)から9日(日)まで7日間でしたが、すでに先に行っているDCゲーマーズのメンバーと電話で話していたら、急に行きたくなってしまいました。思い立ったら今。急遽決行です。ショーンと打ち合わせて日帰りでの参加です。

Program.jpg朝6時半、バナナやスナック、そしてコーヒーといくつかのゲームをクルマに入れて出発です。丁度、壊れた窓ガラスと、パンクしたタイヤを直したところで、クルマも相対的には良いコンディションです。DCの議事堂から北に一直線。途中でショーンを拾ってから高速道路をI-95、I-695、I-83、US30と乗り継いで9時前にはアーミッシュで有名な観光地ランカスターにあるホテルに到着です。

建物の脇のドアから入るとそこはウォーゲームの部屋らしく、50以上あると思われるテーブルはウォーゲーマーでいっぱい。とにかく圧倒されました。とりあえずDCゲーマーズのローラに来てもらって案内してもらいます。

大小様々な部屋でトーナメントが行われており、他にはゲームの販売、新作ゲームを自由に遊べるテーブル、多数のゲームライブラリーや持ち込みゲームが自由に遊べるオープンゲーミングなど盛りだくさんです。

週末1日登録は$32。うち$2は参加証明の首に掛ける青いタグで、来年以降は持参すれば$2の節約になります。もちろん、今回の週末1日だけの当日払いは割高で、前払いの1週間参加だと相当割引されます。プログラムは7日間のイベントだけあって32ページと分厚い冊子。18ページ目の今日のプログラムを見て計画を立てます。

朝の9時から夜の11時まで1時間ごとにトーナメントの開始が2-20ゲームほどあります。特に朝一番の9時は1時間以上の長時間ゲームのトーナメントも多数始まるらしく20ゲームもあります。参考までに9時、10時、11時のゲームを抜粋してみます。

9時開始
1960大統領になる方法、バトルクライ、コンクエストオブパラダイス、クルセダーレックス、アイゼンバックギャップ、ロストシティ、メディチ、カタンの開拓、スピードサーキット、スコードリーダー、ウィーザピープル、ルネッサンスの時代、エアバロン、ブリタニア、グレートキャンペーンズ、クトゥゾフ、金星の商人、フィレンツェの匠、タイタン

10時開始
ディシジョンゲームズ、タイタンアリーナ、アフリカコープス、ゲティズバーグ、シーザーの海賊

11時開始
蒸気の時代、ノートルダム、プエルトリコ、ギャラクシー、ティカル

各ゲームの項目にはH(ヒート)、R(ラウンド)、SF(セミファイナル:準決勝)、F(ファイナル:決勝)などと記号が付いており、ヒートとラウンド1は参加可能ですが、ラウンド2以降は以前の試合に参加して勝ち進んでいないと参加できません。このあたりはゲームによって若干システムが違います。既に6日目なので今から参加できるトーナメントには限りがあり、メディチやロストシティはすでにセミファイナルなどをやっていて残念ながら参加不可能です。

今回の目当ての一つであり、絶対に参加したいのは夜8時開始のチグリスユーフラテスのトーナメント。それまでの時間はトーナメントに出来るだけ参加し、あとはオープンゲーミングで楽しむという方針でスケジュールを立てました。9時のトーナメントには間に合わないので、午前中は10時のタイタンアリーナ、そして11時のプエルトリコに参加することにします。

10時までの間、ローラの友人であるシルバースプリングゲームクラブ(一度だけ行った事がある)のスティーブと一緒に新作ゲームプレイコーナーでラーダイスを遊ぶことにしました。ここにはフィンカ、四季の城、ドミニオン陰謀、マオリなど6テーブルほどにすでにゲームがセットアップされていて、誰でも自由に遊べるのです。



ラー ダイスゲーム Ra - The Dice Game
(説明 5分 プレイ時間 35分)
RaDice.jpg競りゲームのラーから競りを除いてダイスにしたゲーム。スコアリングシステムはラーと全く同じなので分かり易いです。5色のダイスはどれも同じ。6面はラー、ファラオ、洪水、モニュメント、文明、そしてワイルドとなっていて3回まで振り直せますが、ラーが出たサイコロは振り直せず、その分時間が進みます。あっという間にラウンドが終わるので緊張感もありなかなか良いゲームだと思いました。

結果:ローラ 36、ショーン 30、自分 26、スティーブ 23



タイタン アリーナ Titan: The Arena
TItanTheArena.jpg10時ちょっと前にローラに案内してもらってタイタンアリーナのトーナメント会場に向かいます。そこで偶然に元DCゲーマーズのラファエルに遭遇。彼はボストンに引っ越してしまいご無沙汰でしたが、トーナメントでは好成績をあげることでこの世界では有名です。一昨年のグランドチャンピオンに輝いたのもラファエルです。タイタンアリーナの会場はたまたま通りかかっただけらしく、すぐに別の部屋に消えてしまいました。彼は色々なトーナメントでスケジュールがいっぱいらしく、その後遭遇することはありませんでした。こういう場で見ると多忙なエグゼクティブのようです。

タイタンアリーナはアメリカでは根強い人気ゲーム。アバロンヒルからクニツィアが出した唯一のゲームで、コロッサルアリーナとしてリメイクされてもなお、高額で取引されています。そんなタイタンアリーナが各テーブル5人で10テーブルほども同時展開されているのは壮観です。

実はタイタンアリーナをプレイするのは2回目なので、細かいルールを忘れてました。「グランドナショナルダービーだったら何度も遊んだことがあるんだけど」というと「へえそんなゲームがあるの?」と言われました。英語版が出ていないゲームの知名度の低さが分かります。まあ、雑談している場合ではなく、真剣にプレイしたのですが経験豊富なプレイヤーにはかないませんでした。

結果:グレッグ 12、マット 10、レベッカ 10、自分 8、ギャリー 6



プエルトリコ Puerto Rico
PRRoom.jpg続けて参加したのは11時開始のプエルトリコ。ここは大会場で50テーブルくらいはあるでしょうか?そのうち半分はカタンの開拓、残りの半分がプエルトリコに使われてました。

PRfinalboard.jpgテーブルは各4人。偶然にもシルバースプリングゲームサークルで会ったマークが一緒のテーブルです。オーソドックスに確実に勝つ方向で、採石所を1つ、そして早めの工場を建てましたが、直後にリチャードに工場と港を建てられ、引き離されました。これ以降は後手後手にまわる展開で、1位(と思われる)彼を終始後追いする形となり結果は2位でした。なんとか展開を打破したかったのですが、難しい。でも2位なので評価点が良ければ次に進めるかも、と言われ、後で戻ってチェックすることにしました。

結果:リチャード 58、自分 52、シェリル 49、マーク 38



ここでノートルダムのトーナメントに参加していたショーンと落ち合って、オープンゲーミングの部屋に向かいます。ローラはギャラクシーのセミファイナルまでいったらしく、興奮していました。



OpenGamingRoom.jpgオープンゲーミングの会場は最も大きく、最も活気に満ちています。100はあると思われるテーブルで本当に老若男女、多種多人種がさまざまなゲームを遊んでいます。ざっと見た感じではギークのトップに上がるようなちょっと重めのゲームが多く、スルーザエイジやドミニオン(陰謀も含む)、ブラス、ケイラスなどが多くプレイされていました。もともとウォーゲームもちらほらと見られました。

貸し出し用のゲームライブラリーもありますがそれほど多くはなく、ゲームをいくつか持ってきて正解でした。ロストシティボードゲームは大量に積んであるのに、ケルトは1つもありません。もちろんケルトカードもケルトタイルも無し。他のゲームもアメリカ製、メイフェア、リオグランデがほとんどで、アメリカではやはり英語版でないと流通しないというのが現実のようです。自分は英語もドイツ語も外国語ということには変わりないので、一般的にはコンポーネントの質が高いドイツ版を買うのですが、かなり稀なユーザーなのだと思います。



ピッチカー ミニ Pitchcar Mini + 拡張セット 2 Extension 2
PitchCarMini.jpgふと隣のテーブルを見ると誰もいないのにピッチカーミニがセットアップしてあります。ちょっとやってみようよ、ということになり、その場にいた3人で遊びました。カラバンデで磨いた腕で最初はぶっちぎりでしたが、後半で欲が出て足止めを喰らって2位。ピッチカーミにも悪くないですね。特にこの45度のカーブが入っている拡張セット2はオーソドックスながら一番まともな拡張かもしれません。



ロストシティ ボードゲーム Lost Cities: The Board Game
LCtBG.jpg持っていながらプレイしたことが無かったロストシティボードゲーム。これを機会にとゲームライブラリーから借りてプレイ。その場で知り合ったフィラデルフィアから来たというデイブを交えてローラとショーンと4人でのプレイです。

ケルトとの違いは昇順のみ、3ラウンド制、スコアが5倍、というところです。昇順のみはなかなか面白く、ケルトよりもカードが捨てられるのは良いと思いました。3ラウンド制のおかげでアーティファクト(ケルトでの願いの石)を集める長期的な計画が立てられ、そのあたりも面白かったです。グラフィックはケルトのほうが好きですが、「ケルトとどっちのグラフィックが良いと思う?」と聞くと3人ともロストシティボードゲームのほうが良いとのこと。さすがアメリカ。リオグランデはこれを分かっていてプロデュースしたのですね。

結果:自分 390、ショーン 385、デイブ 335、ローラ 150



マウアーバウアー Masons / Mauerbauer
Masons.jpgゲームライブラリーからマウアーバウアーを借りてきたショーン。以前一度だけウォルドーフ関係のゲーム会で遊んだことがあるのですが、今回も印象は同じでした。結局後半で引いてきたカードがボードの状況にマッチするかどうかで勝負が決まってしまう気がします。あとカードの種類が多くてかなり面倒に感じました。どうにもぱっとしないゲームです。

結果:デイブ 87、ローラ 85、ショーン 61、自分 53



一緒にロストシティボードゲームとマウアーバウアーを遊んだデイブが、ゲームを教えてくれたお礼にと不要なゲームをプレゼントしてくれました。僕は欲しかったクヮークルを頂きました。こういう交流が嬉しいですね。不要なゲームを持ってくれば良かったなあ。



Venders.jpgショーンと一緒に販売ブースを物色します。近辺の個人ゲームショップの他、メイフェア、リオグランデ、GMT、Z-MAN、とウォーゲーム関係がいくつかで、ドイツ系の店はまったくありません。まあこれがアメリカの一般的な状況なのかもしれません。

GJ1.jpgZ-MANには日本の誇るカワサキさんのカルタゴの貿易商やルールの達人が売られていて、店員さんと話し込んでしまいました。ゲームを物色していたカップルが「彼のゲームは良いよね、カルタゴは本当に面白いよ」などとお互いに話しているのを聞くとなんだか嬉しくなります。

GJ2.jpgとりあえずは、ゲームジャーナルノートというゲームの記録を付ける専用ノートを買いました(写真)。表紙のミープルは何色かあるのですが、いつも選ぶコマの色の黄色にしました。なかは綺麗に記録できるようになっていて、各ページの下に色々なゲームに関するクイズや雑学が書かれていて楽しめます。写真のページはこのロゴの一部からゲーム名を当てるというもの(答えはユニオンパシフィック)。

乗車券 Ticket to Ride
TTR.jpg午後の4時。再びトーナメントに参加です。乗車券は実は3回ほどしか遊んだことが無いので、ルールをすっかり忘れていました。ゲーム中に他のプレイヤーに聞きながらのプレイ。でもこのゲーム、殆どの時間はカードをドラフトするか山札から引くかだけなんですよね。チケットはどのくらい引けば良いのか分からず。ペナルティが恐いので3枚だけでした。そんなわけで惨敗です。

結果:ブライアン 121、ロブ 116、ケリー 98、自分 89



このあとプエルトリコのトーナメントの状況を探りにいったのですが、どうも参加者が多いので1回戦の2位のプレイヤーは参加できない模様。



販売ブースが閉まる前に、いくつかゲームを買いました。アンチュマンへのお土産としてマンマミーアとカッツェンジャマーブルース。自分にはモダンアートカードゲームとフロカティサーカス(リオグランデ版)です。これらはファンアゲインでも買えるのですが、ここまで来た記念にと思って買いました。ただ、販売店の方の知識があまりなく、モダンアートカードゲームとマスターズギャラリーの内容の違いについて聞くと、「マスターズギャラリーは競りのあるモダンアートとまったく同じゲームだよ。モダンアートカードゲームとは別物」などといわれてちょっとびっくりしました。

販売ブースの隣の新作プレイコーナーでDCゲーマーズのジェイソン、クリスチャン、ヴォンダに遭遇。やっぱり皆来ているんですね。



フィンカ Finca
(プレイ時間 40分)
Finca.jpgここで再びショーンとローラに合流して、新作ゲームプレイコーナーで遊びたかったフィンカを遊びました。ロンデルシステムのように円形につながったマス目に自分のコマがいくつかあります。手番には自分のコマのどれかを進めて、進めた先の果物を得るのですが、進める数はそのマスのコマの総数で、得られる果物の数は進めた先のコマの総数というのがなかなか面白いです。以前、似たようなシステムでエメラルドというゲームを遊んだことがあるのですが、それよりはずっと良く出来ています。

結果:ローラ 59、自分 52、ショーン 45



チグリス ユーフラテス 新版 Euphrat & Tigris
ETlocation.jpg午後7時45分、いよいよ今回のメインの目的、チグリスユーフラテスのトーナメント会場に向かいます。朝のタイタンアリーナと同じ小さめの部屋でした。

トーナメントではそのゲームを持ち込めば必ず参加できる(場合によってはゲームが不足するのでその場合は持ち込んでない人は参加できないこともある)ので、ペガサス版を持ち込んだのですが、非常に珍しがられました。ペガサス版の存在は一般的なアメリカのゲーマーには殆ど知られてないようです。両面マップや文明の建物、ジッグラト、それに新しいメイフェア版のことなど色々とその場の人に聞かれました。

ET1-1.jpg午後8時、いよいよ1回戦開始です。青のタイルが全く無くて非常に最初は厳しかったのですが、青のタイル地盤を破壊タイルでもぎとり、その隣の青のタイルを戦争で奪い、全く青タイルを使うことなしに5点獲得。これで弾みがついて運も味方してくれたのか重要な戦争には殆ど勝つことが出来ました。モニュメントはゲームを通じて一つしか建てられず、ロースコアゲームとなったので10点くらいを目標に進めていき、1位勝利です。

ET1-2.jpg右の写真はゲーム終了時です。すべて9点ずつと非常に効率の良い集め方ができました。財宝2つが点数にならなかったというのは初めてかもしれません。

自分 9-9-10-10、ジェフ 5-8-9-10、グレッグ 5-5-5-11、マイク 4-4-5-5



ET2-2.jpg午後10時からセミファイナル(準決勝)です。1回戦でトップか2位の上位点のプレイヤー12人が3テーブルに分かれて戦います。各テーブルのトップと2位の中での最上位がファイナル(決勝)に進めるのです。なお2位以下の点数はトップに対してどれだけの財宝を足せばトップと同じかそれ以上になるかを計算し、必要な財宝の数が少ないほうが成績が良いということになるのです(例えばトップが 8-8-10-13で自分が6-7-11-15だったら8-8-11-15にするための3つの財宝が必要)

ET2-1.jpg自分以外は全員黒リーダーから始めて別の色のタイルで拡張していきます。僕はその別の色のタイルに相乗りする形でリーダーを配置するものの、あちこちで手薄になって思いのほか早く来た戦争に負けてしまいます。さらにモニュメントが数多く建てられるという1回戦とは異なった展開にかなりあせります。一時は4つのうち3つのリーダーが手元に戻ってしまうと言うふがいなさ。決定的なミスは黒が不足していたにもかかわらず、黒のモニュメントをコントロールするまたと無いチャンスを逃してしまったことです。その後はじり貧で、一時は4つのリーダーが全てボードから無くなってしまうまでに追い込まれました。惨敗。悔しかったけれど色々と学びました。

結果:マーク 10-10-11-15、ブライアン 9-9-11-13、ブラッド 9-9-10-12、自分 6-6-7-10



残りの時間はオープンゲーミングでショーンやローラ、それにローラの友人と色々遊びました。



ドメモ Domemo
社交的なローラが知り合ったゲーマーを交えてのドメモです。今回は日本製を袋に入れて持っていきました。全部一気当てのバリアントでのプレイ。アイスブレーキングにぴったりのゲームですね。

結果:ショーン



ハーベスト Harvest
HarvestWBC.jpg次のアイスブレーキングゲームはハーベスト。4人なのでボードのバランスも取れています。他の3人に1枚ずつマイナスの野菜を収穫させるという極悪プレイが成功。最後には防御し合ってボードに殆ど置けなくなりました。このゲームはやればやるほど面白いです。

結果:自分



フロカティサーカス Circus Flohcati / Zirkus Flohcatiリオグランデ版
CircusFlohcati.jpgもう夜中なのですが、まわりにはなお500人くらいの人が思い思いに遊んでいます。この熱気のなかにいると感覚が狂ってくるようで、そろそろ帰らなければならないのですが最後にもうひとつ。数時間前に買ったばかりのリオグランデ版のフロカティサーカスをプレイしました。

噂に聞いていた通り、ルールがアミーゴ版と違います。特に10種集めたときの10点ボーナスが無いのはゲームとしては改悪としか言いようがありません。カードの絵柄も装飾が無くなって簡素になり、裏面にはリオグランデのロゴが目立ちます。カードの質はざらついていてやはりアミーゴよりは一段劣る感じ。

面倒だったので特殊カード(これも微妙にアミーゴ版と違うルール)は抜いて、アミーゴ版の10点ボーナス有りのルールで遊びました。

結果:ショーン 60、ジョシュア 56、ローラ 36、ヘンリー 34、自分 32



ここで皆にお別れ。ショーンは最後までラファエルに会えなかったようで、一通り探したのですがやはり見当たらず。夜1時半にランカスターを出発し、帰宅は朝の4時。来年は休みを取って一週間行きたいものです。それよりもエッセンかな?



GamesToGo.jpgおまけ
買ったものや頂いたもの。
クワークル、無料ゲーム
モダンアートカードゲーム。
フロカティサーカス(リオグランデ版)

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