ローラの家でこじんまりとDCゲーマーズ。夕方にはシャンパンを飲み過ぎてかなり酔っぱらっていました。記憶をたどりつつ書いてみます。
エクストラ Exxtra
(プレイ時間 15分)
DCゲーマーズの創設者の1人、ジェイソン(トワイライトストラグルの作者)が年に一度のゲーム大量放出をした先週末にサイモンが買ったのがこれ(自分は、テーベの東(旧版)、クレタ、シティスケープを買いました)。その場でシュリンクを破ってプレイ。ローラが3のぞろ目を2回出してトップに躍り出てそのまま勝利。自分はちまちまと「32」とかで2マス進んでいたのですが、それだけでは勝てませんね。ローリスクローリターンで最下位。
結果:ローラ 21、ショーン 18、サイモン 17、自分 11
カッツェンジャマーブルース Katzenjammer Blues
(プレイ時間 各15-25分)
1ゲームだけ参加のサイモンが用事で出かけたのでここからは3人に。それでは3人で面白いゲームは?ということでカッツェンジャマーです。自分以外は初プレイなので、点を取りにいくタイミングが大事だという事を強調します。2回遊んでそれぞれローラとショーンが大量得点で勝利。特に2戦目はショーンの手札のカウンティングを過って、4と5の両方の4枚組を作らせてしまったのは大失敗です。久し振りにこのゲームで惨敗。
結果
1ゲーム目:ローラ 9、自分 6、ショーン 0
2ゲーム目:ショーン 9。自分 4、ローラ 2
サンタフェ Santa Fe
(プレイ時間 65分)
ムーンの鉄道ゲームにはサンフタフェ、ユニオンパシフィック、そして乗車券とありますが(他にもあるかな?)、一番古いサンフタフェが一番面白いと思います。漸く2度目のプレイ。サンタフェレイルズというリメイクが入手可能です。ルールブックは古いので少々解読が難しいのですがルールは少な目です。
今回はカリフォルニアには全く路線が引かれずに終わりました。後から考えればもう少し2Xのカードを使う回数を絞るべきでした。
結果:ショーン 136、自分 123、ローラ 122
バベルの塔 Der Turmbau zu Babel
(プレイ時間 65分)
個人的には2005年のナンバーワンゲームです。ローラは未プレイで、ショーンはこのゲームを結構気に入っているというのでエントリー。クニツィアバリアントで特殊カード(青いカード)は使わず、また初心者がいるので2色ディスクは使いませんでした。いつ遊んでもバランスに感心させられます。最初の不思議でトップを取らされて出遅れましたが(最初は8点なので未完成の10点よりも低く、一般的にここでトップを取るのは無駄)、最後の18点を取って何とか勝ち逃げました。ローラは大量にディスクを集めましたが僅差で2位。
結果:自分 90、ローラ 88、ショーン 86
ハンドテン(テンプラスより)Hand Ten (from Tenplus)
(各7-10分)
1-5の数字札を使って手札の合計を丁度10にすれば得点、しかし相手にカードを押し付けられてバーストしてしまうと失点というゲームです。軽いブラフとカードマネージメント、カウンティングが試されます。
手番には山札から1枚取って、手札に加えるか任意の相手に押し付けるか決めます。手札の合計が丁度10になったら枚数に応じて得点します。押し付けられて11以上になってしまうとバーストで押し付けた相手に1点支払って始めからやり直し。ただし押し付けられたカードで丁度10だと通常の得点に追加で押し付けた相手から2点奪えます。
こうしてカードを押し付けたり押し付けられたりして得点を重ね、山札が尽きたらゲーム終了。このとき手札の数値が最も高いプレイヤーにはボーナス4点が付きます。
シンプルなバースト系のゲームですが、相手をバーストさせる面白さがあります。合計が10になったときに、枚数が多いほど高得点なのは分かるのですが、この得点のスキームが少々覚えにくいです。もう少しシンプルな方がよかったのでは?
1ゲーム目:ショーン 20、ローラ 6、自分 5
2ゲーム目;自分 13、ローラ 5、ショーン 1
3ゲーム目:ローラ 15、自分 9、ショーン 4
深海に眠る財宝 Die Schatztaucher
(プレイ時間 30分)
ブラックライトを使って海に深く潜って宝を探すゲームです。タイルは真上からブラックライトを当てることによってその裏に書いてある宝の種類が分かりますが、いくつあるか、まではわかりません。はずれの場合もあり、そのときには海藻が描かれているのが笑えます。システム的にはタイルが表と裏の2面でなく、3面あるのと同じですが、それをうまくブラックライトというギミックで表しています。
手番にはサイコロ(1、2、3、4、X、X)を2つ振って出た目のどちらかを選んで潜ります。タイルにブラックライトを当ててどんな宝物なのかをチェック、そしてさらに深く潜るかその宝を取るか選ぶのです。Xは振り直しが出来ません。よってサイコロが両方ともXでない限り潜り続ける事ができますが、両方ともXになってしまったらバーストです。3分の1の確率でXが出るのでバーストし易いです。
これ以上潜らずに、宝のタイルを取る事に決めたらタイルを裏返して自分のものにします。種類別に規定数の宝を集めるとボーナスが付くので、相手の動向をうかがいながらボーナスを狙います。
めくったタイルがシー・モンスタータイルだと、サイコロを振っての戦いです。また深海の底まで潜ると、そこにある任意のタイルを選ぶ事が出来ます。このあたり、なかなかよく出来ています。
かなり酔っぱらっていたのでとても記憶する事が出来ずに最下位。ギミックは雰囲気があって面白いし、また遊んでみたいゲームです。
結果:ショーン 43、ローラ 42、自分 31
カルカソンヌ ディ ブルグ Carcassonne the Castle
(プレイ時間 30分)
ショーンが帰り、酔い覚ましにカルカソンヌディブルグです。今までローラは、最後の空白エリアボーナスは、家(赤)でなくて城(灰色)の最も大きいプレイヤーに与えられるのだと思っていたそうです。家は1点、城は2点なので、それではゲームバランスが悪いですよね。このゲームは結構間違え易い点が多いので注意が必要です。
今回は最大の家を作ったローラが空白エリアのボーナス15点を獲得(写真)。エリアボーナスは理論上の最高で16点。もちろん15点を見たのは初めてです。これで追いつかれるかと思いましたが逃げ切りました。それにしても2人とも70点台とはロースコアゲームですね。
結果:自分 73、ローラ 71
フロカティ サーカス Zirkus Flohcati
(プレイ時間 各5-10分)
蚤のサーカスをテーマにしたクニツィアの軽いバースト系のカードゲーム。まったく同じ意味のタイトルで、フリーサーカス Flea Circus というゲームがありますが、こちらは大道芸人のアメリカ版で別のゲーム。どちらもクニツィアなのでややこしいです。フロカティサーカス Zirkus Flohcati はアミーゴから1998年に発売され、リオグランデから2003年に Circus Flohcati の名前で再販されました。カードのグラフィックは同じですが、カードから楽しげなドイツ語の演目説明や Zirkus Flohcati というロゴが無くなり、また裏地はリオクランデのロゴになりました(写真参照)。リオグランデ版の出る1年前の2002年にはラベンスバーガーからスターウォーズ Star Wars: Attack of the Clones Card Game というバリエーションも出ており、こちらは特殊カードも増えてミッションディスクなど長期的な要素もあります。
フロカティサーカスのカードは10スート、0-7の各8枚で合計80枚。これに特殊カードが3種3枚ずつ9枚加わって合計89枚です。すべてのカードを良くシャッフルして山札にしたらスタート。手番には山札から1枚ずつ何枚でもめくって場札にし、その中から好きな1枚を手札に加えるだけ。ただし場札にある同じスートをめくってしまうとバーストです。場札を手札にすることは出来ず、最後にめくった同スートのカードを捨札として次のプレイヤーの手番となります。こうして手札にカードを集めていくのです。
たったこれだけなのですが、得点のシステムがゲームを面白くしています。まず、手札の中では各スートで最も高い数値のものしか得点になりません。さらに、同数字3枚はトリオとして、ゲーム中にさらすと1つにつき10点となりますが、さらしたあとはもちろん手札には数えません。よって低い数字はトリオを作ってさらし、高い数字は手札に残すようにするのが基本です。
10スートを手札に集めたプレイヤーがゲームを終わらせる事ができ、このプレイヤーには10点のボーナスが付きます(誰も宣言しない時には山札が尽きるとゲーム終了です)。このボーナスのおかげで短期決戦でトリオを沢山さらすのか、長期戦略でボーナスを狙うかの選択があります。このバランスが非常に良くできていて、どちらにも五分五分に勝ち目があるのです。ただし、リオグランデ版にはこの10点ボーナスがなく、バランスを著しく崩していると思います。これは明らかな改悪です。奇妙なことに、リオグランデ版には英語、ドイツ語、フランス語の3言語でルールが記載されているのですが、フランス語にのみ10点ボーナスについて書かれているそうです。
特殊カードは3種ですが、アミーゴ版とリオグランデ版では多少異なります。
黄色カード
アミーゴ版:任意の相手1人からカード1枚を要求する。カードは全員に公開。
リオグランデ版:任意の方向(時計回り/反時計回り)で隣のプレイヤーから順に任意のスートのカード1枚を要求する。1枚得た時点で終了。カードは他のプレイヤーには公開しない。
赤カード
アミーゴ版:相手1人の手札からカードを1枚ランダムに取る。カードは全員に公開。
リオグランデ版:相手1人の手札からカードを1枚ランダムに取る。カードは他のプレイヤーには公開しない。
赤黄カード
アミーゴ版:同スートのカードが場札に出るまでめくり続ける。もし別の特殊カードが出たらその指示に従う。バーストしたカードを捨て、そのあと場札から手札に1枚加える。もし山札が尽きても同スートがでなかったら即ゲーム終了でカードは得られない。
リオグランデ版:同スートのカードが場札に出るまでめくり続けても良い(途中で辞めても良い)。もし別の特殊カードが出たら無視して捨てる。その後、場札から手札に1枚加える。バーストしたカードでも加えて良い。もしバーストしたカードが取られなかった場合はバーストしたカードを捨てる。
この日の最初にエクストラだけ遊んで去っていったサイモンが戻ってきたところで最後にこのゲームを遊びました。特殊カードはドイツ語なので、一応英訳を持っているのですが面倒だという皆の意見もあって無しで遊びました。ローラはひたすら0、1、2を集めてトリオをさらします。自分はトリオをさらしつつも10スートのボーナスを狙うという基本戦術。サイモンは運が悪く結構バーストしていました。それにしても単純そうに見てて面白いゲームです。今度はスターウォーズ版かな?これは3ディールで長期戦略の要素があるというバージョンです。
1ゲーム目:自分 96、ローラ 76、サイモン 65
2ゲーム目:自分 57、ローラ 48、サイモン 38
3ゲーム目:ローラ 59、サイモン 52、自分 23
Area51
けがわさん、はろーです!
レポート楽しく拝見させていただきました。
ディ・ブルクですが、15点ボーナスは見たことないですねえ…勝ったからいいようなものの、これで負けてたらただのヘッポコプレイじゃないですかー^^
カワサキさんのハンドテンはいいですねえ。
会社の昼休みにプレイできる手軽さがあります。会社の連中もみな楽しいと言ってますよ。
フロカティサーカスのスターウォーズですが、ルールを知っていれば持ってなくてもできますよねえ、私はけがわさんに教えていただいて時々SWヴァリアントでやってますけど、面白いですねえ。3ディールっちゅうのが丁度いい感じです。
それにしてもシャンパンにゲームとはええですねえ。
私も日本酒+ゲームの組み合わせは時々あるのですが、大好きです!
けがわ
ディブルグは最初ボーナスを取るつもりでタイルを置いていったら、相手の家の方が大きくなっていた。で、既に手遅れというへっぽこプレイです。まあ、勝ったから良しとしましょう。
ハンドテンは僕は面白いと思ったのですが、反応は今ひとつでした。運の要素が高い!って。ともあれ、あとカウントアップテンを遊びたいですね。
ところでフロカティサーカスは特殊カードの効果はどんなものなのでしょう?入れた方が良い?
スターウォーズの特殊カードは結構効果が違ったような。もし興味があれば書きます。3ディールやると運が多少押さえられる感じですよね。くにちーは3ディールゲームが好きなんだと思います。ロイヤルターフ、メディチ、ラー、ロストシティ、ロストシティボードゲーム、パルミラ、などなど。アメンラーもオリジナルのデザインでは3ラウンドだったらしいし(長過ぎるので2ラウンドに減らした)。
けがわ
サムネイル機能が復活したようですので直しておきました。今まで通り写真をクリックして拡大できます。
ところで、読む方にとっては大きい写真を最初から載せた方が良いのでしょうか、それとも今のやり方の方が良いのでしょうか?
Area51
けがわさん、こんにちは。
文章とのバランスがいいので今のままでいいと思いますよ。スクロールもしやすいですし。
フロカティの特殊カードは運任せの部分が高くなると思ってます。入れるも良し、はずすも良し、と言った感じなのですが、けがわさんが以前おっしゃってたように、初プレイヤー相手に説明の手間がはぶけるというメリットもありますし、基本的なルールが素晴らしく美しいので余計な要素をそぎ落としたプレイが個人的には好きです。
けがわ
了解しました。とりあえずは今のままのスタイルでいきたいと思います。
今日はフロカティのスターウォーズ版を持っていったのですが、プレイできませんでした。あれはあれでまた別の特殊カードがはいっているんですよね。どんなのだか忘れましたけど。