アラムの家でのDCゲーマーズ。アラム、ショーン、ラリー、自分の他に、ラリーがゲーム好きの旧友のビルとその息子のダスティンを招待したこともあって合計6人となりました。
皿洗いゲーム Qui Va Faire la Vaisselle?
(各5ー10分)
ビリにならないコツは分かっても、勝つ方法がなかなか見えないゲームです。短時間で終わるのですが、計画通りには押し付けられません。続けて3ゲームプレイ。
結果
1ゲーム目:アラム 3、自分 4、ショーン 11
2ゲーム目:自分 1、アラム 8、ショーン 9
3ゲーム目:ショーン 4、自分 5、アラム 9
リスクエクスプレス Risiko Express
(プレイ時間 40分)
通算3戦目:6人と3人で遊んだ事があるますが4人は初めてです。4人くらいがダウンタイムもそれほどでなく、一番バランスが良いと思います。ショーンが2大陸を制覇して大勝。自分はなんと1点という体たらく。サイコロの目にことごとく見放されました。
結果:ショーン 16、アラム 8、ラリー 8、自分 1
お邪魔者 Saboteur
(説明 5分 プレイ時間 45分)
最近日本語版が出たというこのゲーム。偶然にもアラムが英語版を手に入れたばかりで、試してみたいとのこと。一度はやってみたかったので良い機会です。手軽なカードゲームですが、それなりに駆け引きもあります。
ゲームは採掘者とお邪魔者の二手に分かれた戦いです。スタート地点から離れた3枚の裏返しのカードのうち、ひとつには金塊があり、掘り進んで無事金塊にたどり着けば採掘者の勝ち、そうでなければお邪魔者の勝ちとなります。得点は勝ったチームにだけ配られますが、最も貢献したプレイヤーに多く点数が行き渡るようになっています。これを3ラウンド繰り返して総得点を競います。
採掘者になるか、お邪魔者になるかはランダムにカードで決められ、他の人に分からないようにゲームを進めていきます。お邪魔者は1人か2人。6人プレイだったので採掘者は4人か5人という事になります。手番には手札をプレイするだけ。手札は洞窟の一部分となっており、これを水道管ゲームのごとく繋げていくのです。その他にも特殊カードが多数あり、裏返された3枚のうち1枚を見たり、相手プレイヤーの誰かを直接攻撃できたりします。疑心暗鬼の中、誰が敵で誰が見方なのかを探りながら目的を達成するのです。
アイディアは悪くないのですが、「水道管ゲーム」的な部分がどうにも古くさく感じられてしまいます。また「ミルボーン」のように相手を直接攻撃できるカードが多数あり、それに防御できるカードがないと全くゲームに加われません。この辺のデザインはなんとかならなかったのでしょうか? 得点も3ラウンドしか無い為一度脱落すると勝ち目が無いように思われます。また得点カードも最後に繋げたプレイヤーから高いカードを回していくのですが、あまり意味が無いように感じられました。得点を非公開にするのはわかるのですが、それならばゲーム中にも得点できるような要素があったほうが良かったのでは?あと直接攻撃カードは酷過ぎますね。2ラウンド後に協議終了。
ショーマネージャー Show Manager
(プレイ時間 45分)
6人で出来るゲームということでラリー持参の「マジェラン」と「ショーマネージャー」が候補に挙がりましたが、「ショーマネージャー」になりました。最初に自分を含めた3人が同じ色を集めており苦戦。資金繰りも厳しく、あらためてこのゲームの難しさを感じました。ショーンはなんと一度も借金をする事がなく、2位に10点差で勝利。借金をしないプレイというのは初めて見た気がします。
(ルール概要のあるレポートはここ)
結果:ショーン 49、ラリー 39(タイブレークで2位)、アラム 39、自分 36、ダスティン 35、ビル 23
シカゴ エクスプレス Chicago Express
(説明 25分 プレイ時間 60分)
ここでもうひとつ6人で出来るゲームという事でアラムが前夜2人プレイをして感触が良かったという「シカゴエクスプレス」。本来は4人がベストのようですが、6人でも何とかなるだろうという事で遊びました。このゲームは「ウォバッシュキャノンボール Wabash Canonball」 のリメイクということでゲームとしては全く同じだそうです。運の要素が無い鉄道ゲームで、同様の18XXシリーズや「スティーブンソンロケット」が好きな自分としては期待が高まります。
北米東海岸にちらばる4つの鉄道会社がシカゴを目指します。競りで鉄道会社の株を手に入れると、競りで使ったお金はその会社のものになります。そしてそのプレイヤーはそのターンだけ会社をコントロールできるのです。このあたりはスールドライバーっぽいのですが、会社の収益が出回っている株で等分される為に非常に荒く思えてしまいます。つまり、最初の株を買ったプレイヤーには2つめの株が競りに掛けられるまでは会社の収益が100%収入となります。ところが、誰かが2つめの株を競りに出したとたんに50%と半減。3つ目を出すと33%というように、減り方が極端なのです。ゲーム自体には運の要素は無くても、他プレイヤーの意思ひとつで収益が激減するので、非常にランダムに思えました。この個人攻撃システムはどうかなあと思います。
株が殆ど買えずに青のB&O株が一つだけという有様でしたが、自分よりも株も現金も持っているプレイヤーが競りにお金を使いすぎたために自分は3位。なんだかよくわからないという印象です。もしまた遊ぶ事があれば適正だと言われる4人で遊んでみたいですね。
結果:ダスティン 36、ビル 35、自分 22、アラム 19、ショーン 17、ラリー 9
ケルトタイル Keltis BMM
夕食はめずらしく外食となりました。大好きなエルサルバドル料理の店です。待ち時間の間ショーンと2人で「ケルトタイル」を4回プレイ。2人だと5色全てを集めにいく事になりますが、ジレンマが適度にあって面白いです。2対2の同点。
ペンギンパーティー Pingu-Party
夕食後に3ディールだけプレイ。以前は無敗だったアラムは惨敗でした。軽いゲームですが、どこで自分を犠牲にするかという悩ましさもあり、よく出来ています。
皇帝の影 Im Schatten des Kaisers
(説明 40分 プレイ時間 1時間45分)
エリアマジョリティーに色々な要素を加えたゲーム。正方形のコマは置く方向によって年齢を表すようになっており、15歳、25歳、35歳、45歳とラウンドごとに歳を取っていきます。45歳の次は引退でコマを取り除かなければなりません。コマの絵が横向きの人なので、15歳ではきちんと立っており、25ではぺこぺこと頭を下げ、35では真っ逆さま、45では疲れて寝ているように見えます。結婚するとコマを裏返して2コマ分となります。
購入するアクションカードの色によって男の子(コマ)や女の子が生まれたり、女の子だったら誰かに婚姻願いを出したり、投票で皇帝を決めたりなど要素は満載です。得点方法も実に多彩で1点2点と細かく稼いでいくゲームなのですが、どうにも点数の取り方が直感的でなく、ルールも非常に複雑何をやったらどうなるのかが全く分からずに4ラウンドくらいまでプレイしていました。特殊効果も非常に多くて、ここまで複雑にする必要があるのかなあと思いました。もともと特殊効果は得意ではないのですが、これはいくらなんでもやり過ぎだと思います。
今回は3人なので、投票システムは機能しないし(2人立候補が出て3人目のプレイヤーがどちらか決める事になる)、4人の方が面白いのかもしれません。あと点数が1点2点とちまちま稼いでいくだけなので、もうちょっと得点にメリハリが欲しい気がします。
結果:ラリー 27、アラム 19、自分 19
ビザンツ Byzanz
最近一番面白いと思うカードゲームの「ビザンツ」。0のカードは後半では非常に使いやすいです。最後に0のカード3枚を他のスート2種のワイルドとしてうまくカードを使いきって勝利。
結果:自分 25、ビル 23、ダスティン 22、アラム 19、ラリー 16
Area51
けがわさん、はろーです。
お邪魔者ですが、私も同じような印象です。
カードの効果で終盤にカードを捨てては引き…こう着状態が延々と続くことがあります。解除カードを引けないプレイヤーは全く面白くありません。
特に人数が少ないとゲームにならないんです。
絵は好きなのですが、惜しいゲームですねえ。
いい方法がないもんですかねえ…
けがわ
Area51さん、いつもコメントありがとう。
お邪魔ものは確かに少人数ではつらそうですね。最低5人くらい居た方が良さそうです。今回は6人でしたが、それでもつらかったです。1度だけなので2回目だと多少意見が変わるかもしれませんが、どう好意的に考えても欠点は埋められない気がします。
日本語版がでるのは良い事なのかもしれませんが、もっと他に出すべきゲームがあるのでは?と疑問に思ってしまいます。どうしてバン!とかこういう個人攻撃のゲームが人気があるのでしょうかね?