一気に忙しくなってしまい、レポートが遅れました。ローラの家でのDCゲーマーズ。7時過ぎからの遅い参加です。ローラの友人、ティムとヘザーを交え、DCゲーマーズのサイモンと僕での5人。
13 Thirteen(13)
(1ディールのみ プレイ時間10分)
ポイズンのテーマなしバージョン。場が13を越えると引き取らなければならないというルールなのですが、その不吉な数字「13」をテーマにしたとも言えます(箱は不吉な感じ)。 もう一つのリメイクである、ベイカーズダズン(ドーナツカードゲーム)では、ドーナツ屋が1ダース(12個)の注文におまけしてくれる(13個)というテーマになっています。ゲーム自体はポイズンと同じ。お試しプレイで1ディールでしたが、サイモンはテーマの無いこのバージョンが気に入ったようです。
結果:ローラ 0、自分 -2、ヘザー -5、ティム -10、サイモン -14
もっとホイップを! ...aber bitte mit Sahne
(プレイ時間 25分)
前日にウォルドーフでプレイしたばかりこのゲーム。シンプルで面白いです。不利と言われる一番手でしたが、殆ど食べない作戦で勝利。
結果:自分 33、ティム 32、サイモン 23、ローラ 21、ヘザー 17
ストロッチ Strozzi
(プレイ時間 1時間15分)
誰かがビッドした後の、"Pirates or pass!" (海賊で強奪するか、さもなければパスするか!?)という名台詞がすっかり定着したゲーム。「メディチよりも面白い」とは自分以外、全員の一致した意見です。今、DCゲーマーズで投票している2008年度のベストゲーム10にはランクインするし、決して悪いゲームではないのですが、自分としては、やはりメディチの方が面白いと思ってしまいます。それは何故でしょうか。
ストロッチの問題点の一つはカードです。カードには船の速度、4つの産物、タイルと計6つもの変数が書かれています。情報を増やす事によってカードの内容を多彩にし、カード間でバランスを取ってあるのだと思いますが、法則のようなものは見いだせません。ストロッチを戦略的にプレイする為には全てのカードをよく覚えておくか、一覧表が必要です。そのあたりがメディチと比べるとクリーンではないなと思ってしまいます。クニツィアが情報を詰め込んだデザインをやり始めたのは、おそらくアメンラーから。アメンラーではボードの土地に農民、神殿、ラクダ、カードなど雑多な情報が盛り込まれていましたが、ボードなので色々と比べながら進めていく事が出来ました。ストロッチではこれがカードなので、まだデッキの中にあるカードの情報など、やはり一覧表が欲しくなります。でも、ギークでもまだ誰も一覧表を作ってないところを見ると、これは少数派の意見なのかもしれません。
ストロッチの問題点の二つ目は勝利点がゼロサムに近いという事です。アメリカのマーケットに合わせたのか、ロストシティボードゲームのように点数の最小単位は5点。各ラウンドで1位、2位、3位が15、10、5点獲得でそれが7カ所なので210点。3ラウンドあるので630点。ゲーム終了のタイルボーナスが30、20、10点の合計60点が3種で180点。よって、630+180=810点を奪い合う事になります。もちろん各産物のチャートのトップ3マスのボーナスがあるのでこれに100点くらい加わるのですが、自分が勝っているのか負けているのかが至極簡単に分かってしまいます。ある意味で、自分の位置が分かりやすいゲームなので、ラウンドでの指針が立てやすいのはプラスかもしれません。
今回は第1ラウンドで失敗したのが響いて最下位。チャートのトップボーナスが計80点だったので全員の合計は890点。よって平均は178点となります。
結果:ローラ 205、ティム 180、サイモン 180、ヘザー 165、自分 160
ケルトカード Keltis - Das kartenspiel
(プレイ時間 30分)
ここでケルトカードゲーム。ケルトシリーズは、拡張ボード、ケルトタイル、ケルトカードと3種ありますが、ケルトカードはもともとカードゲームだったロストシティのボードゲーム版であるケルトのカードゲーム版、という非常にややこしい位置づけです。カードゲームのボードゲーム版のカードゲーム版というのは初めてなのではないでしょうか?
ルールはケルトシリーズの中で、デザイン的にもっともクリーンです。カードの内容も対称的で、数値のカードは80枚(0-10、5スート、うち3-7は2枚ずつ)。一部だけ2枚ずつになっているのは、ロストシティーのパートナーシップデッキのようです。ボードゲームのケルト同様、カードプレイは昇順、降順どちらも可能で、9枚プレイすると10点となる得点スキームも同じです。数値カード以外に、ワイルドカード、エンドカード、願いの石カードの3種類が含まれており、これらのカードによって、カードゲーム版はボードゲーム版とは違うものに仕上がっています。
ワイルドカード11枚(0-10):どのスートにもプレイできますが、同じ数字の上にしかプレイできません。またワイルドカードだけを別に得点する事も出来ます(その場合は1枚1点)。
エンドカード10枚(5スート、2枚ずつ):該当するスートのどの数字にもプレイできますが、エンドカードのある列にはエンドカードしかプレイできません。エンドカードの列が5つになったところでゲーム終了です。
願いの石カード9枚(1-9):これはテーブル中央にあらかじめ並べておきます。同数字をペアで捨てる事によって、その数字の書かれた願いの石カードを獲得できます。早い者勝ちですが、捨てたカードは当然後で取られる事もあるので、むやみに捨てると相手が得をしてしまいます。
願いの石カードのルールの為に、ケルト本家(ボードゲーム)よりも捨て札が多くなるのが面白いです。願いの石の得点スキームは本家と似ているようで多少違います。2枚だと0点。3枚とって漸く4点なので4人プレイの場合は3枚目の争奪戦になるのかもしれません。今回はケルトがあまり好きでないというローラが勝利。僕もサイモンも欲張り過ぎてさっぱりでした。
結果:ローラ 29、サイモン 20、自分 16
ヴァイキング Wikinger (Vikings)
(説明 10分 プレイ時間 1時間)
DCゲーマーズでは一定の人気を誇るヴァイキング。以前、TGIWのおのさん宅でプレイしたのが最初で最後ですが、正直全く内容を覚えていませんでした。楽しかったかつまらなかったかさえ覚えてないのです。まあいろいろとゲームを遊んでいるとこういう事もあるのかもしれません。
ルーレットのようなボードのギミックは島タイルと住民をセットにした価格を表しており、最安値のものが売られるたびに値下げが起こります。それを見越して、うまく必要なタイルと人を手に入れ、自分のボードに配置していくのです。島タイルは始まりと中央と終わりの3種があり、中央は何枚でもつなげられますが、始まりと終わりがないと島として完成しません。住民は海賊に対抗してくれるものや、勝利点に結びつくもの、お金になるものなど多彩で、これらをうまく配置していきます。自分は最初終わりのタイルを大量に買ったので妙なボードになりましたが、緑と赤と黄色の住民コンボで大量に勝利点を稼ぎました。それでもローラには遠く及ばず。
結果:ローラ 65、自分 50、サイモン 49
Area51
けがわさん、こんにちは!
ほおほお、ケルトカードはそんな感じでしたか、ボードとタイルの関係とは少し違うようですねえ。そのうちやってみます。
ヴァイキングが人気があるってのを聞くとやってみたい気になりますねえ。Geekでもとても評価が高いですし、キースリングの単独デザインってのも興味があります。
けがわ
いつもコメントありがとうございます。
ケルトカードはケルトともケルトとも違うプレイ感覚です。一番ロストシティに近いんじゃないのかな。ヴァイキングも悪くないですよ。持ってないのですが、また遊びたいです。
ルペン
ヴァイキングは好きなのでコメントさせていただきますね。
ヴァイキング面白いですよ。1時間ぐらいで終わるので気軽に楽しめますし、買うタイルをお金を出すことで選べるので慣れればいい勝負になりやすいのもいい所だと思います。思いもよらない他プレイヤーの手で、してやられた感も味わうことが多いですし。箱庭作りが好きな人にもオススメですね。買いですよ!
けがわ
ルペンさん、こんにちは。コメントありがとうございます。好きなゲームに限らず、嫌いなゲームでも意見の相違でもどんどんコメントして下さい。
ヴァイキングは面白かったです。やはりゲームは2回プレイしてこそですね。上級ルールとやらもあるようですが、どの辺りが違うのでしょうか?今度プレイするのが楽しみです。