DCゲーマーズ 2009.04.11

ここのところ、毎週のようにDCゲーマーズに参加しています。今回は自宅でDCゲーマーズ。ファンアゲインから購入したゲームのうち、ロスバンディット、ロールスルーザエイジ、ストロッツィ、黒い羊、を早速遊ぶ事が出来て大満足。



ロスバンディット Los Banditos
(プレイ時間 各15分)
Ros%20Banditos.jpgショッテントッテン(バトルライン)のダイス版というべきゲームです。4色が6つずつの24個のサイコロ。手番には2つ(スタートプレイヤーの初手版のみ1つ)袋から出して振り、4列の好きなところに配置します。もちろんショッテントッテンのように相手が同じ役以下しかできないことが証明できれば、勝利宣言をし、列に対応するディスク(1ー3点で合計19点分ある)を得るのです。面白い事に、列の放棄宣言をすることもでき、その場合には直ちにディスクは相手の物になります。どちらにしても次のディスクをすぐに配置するため、勝利宣言と放棄宣言のタイミングが大切になります。サイコロを1つ配置して、放棄宣言をし、新しいディスクに2つめのサイコロを置く、などということもできます。

今回は初めてなのでこの辺りのルールを少々間違えてプレイしましたが、それでも非常に楽しめました。短時間で終わるし、良いゲームだと思います。ショーンとのお試しプレイで2戦2勝。

結果:自分2勝



ロールスルーザエイジ Roll Throught the Ages
(説明 10分 プレイ時間 35分)
Roll%20Through%20The%20Ages2.jpgパッケージの美しさやナンバリングされた箱に魅かれて一気に購入したグリフォンシリーズの2番目。このシリーズでは物理的にもゲーム的にも最も重いゲームです。といっても30分強ですが。前回より、資源のやりくりのからくりが分かってきて、面白くなってきました。多少インターアクションに欠けますが、2人プレイを何度か遊びたいですね。

結果:ショーン 22、自分 20、アラム 13



ストロッチ Strozzi
(プレイ時間 50分)
Strozzi.jpgついに遊ぶ事が出来たストロッチ。アミーゴがメディチを世に送り出したのは1995年、その後リオグランデが当時数少ないオリジナルグラフィックでアメリカ版をつくり、21世紀になってからは、アバカス/リオグランデから初版のグラフィックを生かしたボックスアートのものが出回っています。そのボックスアートに描き足してでたのが2人用のメディチ対ストロッチ。さらにメディチシリーズとして今度はストロッチが登場。ややこしいですが、シリーズ化されるとはすごいですね。次は、ストロッチの逆襲、メディチと3人の商人たち、とか出るのでしょうか?

そんなストロッチですが、ゲームは完成度が高いです。毎回オークションにかけられるのは船カード1枚。カードには船の速さ、産物ごとの数、などが描かれています。それを3枚ある競りタイルをつかって競り落とすのです。とはいってもラーのように一周のみ。一度誰かがビッドすると、海賊タイルでしか勝てないのです。海賊でないタイルは船のスピートか産物の数にボーナスが付きます。つまりラーで例えると、15のタイル2枚と16のタイルを各自が持っていて、15のタイルには特殊能力があるという感覚に近いです。こういったシステムのため、ストロッチはオークションゲームかどうかのボーダーライン上にあるゲームだと思います。

メディチやラー同様、3ラウンドを戦います。各ラウンド3回、つまり船カードを3枚競り落とすだけなのですが、それぞれの船は別の港に置かなければならないので後手に回った方が他のプレイヤーの動向がうかがえて有利になります。とはいっても、メディチのようにタイブレークは無く、港に到着した順に産物を加算していくので、先手有利の部分ももちろんあり、うまくバランスが取れています。

今回は全員初プレイ。誰かがビッドすると海賊をだすかパスするしかないので
"Pirate or pass?" という台詞が常に飛び交いました。

結果:自分 235、ローラ 225、ショーン 210、アラム 190



アメンラー Amun-Re
(説明 15分 プレイ時間 1時間55分)
Amun-Re41109.jpgDCゲーマーズでは割と定番のゲーム。5人集まるとアメンラーになる事が多いです。今回は土地のカードの出方が偏り、ナイルの西側がみな最大ピラミッドにしのぎを削る中、東側ではローラが簡単に最大のプラミッドボーナスを得ると言う状態。さらに、ローラは神殿を3つも制覇し、うまい具合に農民の沢山いた僕とショーンが水量調節の特殊カードを出したので水量はレベル3に。このおかげでローラは前半で21点という見た事の無い高得点をマークしました。神殿が各3点で計9点。ピラミッドが2-1-1(2が最大ピラミッド)で12点です。

後半みな必死に追いかけるも追いつかず。ショーンが神殿を3つ制覇して追い上げますが水量レベル1となってしまい計3点。結局ローラに逃げ切られました。僕はビッドで競り合うのを恐れて2番目に良い土地にあえてビッドしたりと、重要なミスしたのが悔やまれます。マイナス3の貢ぎ物泥棒カードを全く使わなかったのは今回が初めてかもしれません。2時間近くプレイしていたのですが、まったく長さを感じさせない良いゲームです。

結果:
前半終了時:ローラ 21、自分 14、アラム 6、ジョシュ 6、ショーン 4
最終結果:ローラ 37、自分 35、ショーン 29、アラム 28、ジョシュ 20



フリードリヒ Friedrich
(説明 45分 プレイ時間3時間10分)
Friedrich%20Board.jpgアラム持参のウォーゲームっぽいゲーム。ヨーロッパを舞台にドイツの制圧と戦うというゲームです。ボードには見た目も美しいヨーロッパの地図が描かれており、沢山の都市が線で結ばれています。ドイツ以外のプレイヤーの目的は都市に散らばっている自分の旗をすべて取る事。ドイツプレイヤーの目的は他のプレイヤーの目的を阻止する事です。

旗は自分の国から割と近い場所に散らばっており、その場所に進めば得る事が出来ます。ただし敵(主にドイツ)から3枚以内は敵の勢力圏内なので戦いを挑むなりして追い払わなければなりません。それには敵が居るのマスの隣マスまでコマをすすめて戦争をする事になります。この戦争はなんとトランプのデッキで行われるのです。

Friedrich%20Cards.jpgトランプはエースが無く2から13に特殊カードが少々というちょっと変わった構成です。それが4デッキありカードのデザインも裏側のデザインもとても綺麗です。トランプを4デッキ使うゲームはカリプソだけだと思っていたので、ちょっとびっくり。戦争はこのカードをお互いに出しあって数値を足していき、先に降参した方が負けとなります。自分の居る場所によってスートの縛りがあり、例えばスペードの地域だったらスペードでしか戦えません。よって自分の持っているスートにかなり左右されます。また数値がそのまま戦力になるので振れ幅が大きいのもゲームの荒さを感じました。アイディアとしては悪くはないのですが、機能しているかと言うと微妙だと思います。戦いたくてもその地域のスートのカードを得るのは補充時の運でしかなく、かなりフラストレーションがたまりました。

Friedrich%20Card%20Design.jpg今回は経験豊富なアラムがプロシア(ドイツ)とハノーバー、ジョシュがロシア、スエーデンとフランス、僕がオーストリアとインペリアルアーミーを担当。3時間経っても収束せず、アラムの都合で協議終了する事になりました。



リトル イタリー Little Italy
(プレイ時間 20分)
Little%20Italy.jpgちょっと前に手に入れたプレイルームのゲーム。プレイルームの大きな箱のゲームですが、ルールはシンプルです。ロイヤルターフに似ているとのレビューを読んでいたので、その先入観が大きく、ルールを間違えてしまいました。最初のプレイヤーが全部ダイスを振って、そこから1つ選んで対応するクルマを進めたら、その次のプレイヤーは残りのダイスを振るのが正しいルールなのですが、振らずに残りのダイスから選ぶ、というように遊んでしまったのです。この間違いのせいで閉塞感がありましたが、それなりに面白かったです。今度はきちんとしたルールで遊びたいものです。ということでレビュー保留。

結果:アンチュマン 27、ジャック 30、自分 14、ローラ 8



黒い羊(ブラックシープ) Black Sheep
(プレイ時間 40分)
Black%20Sheep.jpg多人数数字なしポーカー。スートは動物で、馬、牛、豚、羊、ニワトリ、黒い羊の6スート。プレイエリアにある共通のカード2枚(動物フィギュア2つ)に自分のカード3枚を足して5枚でポーカーハンドを作るというテキサスホールデムっぽいゲームです。3枚のカードは2段階に分けて出します。つまり1枚、2枚と出すか、2枚、1枚と出すかです。プレイエリアは3つあるので、3つの手を同時に公開していく形になり、ショッテントッテンなどに通ずるものがあります。プレイエリアは埋まり次第決算となり、勝ったプレイヤーは動物フィギュアを自分のフィールドに集めます。動物の裏には1から3の数字が書かれており、これが点数となります。ただし黒い羊だけはマイナス点です。また、6種類の動物を集めるとボーナスとなります。

Black%20Sheep%20Animals.jpg唯一プレイ経験のあるローラの圧倒的勝利。運の要素が高いのですが、それだけでは無いような気もするし、なんというか憎めないゲームです。気楽にできてそれほど時間もかからないので良いのではないでしょうか。同系統のゲーム、シカゴポーカーよりはテンポも早く、楽しむ事が出来ました。気楽に遊びたくなるゲームです。

結果:ローラ 45、ジャック 12、アンチュマン 10、自分 9



指輪物語ボードゲーム Lord of the Rings
(プレイ時間 50分)
今回の最後はジャックの提案でこのゲーム。サウロンは10からのスタートです。久し振りにサムを担当しました。フロドーはローラが、ピピンはジャック、メリーはアンチュマンというパーティーです。序盤でのタイルの引きとサイコロの目が悪く、さらに対応策をきちんと取っていなかった事もあり、ヘルム渓谷でまず自分が脱落。その後リングを保持していたフロドー役のローラがサウロンに飲み込まれてゲームオーバー。結構あっけなかったです。

結果:46+5(シールド)=51で敗北 (サウロン10からの上級)



次はDCゲーマーズのレポートの予定です。枝のゲーム、ケルトピクニック版、フィット、インコグニトなど。

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