DCゲーマーズ 2009.04.04

DCの中心部にあるアラムの家でのDCゲーマーズ。アラムの家は初めてです。ウォーゲーマーのアラムのコレクションを見せてもらったりしつつ、様々なゲームを楽しむ事が出来ました。到着すると既にローラ、ショーン、サイモンががハバの子供ゲームを遊んでいるところでした。



グレートダルムチ The Great Dalmuti
(プレイ時間 3ディール30分)
Great%20Dalmuti.jpgトランプゲームの大富豪(大貧民、階級闘争、ピラミッドカード)を製品化したゲーム。このゲームはアジアでもヨーロッパでもローカルで昔からあると思われ、それをわざわざ製品化するのはどうかと思います。ルールが特に目新しいわけでもないのですが、カード配分に工夫があって1が1枚、2が2枚というように11か12まであります(つまりピラミッドカードと同じです)。冗談で「これでドメモをやろうよ」と思わず言ってしまいました。プレイ感覚は単なる大富豪。まあ中学時代に戻ったようなノスタルジーが味わえました。革命ルールが無いのが残念です。



ジャングルスピード Jungle Speed
(プレイ時間 15分)
Jungle%20Speed.jpg以前ここの管理者であるpuppiさんの自宅ゲーム会でプレイした事があります。リアルタイムでパターンを認識して、糸車のような形の棒を早い者勝ちで奪い合うゲームです。棒が吹っ飛んでアラムの家の物を壊しはしないかと、はらはらしていたので15分がとても長く感じられました。スピードゲームの勇者、ショーンの勝ち。



キャッシュ アンド ガンズ Cash'n Guns
(プレイ時間 25分)
CashandGuns.jpg6人でローラのリクエストによりキャッシュアンドガンズ。1ターン目でショーンが3人に同時にうたれて死亡。「このゲームはふざけてる!」と怒るショーン。まあ無理も無いですが、逃げれば良かったのに。バン!とクリックが1枚ずつ手元に残った終盤、僕はサイモンに銃を向け、「本当のことを言うけど、これはクリックだよ」と言って本当にクリックのカードをだしました。僕は嘘をつくのが苦手なのでサイモンは僕を信じて残る事にします。ところが出すカードを間違えたらしく開けたカードは「バン!」。まあ弾を入れたか覚えてない間抜けなギャングを演じてしまいました。いつかはヤクザ・エクスパンションを入れて遊んでみたいものです。

結果:アラム 110、自分 95、デボラ 80、サイモン 55、ローラ 死亡、ショーン 死亡



カントリーライフ(トマトだらけ)Alles Tomate
(プレイ時間 20分)
2週間前に引き続き再びカントリーライフ。やはりショーンは強いのですが、僕は集中力を働かせて2位に。このゲーム、あなどれないです。

結果:ショーン 20、自分 7、サイモン 5、アラム 5、ローラ 5



ビザンツ Byzanz
(説明 15分 プレイ時間 35分)
Byzanz.jpg今回一番のヒット作。オークションとカードドラフト、それにセットコレクションをうまく組み合わせた味わいのあるゲームです。また、カードを使ってカードを競り落とすところはカッツェンジャマーブルースのようでもあります。

各ラウンド、オークションをn回(nはプレイヤー数)行います。各プレイヤーは1度しか勝つ事が出来ません。1回目のオークションではn枚がオークションの対象、次はnー1枚、というようにどんどんカードは減っていき、最後は1枚となります。手札のカードを使って競り落としたプレイヤーは、オークションで使った手札のカード、それにオークションの対象から1枚を選んで、それらをスートごとに整理し、場に表向きに並べます。n回のオークションが終わり、ラウンド終了時に、今度は得たカードの少ない順から場の表向きのカードをスートを選んでドラフトしていくのです。なんという悩ましいシステムなのでしょうか。後で待つほどドラフトの時に先番になるのが良いですね。さっそく注文してしまいました。

結果:ショーン 24、ローラ 23、サイモン 22、自分 20、アラム 19



レイルロード タイクーン Railroad Tycoon
(説明 30分 プレイ時間2時間)
RailroadTycoonEasternSeaboard.jpg今日のビッグゲーム。とはいっても既に2回プレイした事があり、今回で3回目。デボラのリクエストが無ければまずプレイしないゲームでしょう。蒸気の時代は好みではないにしても、魅力があるゲームだと言う事は分かります。でもレールロードタイクーンは蒸気の時代をファミリーゲーム化したというにはあまりにも冗長であり、コンポーネントも豪華で使いずらく、6人プレイでさえボードが大き過ぎて、他のプレイヤーの絡みもあまりありません。まあ誰とも全く絡まずに南東のジョージア沿岸(サバンナ辺り)でネットワークを築いていたローラがショーンとタイスコアということがこのゲームの限界を物語っています。自分はDC住人らしくDCからネットワークを南北に広げ、アラムと多少競合しましたが、その場の事だけ考えて3位。今回は8ラウンドで終了。各ラウンドの時間を記録してみましたが、ほぼ15分間でした。よって2時間。

結果:ショーン 30、ローラ 30、自分 27、サイモン 9、アラム 9、デボラ 6



ペンギンパーティー Pingu-Party
(プレイ時間 4ディール25分)
Pingu-Party.jpgちょっと前に出たクニツィアのゲーム。ファンタジーフライトからのペンギンとほぼ同じゲームですが、ペンギンのフィギュアを重ねていくといったデクスタリティーの要素はありません。でもその方がゲームそのものに集中できるのでペンギンパーティーの方が完成度は高いと思いました。またアミーゴのカードサイズなのもコンパクトで嬉しいです。

変更はスートの数。ペンギンでは4スート9匹ずつだったのが、ペンギンパーティーでは5スート7枚(緑だけは8枚)ずつ。よって相手を邪魔しやすくなり、ゲームがより面白くなりました。カードは36枚なのでいっその事6スート6枚ずつにすればすっきりするのでは?と思いましたが、ピラミッドの底辺が8枚なので、6スートだと運が強くなりすぎるのでしょう(あるスートが全く置けないケースが多発しそうです)。

このペンギンパーティー、かなり好評で、次回のゲーム注文でサイモンとアラムは購入希望だそうです。「チグリスユーフラテスもすごいけど、クニツィアの本当にすごいのはこういう1ページルールのキレのあるゲームを作れるところだよな」とアラム。その通りだと思います。アラムは異様に強く、この4ディール、まったく失点なし。のちほど2テーブルに分かれた時再びプレイされていましたが、そこでもアラムは失点0だったそうです。恐るべし!

結果:アラム 0、ショーン -2、デボラ -4、サイモン -5、ローラ -6、自分 -6



10デイズ イン ザ USA 10 days in the USA
(プレイ時間 15ー25分)
10daysinUSA.jpgアランムーンの10デイズシリーズの元祖。このシリーズ、初プレイです。配られた10枚のカードには州の名前が書かれています。これが10日間の旅行日程を表しており、1日目(1枚目)から10日目まで、翌日が隣の州になるようにカードを入れ替えていくのが目的です。どの州の代わりにもなるクルマカードや同色に塗られた州同士をジャンプできる飛行機カードなどもあります。

「フォーコーナーズ(コロラド、ユタ、アリゾナ、ニューメキシコが1点で接するところ)の対角線をまたいだ州は隣なのか?」、「ニュージャージーとデラウエアはメモリアルブリッジがあるから隣なのか?」、「やっぱり接している州が多いケンタッキーとテネシーはキーカードだよね」、「じゃあメインは捨てカード?」など細かいところを確認してゲームスタート。パズルチックで思いのほか難しいのですが、実際の地図を使ってこんなに面白いゲームが出来るとは思いませんでした。3人で2度プレイしましたが、勝てませんでした。ボードの地図はどの州とどの州が繋がっているを示す為の物なので、慣れたら上級バージョンとして地図無しでもプレイできそうです。

結果
1ゲーム目:ショーン
2ゲーム目:サイモン



暗証番号を解け Die Codeknacker
(プレイ時間 10分)
DieCodeknacker.jpgサイモン持参の子供ゲーム。めくられたカードにはシンボルが5つ並んでおり、それと同じパターンをボードから探し出すというゲーム。シンボルは、最低でも3個同じでなければなりません。誰かがシンボル3つをみつけたら今度は4つ、4つをみつけられたら5つ、というように難しくなっていきます。最初から4つ、5つを狙っていった僕が勝利。結構面白いですね。



栄光のピクトリア Gloria Picktoria
(説明 15分 プレイ時間 45分)
GloriaPicktoria.jpgぼろ儲けカンパニーのリメイク。テーマは会社からニワトリとなり、ニワトリの敵であるかわいい狐のコマがついてきます。この狐のコマは相手プレイヤーの邪魔をするのに使うのです。このゲーム、アランムーンの中では好きな方なのですが、殆ど勝った事がありません。今回は、自分の左隣のプレイヤーと同じ物を集め、右隣のプレイヤーが自分と同じ物を集めだしたら即あきらめる、という基本的な戦法。1ラウンド終了時には3位でしたが、最後に逆転して1位。嬉しかったです。

結果:自分 33、ショーン 30、サイモン 27、ローラ 27



ブルームーンシティ Blue Moon City + 拡張タイルセット1 Expansion Tile Sets 1
(プレイ時間 60分)
BMC.jpgシュピールボックスのクニツィアアラマナックに付いてきたおまけのタイル2枚を入れて遊びました。今回は黄色の特殊能力(一気に2回オベリスクに捧げ物が出来る)を全く使わずに勝利。最後は追随するアンチュマンと一手差という白熱した戦いでした。

結果:自分 4、アンチュマン 3、アラム 3、ショーン 2



チグリス ユーフラテス Tigris and Euphrates
TEdiagonal.jpg最後にメイフェア版のチグリスユーフラテス。アラムは数年間やっていないので、この機会に再戦したいとのこと。幸いルールは覚えていたようで、スムースにスタートです。途中まではみな順調で、アラムは自分専用の王国を、僕はアンチュマンと一緒に2つの王国を分け合います。最初の戦争はアンチュマンが仕掛けアンチュマンはこれに大勝。彼はすべての戦争に勝つという快進撃で、終盤にはカタストロフィータイルで王国を分断し、つかの間、モニュメントをコントロールするという何とも情けない展開になりました。写真のように、カタストロフィータイルが4つも斜めに並びました。惨敗ですが、濃密な時間を楽しみました。

結果:アンチュマン 19-19-21-21、アラム 11-11-11-13、自分 8-9-9-14



次はDCゲーマーズ自宅のレポートの予定です。ストロッツィやブラックシープなど。

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