DCゲーマーズ 2007.11.24

感謝祭(11月第4木曜)の週末だったので、10人くらい集まってジェイソンの家に集合。
90分遅れて到着したときには、ズーロレットがプレイ中でした。それが終わってから参加。



指輪物語 二つの塔 カードゲーム
Der Herr der Ringe: Die Zwei Türme das Kartenspiel

(説明 5分 プレイ時間 35分)
TwoTowers2.jpg最近よくプレイしているゲームです。様々なゲームを知っているDCゲーマーズのメンバーでもこのゲームを知っている人はいませんでした。ドイツ語版しか出ていないというのが大きな理由です。

プレイする前には「英語版が出なかったって言うのはそれだけのゲームなんじゃないの?」などと揶揄されましたが、プレイしたあとは「なかなか面白いフィラーゲームだ」と言われました。勝負所を少し間違えて出遅れたのがあとまで響きました。カードドラフト、セットコレクションのゲームとしては秀逸だと思います。1作目よりも好きかもしれません。両方通して遊んでみたいですね。

結果:リシ 19、タイ 14、自分 14、ダグH 13



マンマミーア Mamma Mia!
(説明 5分 プレイ時間 各30分)
MammaMia.jpg指定されたトッピングでピザを完成させるというテーマの半記憶ゲームです。ローゼンベルグらしくカードゲームとしては一風変わっています。カードは5種類のトッピング(ペパロニ、オリーブ、パイナップル、マッシュルーム、ペッパー)のうちがどれかひとつが描かれているだけ、というシンプルさ。それとは別に各自ピザのレシピカードが8枚を個人のデッキとします。レシピカードにはピザを完成させるのに必要なトッピングの数がシンボルで書かれています。

トッピング6枚とレシピ1枚からゲームスタート。手番には、トッピングを最低1枚は場にプレイしなければなりません。プレイできるトッピングは1種類だけで、同種なら何枚でもプレイ出来ます。プレイされた札は表向きに積まれていきます。このトッピングの山がこのゲームの主役です。

トッピングの山の中にレシピに指定されたトッピングが全て積まれたと思ったら、そのレシピカードを1枚その上に積みます。山札が尽きた時にこのトッピングとレシピの山を検分し、レシピの前に必要なトッピングが揃っていればそのピザは完成となるわけです。そのとき、当然ながら該当するトッピングはピザを作るのに使われるので、どのトッピングが使われてないかの差分を考えて次のレシピをタイミングよく積まなければなりません。このタイミングが難しく、次の手番でレシピを積もう、と思うと直前のプレイヤーに似たようなレシピをプレイされてしまいます。

補充はトッピングかレシピのどちらかを手札が7枚になるまで補充。これがまた難しく、レシピも欲しいけどトッピングも欲しいというちょっとしたジレンマになります。また足りないレシピは手札から追加する事が出来るので、そのあたりのハンドマネージメントも考えなければなりません。

こうして山札が尽きたらひとまず終了。大量のトッピングとレシピが混ざった山を裏返して、1枚ずつ表にしていきます。レシピが出た時に、既に出ているトッピングと照らし合わせ、足りていればめでたくピザ完成。足りなければ手札から追加。それでもダメなら失敗となります。失敗するとトッピンングはそのまま残るので、そのあとの思わぬピザが完成したりします。

これを3回繰り返して沢山のピザを完成させたピレイヤーの勝ちです。何とも説明の難しいゲームですが、この独特の感覚は面白いですね。手札の順番を変えないのがボーナンザなら、場の捨て札の順番を変えないのがマンマミーア、と言えば良いのかな?ローゼンベルグは凄いです。

結果
1ゲーム目:自分 5(7)、ダグH 5(4)、マーク 3、タイ 2、イアイン 1
2ゲーム目:タイ 7、イアイン 4、マーク 3、ダグH 2、自分 1
(括弧内はタイブレークの残り手札の枚数)



ロボトリー Robo-Tory
ここで夕食。車で分乗した都合で、大部分はベトナム料理のレストランに行ったようですが、僕はクリスチャンとリシと3人で、そのすぐそばのギリシャ料理の店に行きました。思いのほか美味しい店で、久し振りに食べるギロがおいしかったです。

料理を待っている間にロボトリーを2回プレイしました。やはり良いゲームですね。結構久し振りですが、ユニークなアブストラクトだと思います。

結果:2勝



クオ ヴァディス Quo Vadis?
(説明 10分 プレイ時間 35分)
QuoVadisAmigo92.jpg今回はジェイソン所有のクオバディス。昔のHIG版なのですが、なんと未プレイでトークンを打ち出すところから始めました。交渉の自由度が高く収束が早いので、うまく見極めないと得点のチャンスを逃してしまいます。なるべく多くの交渉に参加して、ポイントを稼ぐのがやっぱり基本だと思います。あまりけちっていると他の人に持っていかれてしまうので。

みんなひとつの部屋に過半数を置く、またそれを許容してしまうという初心者的なプレイが続き、あっという間にゲームが収束しそうになります。このあたりは何度かプレイしないと難しいところだと思います。クニツィアにしては、珍しくプレイヤーにゲームバランスを求めるというデザインなのですが、交渉ゲームの本質なので仕方ないのかもしれません。

最後にマーク以外の誰かと交渉するべきだったのを、ダグHの行き先に得点チップが取れないようにシーザーを置いてしまうというミスを犯してしまいました。ここで何とか4点稼いでいれば勝っていたのですね。またプレイしたいです。

結果:マーク 25、自分 22、タイ 15、ダグH 15、ジェイソン 12



ハイパーロボット Ricochet Robot / Rasende Roboter
ここでDCゲーマーズではマークが強いと言われているハイパーロボットをプレイ。最初はマークと僕の2人でしたが、徐々に皆参加してきました。最近再び良く遊んでいるせいか、好調にチップを取る事が出来ました。バリアントルールとして、負けているプレイヤーは勝っているプレイヤーと同じ数をあとから宣言しても良い、というのを採用。これはなかなか良いルールだと思います。

結果:勝利



ブラス Brass
(説明 30分 プレイ時間 3時間)
Brass.jpgワレス期待の新作。雰囲気としてはカナルマニアっぽいです。特殊カードの類いが無いデザインは好感が持てます。カードでゲームが進んでいきます。手札1枚で1アクション。手番にはチグリスのように2アクションあるので、8枚の手札を2枚使って2枚補充ということがデッキがなるまで続きます。デッキが尽きたらあと4ターン。手札を使い切ったところで前半終了です。

面白いと思ったのが、アメンラーのように前半と後半の間の清算のあとに、建物の殆どが盤上から一回無くなってしまうところです。それと前半、後半とも、終了近くは手札の補充が無いので、かなり綿密なプランニングが必要とされます。

カードには都市の名前か建物の種類のどちらかが書かれています。ボードには都市が運河(前半)または鉄道(後半)で繋がっており、各都市には建てられる建物の種類と数がマス目で描かれていて決められています。都市のカードではその都市で許させる好きな建物を建てられます。建物のカードはその特定の建物を好きな都市に建てられるのですが、どこでもいいというわけではなく、カタンの開拓のように自分が既にたてた運河/鉄道で繋がっていなければなりません。建物には、お金や勝利点をもたらすもの、石炭や鉄鋼を消費するもの、生産するもの、などがあり、これらは需要と供給の関係でうまく繋がっています。また同じ種類の建物でもレベルがあって、レベルの低いものから順番にしか建てられません。で、前半が終了すると、レベル0と1の建物、それに運河は全てスクラップとなるわけです。18XXシリーズの列車が廃車になるのと何だか似ています。

その他にもいらないカードを消費する事で運河や鉄道を作ったり、また技術を磨く、といって建物のレベルの低いものを捨てる事が出来ます。これは手番を無駄にするようにも思えるのですが、結構大切です。レベルが低い建物を建てることなく、高いものを建てられるので、能率的なわけです。

同じDCゲーマーズのラリーから僕には合わないゲームかもよ、と釘を刺されていたのですが、それなりに楽しめました。ただ3時間はこの手のゲームとしては長いです。ルールのミスも結構あったようなので、もう一度くらい遊んでみたいですね。

結果:タイ 117、ジェイソン 116、自分 112、マーク 92

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