ワイルドラッシュR Wild Rush R
(プレイ時間 20分)
カワサキファクトリーのリアルタイム系のカードゲームで10人まで遊べます。人数によって使用するカードは異なるのですが、2~3人の場合はプレイヤー数の3倍、4~5人では2倍、6人以上ではプレイヤー数と同じだけのカードを使います。たとえば3人の場合は9枚となり各自1-9のカードを持つわけです。カードは各自シャッフルして、見ることは出来ません。
手札とは別にスタートカード(数値は手札で使用するカードと同じ)のスタックがあります。リーダーがスタートカードをめくってバスケットに入れた瞬間から勝負開始。ここで初めて自分の手札を見ることが出来ます。目的は規定数のカードをバスケットに放り込むこと。もちろんルールがあってスタートカードから数上がりか数下がりで一周するまでカードを放り込めます。つまり3人プレイでスタートカードが5で最初に放り込まれたカードが6だったら7、8、9、1、2、3、4の順で4でストップ。逆に4だったら3、2、1、9、8、7、6の順で6でストップです。スタートカードと同じ数値に戻ったら出しても効果が無いので3人のうち1人だけは3枚投入できないプレイヤーができ、そのプレイヤーはペナルティーとしてスタートカードを引き取ることになるのです。また、スタートカードの直後にカードを投入することによって、すでに得たペナルティーカードを返却することも出来ます。
こんなシンプルなルールながら、なかなか盛り上がりました。スタート後に手札がすぐわかるようにするために、みんな手札を伏せたまま扇形に広げでのスタンバイ(これはOKなのでしょうか?)。焦らずにタイミングよく入れていけばそれほどペナルティーを食わずに済みますが最初に入れるとペナルティーがなくなるのでやはり焦ります。
予想外に面白く、今度は雷カードを入れた上級ルールでプレイしてみたくなりました。残念なのは説明書が少々わかりずらいことです。それ以外はカードの質も及第点で、組み立て式のバスケットは結構良く出来ていて組み立てながら感心してしまいました。
結果:自分 0、ラファエル -1、マーク -6
相撲! Sumo!
(説明 5分 プレイ時間 各10分)
イギリスのハズブロでしか販売していないという2人用のゲーム。大学時代に日本の千葉県に交換留学で滞在していたというジェイソンは相撲にも多少興味があるらしく、コンポーネントに魅せられたこともあってわざわざイギリスから取り寄せたそうです。確かにこの力士のコマはすごいですね。ボックスアートも輪をかけてすごいのですが、写真を撮らなかったのが悔やまれます。
2人ともまったく同じ10枚のカード(写真参照)を山札にします。攻撃が7枚に防御3枚。ローマ字で相撲の技が書かれているのがいい感じですね。手札は常に3枚。同時出しで数値の低い方から処理していきます(まったく同じカードは相殺)。これを繰り返し、おしたりまわしたりしながら相手を土俵から押し出せば勝ちです。カードがなくなったら使ったカードをシャッフルして続けます。
悪くは無いのですが、特殊効果が多い割りにうまく働いてません。決定打は4のTSURIDASHIのカードくらいしかないので、その辺もう少し何とかならなかったのかなあと思います。少しなれると癒着してしまいます。
結果:1ゲーム目 マーク、2ゲーム目 自分
革命 Revolution
(プレイ時間 15分)
続いてクニツィアの数字タイルを使ったアブストラクトゲーム。のちにアトランティオンとしてリメイクされています。プレイヤーはロイヤリストとジャコビアンに分かれて勢力を争います。0-9のタイルを交互に置いていき、タイルが囲まれたら決算。そのとき、囲まれたタイル自体も数値として加算され、数値の合計が多いプレイヤーがそのタイルの上にマーカーを置きます。タイブレークは囲まれたタイルのプレイヤーというのが面白いですね。また、完全に囲まなくても、残ったタイルで勝利が証明できればマーカーを置けます。このあたり、サムライとストーンヘンジとショッテントッテンをあわせたような感じです。そのほかに、旗や3種の特殊建物などもあって、合計3種類の勝利条件があるので、何度かプレイしないとなかなか全貌がつかめません。
今回はマークと僕はうまく旗を置いたので勝負は3つの建物制覇かマーカーを置ききるかの2つが絡み合った展開となり、ほんの一手差で僕が勝ちました。
結果:自分(マーカー11こ置き)
コントロールナッツ Control Nut!
(プレイ時間 25分中断)
最後はトリックテイクでは持ち込む人が多いので気になっていたコントロールナッツ。ペア戦のマストフォローのトリックテイクで1、3、7に星が描かれている以外は、4スート13枚といういたって普通の構成です。基本的には取ったトリック数に取った星の数をかけたものがそのディールの得点になります。
キーとなるのは8枚のコントロールカードと呼ばれる特殊カード。切り札を途中から指定したり、毎ディール4枚が使われ、プレイ前にオークションにかけられます。ビッドは手札のカード3枚の数値の合計で行います。これによってパートナーにカードを見せることができるのでこの後のトリックでの作戦を立てるのに役に立ちます。(もちろん他のチーム2人にも見られてしまうわけですが)。ビッドに勝ったプレイヤーはビッドに使った3枚を他の3人に1枚ずつあげなければならないので、ビッドはハイカード1枚(パートナーにあげる用)とローカード2枚が基本なのではないかと思いました。
実際にプレイすると、コントロールカードの影響で大味な展開になりやすく、今ひとつのめりこめませんでした。2ディール目の途中で、隣でジェイソン(トワイライトストラグルの作者)の新作をテストプレイしていたサイモンとダニーの終電の時間が迫ってしまったので中断。なんとか急いで2人を地下鉄の駅まで送り届け、あわただしく終わったDCゲーマーズでした。
結果:ヴォンダ&マーク 73、ジェイソン&自分 66
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