当サイトplay;game、及びpgdb(play;game database)の管理者でもあるpuppiさんの家にお邪魔しました。久し振りに会うブンケイさん、さとーさんとの4人で一日たっぷり遊ぶことができました。
海賊組合 Seeräuber
海賊がテーマのゲームは数多いのですが、これもそのひとつ。他プレイヤーとうまく協力して民間船を襲って金貨や財宝を稼ぐゲームです。
場に3枚出ている民間船カードには金貨の数と財宝の種類(4種ある)、さらに襲うためには最低何人の海賊が必要かが書かれています。各プレイヤーは5人の海賊コマ(数値2-5と「?」マーク)を担当し、オープンにして自分の前に置いておきます。自他関わらず、海賊コマを積み重ねてチームを組み、民間船を襲うというわけです。この積み重ねたスタックの一番上がリーダー、二番目が副官となります。
手番には自分がリーダーであるスタックをまるごと他のスタックに乗せるか、民間船を襲うかのどちらかです。各スタックを操作できるのはリーダーだけなので、自分がリーダーになっているスタックがない場合はパスとなります。
民間船を襲うとリーダーは金貨の報酬をもらえるのですが、他の海賊全てに報酬を支払わなくてはなりません。海賊コマに書かれた数値が報酬なわけです。これが馬鹿にならず、下手すると赤字になってしまうのでリーダーになるタイミングが大切です。金貨のほかにリーダーと副官は財宝が手に入るので適度にリーダーにならないとこちらで遅れをとってしまいます。襲った後はチーム解散でスタックをばらばらにします。
こうして積み積まれを繰り返しながら襲撃し、20枚ほどある民間船カードを全て襲うとゲーム終了です。なんだか不思議な味わいのゲームで、よく要領が飲み込めないまま終わってしまいました。ユニークであるとは思うし、ドーラらしいとも思うのですが、あまりエキサイティングではないですね。もう一度やってみてから感想を改めて書きたいと思います。
結果:puppi 91、さとー 85、ブンケイ 81、けがわ 79
モンテカルロの夜(バンクファタール) Banque Fatal
このゲームは、97年頃になかよし村の2次会でプレイしたのが最初です。そのときはドイツゲームをまったく知らなかったので絵柄などが強く印象に残っており、2001年頃に手に入れて何度かプレイしました。そのとき以来久し振りのプレイ。
チップを握って同時公開の競りゲームで、使われたチップはプレイヤー間で再分配されるというゼロサムの競りです。何を競るかというと、カード1枚で、これには5色のうち1-2色のスペードマークが書かれてます。このカードはマーク1つにつき6の価値から始まりますが、価値は競りの時のチップの握り方によって変化するというのが斬新です。
チップはカード同様に5色ありますが、競りでは色にかかわらず最も多く握った人が勝ち。面白いのは、ここで全員が出したチップを色別に整理し、最も多く使われた色のカードは価値が2上昇、少ないと1下降、さらにまったく出されなかった色は最安値まで一気に暴落します。これがバンクファタールということなのでしょう。その後、競りに勝ったプレイヤーの隣からチップをひとつずつ取っていきます。
競りとカードの価値変動を同時にやるというのは非常に面白いアイディアだと思うのですが、残念ながらゲーム的には練りこめてない気がします。まず、握り捨ての競りなので、2位で負けてしまうと悲惨です。またひとり10チップが平均の持ち数なのでタイになりやすいのですが、タイブレークは手番プレイヤーから時計回りなので、どうしても手番プレイヤーが頑張って握って勝ちにいき他のプレイヤーは暴落防止に少しだけ出す、というのが定石のような気がします。
あとチップの再分配に関しては、1位のプレイヤーも受け取るし、再分配もひとつずつなので、チップの数の差に余りメリハリが出ないこと。暴落は危険なのでどうしてもひとつは握ってしまい結局は同じ色を回収すること。さらにカードを売るタイミングが競りの勝者でなく手番プレイヤーであり、売れるカードも一枚だけなのであまり戦略的な売買が出来ないこと。と、折角の良いアイディアなのにいつプレイしても未完成のゲームという感じがしてしまいます。
せめてハリウッド式に競りの勝者はチップを取れないか、勝者以外のチップは手元に戻ってくるか、チップの分配を3つずつ同時にするとか、チップの価値をカードと連動させてみるなど何らかの工夫があればよかったのになあと思います。
今回はブンケイさんが自分の手番外に競りに勝ったことが幸いして勝ちました。逆にそのときに僅差で2位になったpuppiさんは沈んでしまいました。
結果:ブンケイ 83、けがわ 61、さとー 55、puppi 46
テケリ・リ Tekeli-li
作者のさとーさんとぜひ遊んでみたいという僕の希望でプレイしました。4ディールプレイ。トリックで取った人の次のプレイヤーからリードというのは、やはり個人的には今ひとつかな。トリックは取った人が打ち出さないと面白みがでなくて歯痒いだけのような気もします。これはバリアントで普通に取った人からリードするのと2通りあるようですね。今回は最初の2ディール位は調子よかったのですが、後半どんどんマイナスを押し付けられてさとーさんと共に最下位に。
結果:ブンケイ 5、puppi 7、さとー 8、けがわ 8
ウィリー Willi
puppiさんおすすめの一風変わったトリックテイク。一人2回までしか勝つことが出来ず、またウィリーと宣言すれば無条件でそのトリックに勝てます。トリックは低い数字が強いのですが、得点はカードの数字の合計なので高い数字の使いどころも大切です。ディールごとに集計し、得点が1位、2位、3位、4位のプレイヤーにそれぞれ3点、1点、0点、2点入ります。よってもっとも高得点が取れなければ最下位が望ましいということもあってどこでウィリー宣言を使うかが悩ましいです。
アウグスブルク Augsburg 1520
一種の競りゲームで、決められたスートで枚数をポーカー式にビッド(コールかレイズか降り)していきます。コールの結果、宣言枚数が同じになったらショウダウン。そのときもっとも大きな数値を持っているプレイヤーが勝つのです。なかなかシンプルながら面白いアイディアだと思います。
問題はカードの補充。ランダムで補充されたカードに対して買いたいだけお金を払います。17を始めとする高数値カードはショウダウンで確実に勝てるので重要なのですが17の値段が他のカードに比べて安すぎるような気がしました。安いカードで枚数で勝つという方法もありそうですが、今回はそれが見られませんでしたね。
この競り以外は割りとありきたりです。スートによって3種類の特殊能力を育てていきます。変わっているのは25点と45点で建物を建てておかないと足止めされることですが、この足止めがないと、どんどん引き離されてしまうので仕方なく導入したシステムに思えてなりません。
結果:けがわ 57、ブンケイ 45、puppi 42、さとー 38
海賊 Freibeuter
以前、puppiさんに薦められて興味を持って買ったのですが未プレイ。ようやくプレイすることができました。カード書かれた座標に自分の船を置き、船が4マス正方形状になると決算となるパズルチックなゲームです。面白いのはオランダ船。これは座標の縦か横、どちらかひとつが指定されたカードを使うので自由度があり、自分に都合がいいように決算に持ち込めます。カフェインターナショナルにプレイ感が似ていると思います。
結果:けがわ 172、puppi 166、さとー138
浮世絵コレクター
さとーさんの新作。テストプレイさせていただきました。ラミー系で得点システムに程よいジレンマがあります。完成するのが楽しみですね。
結果:さとー 54、けがわ 38、puppi 30
エネルギー ポーカー Energie Poker
今日の最後はこのゲーム。今回は序盤けちったためか、あとでお金が回らなくなり、最後に起死回生を狙って博打を打ったが大はずれ。あえなく破産してしまいました。
結果:さとー 42、puppi 37、けがわ -15(破産)
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