秋葉原水曜日の会 2006.07.05

7月に一時帰国中、東京秋葉原で開かれる水曜会に3度参加しました。平日のほうが時間が取れる自分としては非常にありがたい会です。去年も1度お邪魔したのですが、去年と比べて5倍くらいの人がいました。すごいですね。ミクシィなどを通して知り合った方と実際にお喋りをしながら遊べたりと、非常に充実した時間が過ごせました。以下のレポートは7月5日のものです。コンピューターおよびデジタルカメラが不調でレポートが相当遅れてしまいました。



サンチアゴ Santiago
Santiago.JPG水曜会の主催者、タナカマさんもおすすめの一作。写真を見ればわかる通り荒れに荒れた展開で、干乾びてしまったプランテーション続出。シビアで面白かったです。それにしてもこのゲーム勝ったことがありません。好きなんですけどね。shaさん、噂通り強かったです。

結果:sha 48、しむしゅ 43、けがわ 41、As 40、ナベ 30



オスカー Oskar
Oskar.JPGミクシィで知り合ったRaelさんと初顔合わせ。怪しいトリックテイクのオスカーを教えてもらいました。毎回ディールの始めにさいころを振って、同じマーク(映画のジャンルになっている)が出たもの同士で一定の点数を狙うというゲーム。誰も自分が出したマークが出てないと単独で戦うのでまず勝ち目はありません。ゲームとしてはさいころの運でほぼ決まってしまうような気がします。メンバーが楽しかったので、それでも楽しめました。

結果:しむしゅ 8、けがわ 8、ち~ぷ 7、Rael 7、sha 7



泥棒と乞食 Beggars & Thieves
BeggarsAndThieves.JPG続いてRaelさん一押しの2人用トリックテイク。2-5人用で人数によってルールが異なり、2人用が一番面白いとのこと。2人用のトリックテイクは66かメイトしか知らなかったので、是非にと教えてもらうことになりました。あらかじめ非公開のカードと公開されたカードを組にしてテーブルに並べておきます。公開されたカードは手札の一部で、プレイするとその下のカードがめくられて公開カードになるという仕組みです。二人用ナポレオンに似ていますが、カード固有の点数が良くできていて、かなり面白いです。3ディールプレイしました。

結果:Rael 184、けがわ 176 (3ディールの合計)



FBI FBI
FBI.JPGクラマーの余り知られていないカードゲーム。プラスとマイナスの点数カードが混ぜこぜに公開されている5つの列(写真)。このうちどの列のカードを取るかを手札でビッドして同時公開です。ビッド値が高い人からプラスのカードを取っていくので、何番目になりたいのか、誰も狙わなそうな列はどこか、を良く見極める必要があります。さらに同種のカードを誰よりも多く集めるとボーナスが付いたりする味付けも面白いですね。

結果:けがわ 24、As 21、takarin 21、あかさあしか 20、Rael 11



マメじゃないよ Nicht die Bohne!
この日の最後はマメじゃないよでした。6人で遊べるシンプルなルールのゲームは重宝しますね。2ディールで時間になったので終了。

結果:けがわ 109、カワナ 77、デジ太 75、Miz 43、月乃 40、さい 20


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カメラが半分壊れていたため、あとはほとんど写真が残ってないのですが、12日と26日の水曜会でもたくさんの人と遊ぶことができました。そのなかから印象に残っているゲームを幾つかピックアップしてみます。



それ何やねん Was'n das?
Wasndas.JPG良質のコミュニケーションゲーム。同じジャンルの6つからランダムに1つ選ばれたトピックを、布切れ、造花、パズルのひとこま、などなど雑多な小物を組み合わせて表現します。他のプレイヤーはわかったと思ったら1-6番のカードをテーブル中央に裏向きに出します。重要なのはスピード勝負だということ。回答が早かったプレイヤーから5点、4点・・・となっていくので、すばやくカードを出さないと全く得点が延びません。得点のスキームをもう少し緩やかにするか、間違えたらプラスがそのままにマイナスになるようなペナルティを課すかして、ちょっと時間がかかっても確実に当てていく戦法が成り立てばもっと面白くなるのでは?と思いました。



ゴシップファクトリー Gerüchte Küche
推理ゲーム。手番には何の種類のカードが何枚あるか?を特定のプレイヤーに聞きます。それより多かったり少なかったらその旨を宣言するのですが、丁度の場合には手番プレイヤーに該当するカードを全てあげなければなりません。丁度で当てている限りは手番が続きます。こうしてカードを集めていきメルドを作ります。なかなかユニークなゲームだと思います。



カテリーナの陰謀 Die Verschwörung des Catilina (古代ローマの新しいゲームより)
今回何度もいろいろなところで遊んでしまいました。シンプルなルールの推理ゲームですが、質問の仕方に2通りあるところなどよくできています。これと近衛兵を合わせてようやく古代ローマの新ゲーム全14ゲームプレイできました。



黄金のドラゴン Goldener Drache
アベカエサルの作者、リーデッサーのレースゲーム。おのさんが持ってきてくれました。コンポーネントが良くできています。数手番先のためにどの方角のコマを取っておくかなど、なかなかユニークな思考を要求されます。何度かプレイしてみたいと思わせるゲームです。



ボッセ Die Bosse
DieBosse-s.JPGかなり昔に買ったまま未プレイだったゲーム。こんな所で初プレイになるとは思いませんでした。手札の現金を使ってカードドラフトで企業カードを買っていきます。企業は同種のみか異種のみでコンツェルンとなりその大きさで決算カードが引かれたときに得点されます。これだけ聞くと、ぼろ儲け会社とスティムトソー(アルハンブラ)にそっくりだと思いますが、その通りでした。特有の要素として引き抜きがあるのですが、個人攻撃なのであまり好きではありません。でもそれで何とかバランスを取っているという点数構成なので仕方ないのかな。コンツェルンが企業数3、4、5、6枚で1、3、8、20点。6枚が強すぎてゲームとしては面白みがありません。手札の現金も計算がややこしく、これだったらぼろ儲け会社かスティムトソーの方がルールも綺麗で良いと思います。



くるりんパニック!! Looping Louie
Kururin1.JPGクルクルケッコーの21世紀版。全体的に小さくなり、ニワトリチップが豚チップになっていました。重量が軽いのでフラフラして狙い撃ちしにくいです。そのせいか、以前より難易度は上がったように思いますが、動きのダイナミクスさでは前作の方が上かな。



0・8・15 08/15
0815.JPG多人数でやるトランプのスピードのようなゲーム。フランクフルト狂想曲を思い出しました。カードが痛んでしまうのはしょうがないですね。



メトロポリス Metropolis
サクソンの交渉ゲーム。長いことやってみたいと思いながら未プレイだったもの。得点になる条件などがややこしいが慣れてしまえばこれらがプラスになるのかもしれません。建物の共有に関してはルールがあやふやだと思いました。競技モノポリーで鍛えた交渉術でストーンRさんが優勝しました。



ヤヌス Janus
Janus.JPGカードが両面表という両面A面のシングルレコードのようなゲームです。この斬新なアイディアはショックでした。教えてくださったIさん、どうもありがとう。手札をうまく捨てたり相手から引いたりして同じシンボルを3つ揃えますが、頭がこんがらがりますね。最後の方でやっと慣れてきて面白さがわかってきました。これは是非とも手に入れたいゲームです。



他にも、ブルームーン(2人用カードゲーム)、サーカスマキシマス、インペリウム、モダンアート、タイクーン、落水邸物語、近衛兵、チャイナ、トランスヨーロッパ、コロレットを遊びました。



水曜会のレポートは以上です。一緒に遊んでくれた皆さん、本当にありがとう。

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