2004年まではもっぱらボードゲームギークに頼っていたプレイ記録ですが、2005年からは主に pgdb (当サイト play:game のデータベース)のカレンダー機能を使うようになりました。pgdb ではその日のプレイした順番がそのまま残せるので、記録を見るだけでその時のゲーム会の流れが思い出すことが出来、ボードゲームギークより優れていると思います。
2005年を振り返る意味でも、一昨年の2004年同様、最もプレイしたゲームトップ20を取り上げてみたいと思います。これで思いもかけない自分のプレイ傾向がわかるので面白いですね。皆さんも今年、2006年からプレイ記録をつけてみてはどうでしょうか?将来的には日本で一番プレイされたゲームなどがわかるようになると良いですね。
2005年は230種類、延べ857というプレイ回数で、前年(205種類:951プレイ)に比べて種類は多くなったもののプレイ数は減っています。全体としては短時間のアブストラクトゲームが1、2、4、9、13、19位と多くを占め、新作ではバベルの塔とブロックスデュオが20位入りを果たしています。なおカッコ内は前年(2004年)の記録です。
(なお2004年に最も遊んだゲームはこちら)
1.コンプリカ Complica 53回 (0回)
今年はアブストラクトゲームが上位を占めてます。第1位は無名のアブストラクトゲームコンプリカ。2年前に2回ほどプレイしたっきりで04年のプレイ回数はゼロ。アブストラクトクニツィアというシリーズレビューを書くのが目的でプレイし始めたのがきっかけですが、10分くらいでできることもあって何度も遊んでしまいました。ただ遊び倒してしまった感じではあります。このシリーズ記事が続いていくとなると2006年もアブストラクトゲームが上位にくる予感がします。
2.ピラミッド Pyramido 40回 (未プレイ)
1位と同様にこれもクニツィアのアブストラクトゲーム。アブストラクトクニツィア3としてただいま記事を執筆中です。写真はデラックス版。このシリーズで唯一デラックス版があるだけあって、コンプリカ、プリズマに比べてゲームとしての完成度は高いと思います。
3.カタンの開拓者たち Die Siedlar von Catan (カタンブック14回を含む) 37回 (3位:44回)
まさかカタンが再び3位になるとは思いませんでした。前半期(1月から3月)を中心に自宅で、友人宅でとよく遊びました。カタンブックの四大シナリオではカタンエクスプレスが面白いと思います。植民地も悪くないのですが、時間がかかるのがネックですね。今年は歴史拡張セット1と2をすべて試してみたいです。10周年記念のデラックス版も見てみたい。
4.プリズマ Prisma 29回 (0回)
アブストラクトクニツィアに取り上げたゲームの第2弾です。他の2つと比べると一番奥が浅い気がしますが、そこまでいくのに30回近くプレイしました。紙と鉛筆で出来るゲームなので旅行中、バスや列車のなかでプレイするのも良いかと思います。
4.ラー Ra (ラッツィア6回を含む) 29回 (11位:21回)
一番プレイしたアレア大箱シリーズはラー。これも前半期によく大学院の友人と遊びました。一度遊ぶと2度3度と続けて遊んでしまうことも多く、プエルトリコの受けが悪かったせいもあってこのプレイ回数に。カード版ラッツィアも出ましたが、やはりラーの方が面白い。今年、再販されたのでまだまだプレイ人口は増えていきそうですね。アレアの大箱シリーズは9番目のニューヨーク五番街で終わりだと思ってましたが、10番目がもうすぐ出るとのこと。楽しみです。
6.アールエコ R-Eco 28回 (1回)
日本の同人ゲームでは異色の完成度の高さ。色々なゲーム会に持って行きましたが、どこでも「面白い」と大評判。アミーゴが出版したカードゲームと言っても疑う人はいないかもしれません。最近では人数分プレイしてスコアを競い1ゲームとカウントすることもあります。いつの日かドイツの大手ゲーム会社から出版されるのを楽しみにしています。
7.ショッテントッテン Schotten-Totten 19回 (27位:7回)
ロストシティーを友達に貸してしまった影響もあってか、後半期にショッテントッテンをプレイする機会が増えました。ショッテントッテン以前にバトルラインから始めたこともあって、今までバトルラインの基本ルール(宣言は手番最後)とショッテントッテンのルールをごっちゃにして間違えてプレイしていたらしいです。宣言は手版の最初なので、今まで思ってたほどキツキツではないみたい。今はどちらも面白いと思うようになりました。ミクシィのコミュニティーに感謝。
7.ブラフ Bluff 19回 (1位:72回)
2004年ほどではないですが、それでもプレイ回数は多いですね。ゲーム会の最後はブラフっていう人も多くて、息の長いゲームです。いつも、手持ちダイスが増えるバリアントのフラブ Ffulb を試そうよ、と提案するのですが、受け入れられず。やはりダイスが減っていくという緊張感のほうが、バランスが取れたゲームよりいいのかなあ。
9.オリックス Olix 17回 (36位:6回)
連珠(五目並べ)のバリアントで四角(O)、L字型(L)、直線(I),斜線(X)という4パターンを同時に作っていくゲーム。自分を伸ばすか相手を止めるかのジレンマが面白く、またボードも適度な大きさです。思いのほか戦略も豊富で奥が深いです。終了が囲碁のように、両プレイヤーの意見が一致して終わるのも珍しい。ハウスメイトが大好きなゲームでこの回数に。ぺたぺたと打っていくのが楽しいアブストラクトです。
9.指輪物語ボードゲーム Der Herr der Ringe (拡張セット敵たち5回を含む) 17回 (0回)
指輪物語自体には殆ど興味がないのですが、協力ゲームとしてのシステムが非常に良くできていると思います。今まで長いことほったらかしにしていたのがもったいないくらい。毎回違う展開で、特に拡張の「敵たち」をいれると少人数ではなかなか勝てません。まずレベル10(上級)で「敵たち」に勝つこと。そしてサウロン拡張セットを入れてプレイするのが今年の目標です。
11位から20位までは以下の通り
11.バベルの塔 Der Turmbau zu Babel 16回 (新作、未プレイ):新作で一番気に入ったゲーム。
12.クルクルケッコー Looping Louie 15回 (9位:24回):定番のアクションゲーム。
13.ブロックスデュオ Blokus Duo 14回 (新作、未プレイ):同居人とよく遊んだ。本家よりゲームっぽい。
14.政治献金ゲーム Stimmvieh 11回 (未プレイ):まだまだプレイしそうな風変わりなカードドラフト。
15.頭脳絶好調 Einfach Genial 9回 (12位:15回):インスト1分で人を選ばない魅力。
15.ゼヘツ Zertz 9回 (0回):持ち運びに便利。今年こそ拡張リングを入れてプレイしたい。
15.古代ローマの新ゲーム Neue Spiele im Alten Rom 9回 (19位:10回):歴史の糸車、執政官、商人などをプレイ。今年こと14種制覇を。
15.プエルトリコ Puerto Rico 9回 (4位:37回):意外にもプレイ回数が少なかった。そろそろ本格的に拡張セットを入れたい。
19.ヘックス Hex 8回 (0回):ヘックスパッドを使って紙とペンで出来る気軽さがいい。
19.ナインティーナイン Ninety-Nine 8回 (1回):3人専用。一番プレイしたトリックテイク。
2004年同様に殆ど新作をやりこんでないのですが、アブストラクトゲームと協力ゲームの良さがわかってきたのが2005年だと思います。2006年はどんなゲームをプレイすることになるのでしょうか。
りん
puppiさん、けがわさん、はじめまして。
去年の年末に、データベースに登録させていただいて、今年から、「プレイ記録」をつけてみようと考えている りん と申します。
1年間で、どんなゲームが上位にくるのか楽しみです。
子どもと遊ぶ機会が多いので、「セレクタ」のゲームが多くなりそうですが……今からしばらくは、おそらく「ダイヤモンド」が多そうです。
これから、よろしくお願いいたします。
puppi
りんさん、初めまして~。今年もよろしくお願い致します。
データベースへのご登録+ご投稿ありがとうございます。プレイ記録は僕も付けているんですが、去年は軽いゲームが上位を占めてました。その人のプレイ傾向がある程度判って良いですね。=)もう少し、判りやすい表示や出力できるようにしたいと思っておりますので、お楽しみに。
それでは、よろしくお願い致します。
PTN-Q
ショッテントッテンについてですが、こちら(play:game)のファイルにあるルール訳では、境界石カードを獲得するのはカード補充を行う前と記載されています。
宣言と境界石カード獲得のタイミングは別なのでしょうか?
puppi
PTN-Qさん、どうも~。
ショッテントッテンについて僕は詳しくないので、けがわさんに聞いてみます。けがわさんは現在、ご旅行中のようなので、今週末ぐらいにはお答えできるかと思います。
けがわ
ようやく旅行から戻ってきたけがわです。返事が遅れてしまいました。
りんさん初めまして。いつもホームページは楽しく読ませてもらってます。僕自身も子供ゲームは結構好きです。意外な反応があって面白いですよね。pgdbへのゲーム評価やプレイ記録を楽しみにしています。
PTN-Qさん、こんにちは。今ショッテントッテンの日本語ルールを見てみましたが、おそらく「カードの補充を行う前」は「カードをプレイする前」の誤りだと思います。
英語ルール(ドイツ語からの訳ですが)だと手番では、
1.境界石の獲得
2.カードをプレイ(強制)
3.補充
と言う流れです。
バトルラインの基本ゲームでは境界石の獲得のタイミングが補充の後になっていて、上の記事にも書いたとおりずっとそのルールでショッテントッテンをプレイしていました。でも、それも面白いのでお勧めのバリアントです。
PTN-Q
けがわさん、puppiさん ありがとうございます。
私もずいぶんとバトルラインルールでプレイしていましたが、早速「カードをプレイする前」ルールで遊んでみます。
arlt
ショッテントッテンのルール原文では
Wer dran ist, kann, noch bevor er eine Karte zieht, einen oder mehrere steine in Besitz nehmen.
と書かれています。
"noch bevor er eine Karte zieht"が「カードを引く前に」なので、
ショッテントッテンの手番の流れは、
1.カードプレイ
2.境界石(フラグ)の獲得宣言
3.手札補充
で合っていると思います。(つまり、pgdb掲載の和訳ルールは合っています)
これは、バトルラインの基本ルールも同様です。
arlt
すいません2重投稿になってしまいました。
長文コメントが書けないみたいなので↓に全文を転載します。
http://www.gamers-jp.com/playgame/bbs/viewtopic.php?t=32
けがわ
arltさん、貴重な情報をありがとうございます。
色々なサイトで自分でも少し調べて見ました。
詳しいことはpgdbのbbsにarltさんへのコメントとして書きましたのでよろしくお願いします。