先週に引き続き、ジェイソンの家でのゲーム会。メンバーはホストのジェイソンとヴォンダ、それにマーク、ダグ、ラファエルといった常連メンバーです。
サンマルコ San Marco
(説明 15分 プレイ時間 2時間)
2001年にSdJノミネートを3つも果たしたアランムーン。サンマルコはアムレット、カピトールとともにノミネートされたムーンデザインの1つです。基本的にはエルグランデ、王と枢機卿、ルイ14世、バベルの塔などと同じくエリアマジョリティーゲームで、各エリアでコマの多い順に点が入っていくシステムです。サンマルコではアクションカードを使ってコマを置いたり、相手のコマを追放したり、橋をかけたり、スコアリングを発生させたりするのですが、何と言ってもユニークなのはアクションカードの分配方法。これがこのゲームの核心です。
今回のように4人プレイの場合は、毎ターン2人ずつ2組にわかれます。それぞれ2人のうち1人が分配者となり、アクションカード5枚とリミットカード3枚を自由に2つの山に分けて公開します。もう1人は分けられたカードをよく見比べてから好きなほうの山を取り、カードのアクションを好きな順にすべて実行します。残ったほうの山は分配者が実行するのです。よってどちらを選ばれてもいいようにあまり偏ったわけ方は出来ません。ここで面白いのはリミットカードとよばれる単に数字(1-3)が書かれたカードです。これはもらうごとに自分の前にためていきます。ターンを重ねていくうちに合計が10を越えてしまったプレイヤーが出るとラウンド終了。越えなかったプレイヤーはボーナス得点があったり、追加のターンがあったりと有利なので、なるべくリミットカードは取りたくありません。これをうまく使って、カードを2つに分けるのです。
このカードの分配はケーキの切り分け問題をうまくゲームシステムに利用した好例です。アランムーンは他にもセールスマンの旅行問題をもとにしたエルフェンランドを作っており、こういった数学の問題をゲームに応用するのが好きなのかもしれません。
4人でプレイするのは初めてです、といってもこれで2度目なのですが。3人だと1人が3山にわけて他の2人が順番に取っていくのですが、4人だと2人と2人で分けるのでカード運が強くなってしまうのではと危惧しましたが、思ったほどそれは感じませんでした。ただカード分配に時間がかかるので3人のほうがさくさく進むと思います。ゲームは表面上は中盤までずっと4位でしたが、終盤に浮上。オーソドックスに3つほどのエリアでトップを取って勝ちました。
結果:自分 73、ダグA 67、ラファエル 63、ヴォンダ 61
マジェラン Magellan / Pizarro and Co.
(説明15分 プレイ時間 1時間5分)
大航海時代をテーマにしたゲームですが、プレイヤーはそれぞれの航海探検を支援するパトロンです。ボードには6人の探検家が3ラウンドの特典とともに描かれています。1ラウンド目は各探険家につき3回競りがあり、3人まで支援できます。(同じプレイヤーが2つ以上支援することも出来ます)この順番はランダムなので、どこで誰にお金をつぎ込むかは結構悩みます。2ラウンド目は各探険家につき2回の競りで、すでに1ラウンド目でその探検家に支援しているプレイヤーしか参加できません。つまり3人のうち1人が脱落するのです。同様に3ラウンド目は2人のうち1人が脱落し、最終的に最後まで支援できるのは1人だけ。この脱落式の競りがユニークで面白いです。
今回は、リバーシブルになっているボードはB面(コロンブス側)-A面(マルコポーロ側)を選びました。やはり競りゲームは面白いですね。今回で2回目ですが、前回初プレイのときは3人プレイだったので面白さがあまりわかりませんでした。やはり5-6人くらいが適当だと思います。6人で出来る良いゲームが少ないので、もっとプレイ機会があっても良いと思いますが、各探険家の特殊能力が少々わかりにくく、暫くプレイしてないと忘れてしまいそうです。
結果:自分 44、ラファエル 41、マークH 31、ジェイソン 31、ダグA 27
グラグラカンパニー Gra-Gra Company
(説明 15分 プレイ時間 55分)
DCゲーマーズでは日本ゲームに興味を持っているメンバーが多く、ぜひグラグラカンパニーを持ってきて欲しいといわれたので持参。今回は積むのはいつも自分の前にあるビル、という間違ったルールでプレイしてしまいましたが、テーブルが多少不安定なこともあって盛り上がりました。わざと崩れやすく積んで他のプレイヤーに投資するというのが受けたのだと思います。今度こそ正しいルールでやってみたいですね。
結果:ラファエル 12、ダグA 6、マークH 4、自分 1(単位1万)
レイルロード タイクーン Railroad Tycoon
(説明 20分 プレイ時間 2時間50分)
最後にホストのジェイソンがぜひやりたいといっていたレイルロードタイクーンです。作者はワレス。彼の代表作、蒸気の時代をファミリーゲームにした感じで、金銭的なきつさはあまりなく、マップが広いので3人プレイだったことともあいまってほとんどソロプレイ状態。まあ今回はお試しプレイなので6人プレイのレポートのときに詳しく書こうと思います。
結果:自分 42、ヴォンダ 30、ジェイソン 3
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