前日のマークの家でのゲーム会に引き続き2日連続です(レポートは遅くなりましたが)。近頃クルマの調子が多少悪かったのですが、まあ大丈夫だろうと思って運転したのが大間違い。途中でスピードが時速30マイル(45キロ)くらいまでしか出なくなり、通りかかったレッカー車に頼んでレッカー移動。幸いウォルドーフの近くだったのでポールの助けでクルマに乗せてもらってとりあえずゲーム会には参加しました。
そんなわけで1時間ほど遅れて到着すると3人でサンマルコがプレイされていました。今回は閑散としていて他には僕とポールの2人だけ。丁度来たルークを交えて3人になったので同じ時間に終わりそうで最近気になっていたシュティムトゾーを出してみました。
シュティムト ゾー Stimmt So!
(説明 5分 プレイ時間 45分)
ポスト・アルカポネ。プレ・アルハンブラ。以前プレイしたのは結構昔です。人数が多いと運だけのゲームになってしまうので、3人くらいが丁度良いかもしれません。2週間ほど前、ポールと僕はアルハンブラをプレイしたので、説明はすぐ終わり早速プレイ開始。
プレイヤーは6種類ある株券(各7-11枚)を買って最大株主になることを目指します。デッキにはある程度ランダムに決算カードが2枚入っていて、これらが出たときとゲーム終了時の計3回決算があります。1回目では最大株主だけが得点しますが、2回目は上位2人、最後は上位3人に得点が入ります。得点もラウンドが進むごとに大きくなっていき、また1位と2位の得点の差が激しいので2位狙いはそれほど意味が無く、自然と1位争いが激しくなります。
世界4つの都市(ニューヨーク、フランクフルト、モスクワ、東京)で手札のお金を使って株を買いますが、その都市の通貨(ドル、ユーロ、ルーブル、円)でないと買うことが出来ません。盤上には4枚のお金と4枚の株(各都市1枚)が並んでおり、お金を取って手札にするか、または手札を使って株を買うかの2択です。面白いのは丁度の値段で支払うともう一回手番を行うことが出来、これは最大4回まで連鎖します。(つまり4都市の株を全て丁度で買って、最後にお金を取る)。
株はデッキからランダムに補充されるので、欲しい株が出たら買えるように手札はある程度貯めたい所です。もちろん貯めればそれだけ丁度で買う機会も増えるのですが、あまり何も買わないと思ったよりも早く決算となってしまい、得点に繋がりません。この決算カードといいカードドラフトのシステムといいムーンのゲームを思わせますが、カードドラフトを2ステップ構造(お金をドラフトし、それを使って株をドラフトする)にしているのがヘンらしいユニークな所です。
アルハンブラ同様のバリアントでプレイ。つまり合計金額20以上の手札で始め、ゲーム中は合計5以下だったら何枚でもお金は取れるというルールです。今回は株を買わずに我慢して、できるだけ丁度で買える機会を多く作りました。4連続はいかなかったものの3連続で手番を行ったのは気持ちよかったです。アルハンブラの所にも書いたように、早見表(株の値段範囲が書いてある)が付いているのは助かります。ただ株自体が似たような絵柄で見にくいのが残念。3人で左から安い順番に列を作って一目で相手の状況がわかるようにしてプレイしました。
結果:自分 119、ルーク 84、ポール 81
ビッグ ボス Big Boss
(説明 15分 プレイ時間 1時間25分)
ここで予想通りサンマルコが終わったので5人で出来るゲームはないものかと思いましたが何故か皆持参したのは3-4人用のゲームばかり。それではということで5人でも出来るビッグボス。2日連続でプレイするとは思いませんでした。5人プレイは初めてです。アクワイアだと5人でもまあ面白いですが、ビッグボスはどうなのかなという興味がありました。今回は株を買わずにカードを取ることに最初の5手番くらいを使ってしまい、株が殆ど買えませんでした。盤上のコントロールは出来るし、好き放題合併は出来るのですが全くうまみがありません。結局合併ブロックを5つくらいもっていましたが合併はひとつも起こらずに終了。こういう展開は珍しいですね。リスクを負って株も買っていかないと駄目だということが分かりました。
結果:ポール 564、ケビン 387、もう1人のポール 385、自分 307、ルーク 274
政治献金ゲーム Stimmvieh
(説明5分 プレイ時間 15分)
何だかんだで時間が経ってしまい、最後にということで政治献金ゲーム。最近やたらと色々な所に持っていってプレイしています。面白いですね。続けて2回プレイ。ケビンがジレンマに苦しんでいたのが印象的でした。あとできちんとルールを読んだら、取ったお金と票は公開ではないのですね。今度はルール通り非公開でプレイしてみます。
結果
1ゲーム目:ルーク 140、ケビン 130、自分 100、ポール 80
2ゲーム目:ルーク 150、ポール 150、ケビン 120、自分 90
moon
けがわさん、レポートを楽しく読ませていただきました。
ところでクルマのトラブルは大変でしたね。文中に「通りかかったレッカー車」と書かれていますが、そちらでは街中にレッカー車が普段から多く往来しているのでしょうか?
けがわ
moonさん、こんにちは。
クルマのトラブルはいつものことです。ゲームにお金を使っているのでクルマは走れば良い程度のもの。AAA(アメリカ版JAF)に入っているので年に4回までレッカー移動が無料ですが4回使いきってしまうこもあります。
今回は運良くたまたま通りかかったレッカー車の人が車の状態をチェックしてくれて、そのままレッカーしてくれました。レッカー車はそんなに走っているわけでなく、携帯電話も無いのでもし逃していたら結構面倒でしたね。
bisco
政治献金の「金」と「票」を完全公開でプレイしていたとは、こりゃまたキツキツでしたねえ。
思わず脊髄反射。
けがわ
そうですね。そのキツキツさが好きなのですが、非公開だと大分変わりそうでそれもまた楽しみです。ハイソサエティーで誰が一番お金を持ってないかをおぼろげにカウンティングするような楽しさがありそうですね。