久し振りにマークの家でプライベートなゲーム会です。昨夏引っ越して以来遠くなってしまい、さらに彼が忙しかったこともあってなかなかゲーム会が開けませんでした。暫く振りということで雑談の時間のほうが長かったくらいでしたが、それでも4ゲームプレイしました。
アールエコ R-Eco
(説明 5分 プレイ時間 20-25分)
とりあえずカードゲームでもということで、リサイクルをテーマにした国産ゲームのR-ECOを。言語依存でなく、ルールもすっきりしているので問題なく教えられます。マークはとても気に入ってくれて、今度日本に帰ったら是非買って来て欲しいと頼まれました。2回連続プレイ。最近このゲームで勝てません。不法投棄を恐れすぎたのかも知れません。
結果
1ゲーム目:マーク 15、ウエンディー 2、自分 1
2ゲーム目:マーク 13、自分 6、ウエンディー 2
ビッグボス Big Boss
(説明 15分 プレイ時間 1時間40分)
マークのリクエストで持ってきたビッグなゲームです。クイーンの箱のように厚いのですが、横から開けるようになっていて、開けると下には引き出し、上にはボードと布製の黒い袋にブロックがぎっしり入っています。このブロックはテラトリウムと同じ半透明のブロックでなかなか見栄えがします。引き出しの中には、カード類やコマ類が入っています。他のゲームでは見たことの無い特殊な箱です。フランクコスモス製ですが、同様な箱が使われているゲームはあるのでしょうか。
ビッグボスはクラマー版アクワイアといわれています。会社や株があるビジネスゲームで、決められた場所にしか建設できないことや会社の吸収合併がある辺りは似ていますが、プレイ感はシャークやホリデイAG(未プレイですが)に似ている気がします。ボードは72マスがリング状に繋がっています。アクワイアが12x9マスの2次元なのに対して1次元ですね。アクワイアとの主な違いは、手札となる建設カードを手番を使って買わなければならないこと、合併時に筆頭株主ボーナスが無いこと、会社は再生しないことなどです。
スタート時には30ミリオンと12枚のカード(数字が書いてあり72あるプロットに対応している)から始めます。手番にはカード1枚を5ミリオンで買うか、カードをプレイして対応するプロットにブロックを置くかのどちらかです。ブロックの数が会社の価値を表し、基本的には長く高く繋がっている会社が価値が高いです。
新しい会社は1階建て3ブロックからスタートします。3ブロックのうちのどのプロットのカードでも大丈夫ですが、他の会社と最低3ブロックは離れていなければなりません。この制約が曲者で、3+3+3で最低でも9ブロック空いてないと会社が興せないのです。といっても会社を興しても特典は無いのですが。
既にある会社の隣のプロットにブロックを置くとその会社はその分成長したことになります。隣に置く他にも2-5階を建設できる特殊カードを使って縦方向に成長させることが出来ます。2-5階は価値がそれぞれ2-5ミリオンとなっており、1階の1ミリオンに比べて会社は急成長します。会社を成長させると、新しい会社の価値がそのまま収入となります(差分ではありません)。このあたりシャーク同様、かなりバブルなゲームです。
カードをプレイしたあとは株を2枚まで買ったり会社を所有したり出来ます。株の値段は会社の価値と同じなので今は小さくて、これから伸びる会社の株を買うようにします、といってもこれがなかなか思うようにはいかないのですが。「会社の所有」というのは株を3枚持つことと同じです。先着1名で1つ目は15ミリオン、2つ目は30ミリオンかかるので結構考えます。所有はプレイヤーの棒をビルの上に差すことで表します。これがなかなか見栄えがして格好良いです。
こうしてゲームは進んでいき、2つの会社が繋がると大きいほうが小さいほうを吸収合併します。このゲームでは株を買いすぎなければ資金には困らないので大きいほうの株主にならないと勝てません。面白いのは繋げるブロックは繋げた人の意思でどちらの会社の物と数えてもいいため、会社の価値の差が1つなら小さい方が大きい方を吸収することが出来ます。こうしてブロックがなくなるか、誰もプレイできるカードがなくなると終了。株(会社の所有権3株も含む)を現金化して勝敗を決めます。
以前の教訓を生かしてカードを適度に買っていきます。手札のカードが多ければ多いほど場のコントロール、そして吸収合併のコントロールができます。マークは株を買いすぎてプレイできるカードがなく収入源を絶たれて暫く手詰まりに。アクワイアでいう現金が無い状態と同じですがボードにブロックも置けず、本当に何も出来なくなります。僕はカードを溜め込んでいたので念入りに合併させる順番を考えてプレイを進めていきました。アクワイアと違って合併させるキーカードは1つだけなので、そのカードを持つことは重要です。しかし最後の最後でブロックが足りずに終了。ウエンディーが逃げ切りで勝ちました。あと1個余分にブロックがあれば、巨大な富をもたらす合併を引き起こせたのに。
時々アクワイアから毒を取ったゲームだなどと揶揄されますが、それでも面白かったです。これまで4人プレイしかしたことが無く、3人プレイは初めてですがお互いに影響する度合いが高いので3人の方が良いかもしれません。ただルール上練れてない部分があり、カードがプレイできるときにはプレイしなければならないというのはずるしたり間違っても他のプレイヤーはチェックのしようが無く、このあたりは古いゲームなのかなと感じました。
結果:ウエンディー 772、自分 703、マーク 549 (単位ミリオン)
ウィング オブ ウォー 伝説の英雄たち Wings of War - Famous Aces
(説明 5分 プレイ時間 35分)
前からやってみたくてリクエスト。マークはウィングオブウォー(戦いの翼)シリーズは2つ持っていて、両方とも独立したゲームですが組み合わせて使うことも出来るようです。各自戦闘機を担当し、飛行カードを1セット受け取ります。毎回3枚の飛行カードを同時プロットして、自分の戦闘機を飛行カードの矢印に合わせてテーブルの上を移動させていきます。他のサイトでも言われていますが紙の上で鉛筆を倒して戦争ごっこをして遊んだあの感じです。相手が自分の視界内に入ると攻撃。カードをめくってダメージをランダムに受けます。こうして戦闘機がダメージに耐え切れなくなると墜落。最後まで残れば勝ちです。
今回は僕が小回りが利くが耐久性の無い戦闘機を担当。右旋回が得意なので相手の左に回り込みます。それでもこの手のゲームが得意なマークがウエンディーを撃墜してしばらくしてから僕も撃墜されました。カードを物理的に操縦するというプリミティブなところが面白いですね。ユニークでこういうの好きです。
キャントストップ Can't Stop
(プレイ時間 15-25分)
最後の締めは定番のキャントストップ。1ゲーム目は運良く2と12をあっけなく制し、さらに5を制して勝利(写真)。これでは納得がいかないということでもう一度。2度目はこのゲームが大好きなウエンディーが勝利。
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