初めてアマゾンから古本を買いました。デヴィッド・パーレットのトランプゲーム大百科 The Penguin Encyclopedia of Card Games の第2版(2000年版)です。日本版は既に絶版ですがトランプゲームを系統的に分けて歴史や戦略まで書いてあるので資料的な価値は高いです。(日本版についてはmoon Gamerに関連の記事があります) 英語版の初版は1979年。それが絶版になってようやく2000年に新版が出たのは著者のページで知っていたのですが、大きな本屋に行っても探せませんでした。発行が遅れているのかなあと思っていたのですが、アマゾンで探したらすぐありましたね。$9.99でした。買ってみて分かったのですが、イギリスの本なのでアメリカではあまり流通していないようです。
トランプについて書かれた本ではベストだと思います。全24章で658ページ。日本版が手元に無いので記憶が頼りなのですが、初版と比べてより細かく分けているような気がします。トリックテイキングだけで全体の半分以上の13章を占め、ブリッジホイスト系、ハート系、エース・テン系(スカートなどAと10が11、10点となる系統)、ピノクル系、タロット系などとわかれています。変わったゲームでは、タントニーという完全情報のトリックテイクなんかも紹介されています。思えばこの本でスカートウィズアウト11で勝つ例なんかを読んで、スカートって凄い!って思ったものでした。そういえばトランプのトリック系、ストップ系、カシノ系、ラミー系などという分類を知ったのもこの本でしたね。初版と比べて40%増しの内容になったので、初版を持っている人も買ってもいいかもしれません。
バネストこと中野
この本はいいですよお...
わたしもトランプに関しては、この本を参考にさせていただいております。
私の友人が、社会思想社から出ていたこの本の初版の日本語版の入ったカバンを置き引きに逢ってしまい、相当へこんでいました。
それほどの価値がある本です。
紙
これは凄い本ですね。ディープな本ですから万人にお薦めするようなものではありませんが、「ゴルバチョフ回想録」とともに20世紀後半を代表する力作と思います‥(^o^)
けがわ
確かにこの本を失くしたら落ち込みますね。邦訳もトランプの用語が曖昧無く訳されていて素晴らしかった記憶があります。図書館で何時間かかけて全てコピーしたものです。ディープかもしれませんが、逆にこれだけしっかりしたトランプの本というのが一般には認知されてないのでしょうね。
さて当データベース(pgdb)にトランプゲームを幾つか登録してみました。ギーク同様登録制ですが、よろしければ、評価やコメントを残してください。とりあえずはブリッジ、スペード、ハーツ、スカート、ナインティーナイン、ユーカー、ドッペルコプフ、テキサス42(ドミノのトリックテイク)です。