つくばゲーム会 2005.01.14

Table Game in the World のおのさんの家に招かれてゲームをしてきました。参加者はホストのおのさんをはじめ、かゆかゆさん、ファラオさん、米出さん、当サイトからpuppiさんと僕(けがわ)です。


ノミのサーカス Flohzirkus
ずっと昔にプレイしたきりのゲームです。蚤チップをもう1つのチップを使って上から押すようにして飛ばします。プラスチックの弾力を利用したゲームです。アメリカの25セントコインを使ったパーティーゲーム、クォーターズに似ているのですが、ずっと戦略的で面白いです。人数が揃うまで、おのさん、米出さん、puppiさんと4人で2ラウンド遊びました。思ったところに飛ばすのは難しいですが、慣れるとうまくなるのでは?

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キュージェット Q-Jet
アベカエサルのリメイク。モチーフは近未来のQモビルでのレースとなり、コマ、ボードともに一新。昔の名作が日本のメビウスによってリメイクされるのは嬉しいことです。コマは金属製で重量感がありますが、つまんで取ろうとすると滑ってしまうことがあります。

カードを使ったレースゲームとしては非常によく出来ています。全員同じデッキを持つのですが手札は常に3枚。この手札をうまくまわして、狭いコース上で相手を妨害したり、妨害されないよう安全に進めたりします。3周のレースでトータルで全員同じ移動力を持っているため、妨害されてパスを余儀なくされると確実に遅れます。また移動力はあまり余分に無いため、遠回りをしてばかりいるとゴールできない事も。さらにレース中一度はピットインしなければならず、ここでも熾烈な妨害が繰り広げられます。大きい数字も小さい数字も大切で、カード構成が簡単なためカウンティングも出来るのが良い所。

今回は6人で2レースプレイしました。2回とも1周目の終わりでピットインする皆に追いつけず2周目ですることに。でもあとからうまく抜いて、上位に食い込みました。やはりアベカエサルは面白いですね。なお3-4人用のボードではオリジナルと少々違うところがあるようです(ここを参照

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リアクション Reaction
その名の通りリアルタイムでの反射神経が求められる変わったカードゲーム。カードには1-8までの数字とA-Hまでのアルファベットが両方書かれてます。アルファベットはインデックスにあるのですが、数字はカードの中心に書かれており、カードの色と対応しています。そのカードを昇順、降順、または同じものといった感じで次々に叫びながら手札から出していくのです。ぱっと見て数字が分かるように色を覚えると強いと思います。今回はさっぱりでしたが何度かプレイすると上達して面白くなりそうですね。

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テニスマスター Tennis Masters
ここで4人と2人にグループ分け。2人ゲームは短いものが多いので、3人づつで2グループよりも融通がきくかもしれません。面白いグループ分けです。まず僕がファラオさんと2人に。2人用ゲームが色々と積んである中からファラオさんが興味を持ったテニスマスターズをプレイ。このゲーム、僕も以前持っていたのですが、かさばる事とプレイ相手がいないことなどで売ってしまったというものです。ゲームはアクション(指先)系で、ふわふわのテニスボールを人形のラケットのプラスチックの弾力を使って飛ばします(蚤のサーカスと似た系統ですね)。これが最初は結構難しく、思うようにコートに入りません。幸い経験者の僕は昔の感覚を覚えていて、割とショットを決めることが出来ました。相手が届かないところにボールを打ち込めば得点になります。なれてくると面白いゲームなので、もう一度手に入れようかなあと思ってしまいます。

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バルーンカップ Ballon Cup
以前一度だけプレイしたことのあるバルーンカップ。4つある地形カードに1-4個のキューブが置かれています。キューブは全部で5色あり、3色で過半数を取ることを目指します。キューブを得るためには、その地形での気球のレースに勝たなければならず、自分側と相手側のカードの合計値で勝敗が決まります。面白いのは、平地でのレースでは低く飛ぶため、カードの合計が低い方が勝ちますが、丘陵地では反対に高く飛ぶため合計値が高い方が勝ちます。よって数値の低いカードと高いカードが両方とも重要になり、中間のカードの使い方が難しいです。さらに面白いことに、カードは自分側だけでなく、相手側にも出すことができます。出せるカードは置かれたキューブと同色でなければならないので、ここでも頭を使います。

2回目なので最初は手探りでしたが、だんだんこつが分かってきて面白かったです。でも最後にはあっさりと負けてしまいました。個人的には、カードの構成表が欲しいところ。どのスートに何の数字があるのかが分かってないとゲームとして面白みに欠けるのではと思います。

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ハンザ Hansa
米出さん、かゆかゆさん、ファラオさんと4人で米出さん未プレイのハンザ。何も見ないでインストできるだろうと思っていましたが、意外と細かいルールを忘れていました。更に、今まで知らなかったルールが発覚!都市で2種類以上の産物を売却できるとは・・・まああまり無いケースなのですが、このルールはずっと見落としていました。(かゆかゆさんに感謝)
ゲームは最初に連続して大量に売却できた僕が、そのままリードを保って逃げ切ることが出来ました。

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テラトリウム Terra Turrium
フランクコスモスの青い大きな箱。コンポーネントも大きめで、大量にあるビルと細長い棒状のプレイヤーコマはビッグボスに使われているものと全く同じです。特にビルは積み上げていくと半透明で雰囲気があります。ゲーム自体はクラマーのアクションポイント制のゲームの元祖ともいえるべきもので、特にトーレスのプロトタイプみたいな気がします。

手番には場のビルを崩して3つ積み上げ、そのあとに5アクションポイントを使って自分のコマを移動します。最終的には6つある自分のコマがそれぞれビルの1階から6階の各階にいるようにすれば勝ちです。完全情報ゲームとアクションポイント制ということもあり、手番には結構考え込んでしまいます。またボードの構造上4人いないと難しそうです。急いで勝ちに行ったのが間違いであっという間に攻められてしまいました。独特の考えどころがあって結構気に入りましたがプレイ機会を作るのが難しいかもしれません。

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稲川淳二の大校則
かなり古そうな国産ゲームです。山札の先生カードと手札の生徒カードがあり、手番プレイヤーが先生カードをめくってから10数える(!)うちに他のプレイヤーは先生が求めている(校則に引っかからない)生徒カードを出すゲームです。この細かい校則が一見分かりにくく書いてあるところなど、なんだかなあと思いますが、一番の盛り上がりは「愛のしつけ棒カード」が山札から出たときです。この時だけは手番プレイヤーはビニール風船でできた赤い「しつけ棒」を使って他のプレイヤーの頭をぶつことで得点を奪うことが出来ます。

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プレムプレム Plem Plem
今日の最後のゲームはクラマーのパーティーゲームです。このゲームは、ミニゲームの集大成のようで、「お互いの名前を決められた面妖なニックネームで呼び合う」、「サイモン=セッズの要領で楽器を弾くまねをする」、「時計回りに数を数えるが、特定の数の倍数やその数が桁に含まれる数はプレムという」、「してはいけないこと、しなければならないことを追加する」などでルールがどんどん増えていきます。特に、しなければならないことで「相手の名前の母音を全てあ行にする」が出たあとでは皆黙りがちになってしまい、それはそれでおもしろかったもののつらかったです。

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ゲームが終わったあとは、皆で雑談も兼ねて夕食。日本で最後のゲーム会を楽しく過ごせました。この場を借りてお礼を申し上げます。

(おのさんのレポートはここ

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