ウォルドーフゲーム会 2004.06.11 後編

後編です。

暗闇のフロア Finster Flure :他がまだプレイ中なので、時間調整を兼ねて6人で暗闇のフロアです。考えてみたらこのゲーム、ここの管理人のPuppiさんの家で冬にプレイした以来です。その時は3人でかなり先が読めるので相当頭を使った記憶があります。

一種のレースゲームで、ボードの角から反対側の角まで自分の3つのコマを早く脱出させるのが目的です。各自のグループのコマは片面が闇、もう片面が光で両面の数値の合計が7になるように移動力が書かれています。これを動かすたびに裏返すので、例えば6-1のコマだと6進んだ次は1、その次は6という具合に交互になります。また進んだコマは裏返っているのでどのコマが既に進んだかがわかるという機能的なデザインです。

全員が進んだ後にモンスターがある規則によって進みます。もし進んだ先にコマがあったらモンスターはそのコマを食べてしまいます。モンスターはあまり頭がよくないので、距離が近くても物陰に隠れたり真後ろにいたり、また左右等距離にいて錯乱させれば大丈夫です。でも他のプレイヤーがうまくモンスターをおびき寄せて自分のコマの方に誘導するかもしれません。このモンスターの動きがシンプルながら実によく出来ています。ボード全体も射影平面になっていて、モンスターは端まで進むと反対側の左右反対の位置に現れるのも良いですね。

今回は6人という多人数なので自分が先手番だとどうしても防御できない部分があるのですが、それでも面白いです。やるなあフリーゼ。結果は手番の差で2位でした。(以前のPuppiさんによるレポートはここ

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暗闇のフロアを抜け出せ!


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組み立て式モンスターが襲いかかる!


ギャロピンピッグス Galloping Pigs / オールザウエイホーム All the Way Home :ゴアがまだ終わらないので、いくつか短めのゲームをプレイしました。中高生くらいの子供が何人か参加していたので、彼らを誘って持参したギャロピンピッグスをプレイ。簡単ですが熱中してしまうという典型的な良いゲームです。

手札は7枚。毎回、出したカードと同色の豚を次の空いているマスまで進めます。このとき、進めた豚が1位になったら得点カード(食べ物)がもらえるのですが、最後の7枚目で得点しないと0点となってしまうというのが効いています。よって右隣のプレイヤーの手札を推測しながら同じ色で待つようにするのですが結構難しいですね。まあそんなことを考えなくても十分遊べますが。(前回のレポートはここ

マメじゃないよ Nicht die Bohne! :もうひとつ軽めの好ゲーム。結構考えるんだよね、これ。悪いカードをオファーに出すとよいカードが来るって言うねじれた感覚がたまりません。トリックテイキングのひねったのって結構ありますが、カード交換のひねったのってこれとレスパブリカくらいかなあ。もっとこのジャンルは増えてほしいですね。(前回のレポートと詳しいルールはここ

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ハンザ Hansa :そろそ少しはゲームらしいゲームがやりたいな、ってなことでハンザです。僕は2回目ですが他の2人は初めてです。前回の反省でなるべく色々なところに商館を建てていきました。コペンハーゲンは唯一の5放射なのでやはり大切です。あとは Danzig は割と船を強制的に通らせやすいのでそこにも商館を建てます。一度このパズルっぽさに慣れてくるとゲームはスムースに進みます。45分くらいで終了。前回の経験を生かして勝つことが出来ました。(前回のレポートはここ。Puppiさんによるレポートはここ

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バンパイア Vampir :最後にもうひとゲームということで持参したクニツィアのあまり評判がよくないカードゲーム、バンパイアを2回連続プレイ。全員初プレイですがルールは簡単なので夜更けでも大丈夫。期待よりはずっと面白いゲームでした。

手番には山札から2枚取って1枚捨てるか、またはメルドをさらします。捨て札をスートごとに分けるのは、同作者のジャンボグランプリやロストシティーと同じです。メルドをさらす場合には山札から取る代わりに捨て札のある特定のスートを全部を取ることができます。メルドは同じスートで3枚以上、カードの合計点が得点となります。ただし各スートにつき一番点の低いメルドは点数0です。誰かが全6スートのメルドを作るとゲーム終了。よって点数0のメルドがあっても6スート早く作ってしまうと勝てる場合があります。逆に、できるだけ点数の高いメルドを少なく作っていくという作戦もあります。まあその辺は手札と捨て札次第ですね。

2ゲーム目は皆感覚が分かってきたらしく、相手が作ったメルドより確実に高いメルドでお互いの潰し合いをします。なるべく高いメルドを作るために捨て札から大量に取りたいのですが、タイミングが難しくあまり欲張ると取られてしまいます。この捨て札総取りはカナスタっぽいですね。

クニツィアのゴールドジーバーのカードゲーム(カッツェンジャマーブルース、マネー、バンパイア)はあまり人気が無いみたいだけど、僕はどれも結構好きです。ルールが簡単ですぐ始められるのでバンパイアはそういう意味でも重宝しそうです。

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プレイ予定だったゴアとレールロードダイスは出来ませんでした。来月のお楽しみですね。また戦いの翼-皆が知ってるエースたちは手軽そうで3回連続でプレイされていました。次回にやってみたいゲームです。

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