レポートの続きです。
コヨーテ Coyote :ゴアで頭を使いまくって疲れた後はハリーも交えて5人でコヨーテ。マイク以外全員初プレイです。鉢巻を巻くところからしてパーティーゲームののりですね。ゲームはブラフとインディアンポーカーを混ぜたようなゲームです。マイク曰く、「キダルトで唯一当たりのゲームだ」。
各自は自分ではカードを見ないようにして鉢巻のうえにカードを刺します。つまり、自分のカードだけは見ることが出来ません。まさにインディアンポーカーですね。全員のカードの合計値をビッドしていくのですが、前のプレイヤーがビッドした値が実際より高いと思ったら「コヨーテ」と言ってダウトを掛けることができます。ここでビッドしたプレイヤーが正しい時には、罰としてコヨーテを宣言したプレイヤー、そうでないときはビッドしたプレイヤーの鉢巻にコヨーテマークが付きます。マジックテープでぺたっとくっ付けるのが良い感じです。コヨーテマークが一定数に達すると脱落です。
カードに何が残っているか、カウンティングをある程度しないと負けてしまいます。僕は2番目に脱落。最後はリサが勝ちました。カードに後でランダムに決めるはてなマーク「?」のカードがあるのですが、これを頭につけていると「ぼくわからなーい」と言っているみたいでつい笑ってしまいそうになります。
ハンザ Hansa :マークとリサが帰ってしまい3人。そこで前からやりたかったハンザをリクエストしました。自分でも持っているのですが、なぜかルールを読みはじめるとわけが分からなくなって眠ってしまうこと数回。結局誰かに教えてもらうしかないと思っていたところだったので丁度良かったです。
ボードにはコペンハーゲンを中心とした海域で、北欧の都市が描かれています。ゲームの目的は出来るだけ多くの品物を売ること。そのためには全員共通の一隻しかない船を使いこなすことが大切です。
手番ではまず3コインを得て、それと既に持っていたコインをあわせて可能な限り、品物を買う、商館を建てる、品物を売るなどのアクションをすることができます。殆どのアクションではコインが必要なのでコインを使ったアクションポイント制のゲームと言えるかもしれません。面白いのは、アクションは今船がいる都市でしか出来ないこと、それとアクションを更に行いたい場合は船を動かさなければならないことです。そして船を動かすにはやはりコインが必要です。
品物を買うときにはコイン、商館を建てるときには品物、品物を売るときには商館が必要です。この相互関係がシンプルながらよく出来ています。商館は特に大切で、自分がその都市で最大数を持っていると品物は無料、他のプレイヤーが品物を買ったときには収入が入ります。さらに品物を売るときには商館を一つ減らす(よって商館が無い都市では売れない)ことと、ゲーム終了時に商館がある都市数が得点になることから、最大数でなくても商館を建てることは重要です。
一種の運搬 (pick up and deliver) のメカニクスですが、運ぶ先が比較的自由なところ(自分の商館があればよい)がよく出来ています。結構パズルっぽいところもあるのですが、相手をうまく妨害するように、自分の商館がある都市を通らせるようにと考えていくのは楽しいです。とにかく、アクションポイント制と運搬という、自分があまり好きでないシステム2つを組み合わせてこうも面白いゲームを作るとは!本当にシンプルでよく出来ています。どうして1人で最後まで説明書を読めなかったのか、今考えると不思議です。
経験の有るマイクとハリーに混ざっての初プレイ。途中からだんだんこつが分かってきて追い上げましたが、最後には結局マイクの勝利でした。でもこれは何度もプレイするゲームになりそうです。
頭脳絶好調 Einfach Genial :マイクのリクエストで僕が持参したゲームです。僕たちが引きとめたにもかかわらずハリーが帰ってしまったのでマイクと2人でのプレイ。基本的にアブストラクトなので2人でも十分面白いです。すでにレビューを書いているので詳しいことは書きませんが、経験の差で僕が大差で勝ちました。でもマイクはすごく気に入ったらしく、これは買いだといってましたね。
ゲームの後、マイクとレールロードダイスについて談義をしました。僕が、今まで2回プレイした時は、両方とも3時間弱かかってしまい、また株のルールがうまく働いていない気がするのでプレイ機会はなかなかないんじゃないかと言うと、マイクに「そんなことは無い、もう5回くらいプレイしたけど必ず90分で終わるし、いったいお前らはどんなプレイをしているんだ?」と言われました。それじゃあ是非一緒にプレイしてみようということになり、近いうちに再プレイとなりそうです。
初めてのマイクの家でのゲーム会、非常に楽しかったです。次はウォルドーフゲーム会6月のレポートです。
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