ラン Run はあまり見ることのないクニツィアの初期のアブストラクトです。マイナーなゲームだけあって、どこを探してもルールがなく、ドイツ語が出来るポールに前回訳を頼んでおきました。きちんと解読してくれたポールに感謝。
ランにはいくつかのエディションがあるようです。以前はファンシュピールから出ていたという話を聞いたことがありますが(情報求む!)、所有のものはアバカスエクスルーシブ Abacus Exclusiv というシリーズのひとつです。アバカスが以前、木製の豪華な箱に、タバコのケースのごとく紙で外を包んだパッケージでアブストラクトゲームを出していたもので、他にはソウシーのラインズオブアクション(ロア) Lines of Action やサクソンのチェインリアクション Chain Reaction などがあります。
各プレイヤーはそれぞれの牛を7つとカウボーイを5つを自分の側からボードに置くことから始まります。初期配置から始まるところはヌバ Nuba とちょっと似ているかもしれません。牛は前にしか進めず、できるだけ多くの牛を反対側に到達させるのが目的です。カウボーイはどの方向にも進むことが出来、相手の牛やカウボーイを取ることが出来ます。よって自分の牛をカウボーイで守りながらうまく相手のカウボーイの間をすり抜けていくことになります。
プレイの雰囲気はチェスとかチェッカーに似てます。チェス系統のゲームが苦手な自分には結構ハードでした。基本的にはカウボーイの数で差が付いてしまうと勝てません。それほど時間も掛からないのでまたプレイしてみたいですね。
結果:ポール2勝
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