雨の中、少々遅れて到着するとアレックスがメイフェア版のカタンの開拓 宇宙編 Die Sternenfahrer von Catan / Starfarers of Catan を持参して他の2人に教えていたので混ぜてもらうことに。宇宙カタンはすごく久しぶりです。カタンシリーズではおそらく一番お金がかかっていると思います。各自が持つ巨大な宇宙船をはじめ、それにはめ込む各パーツ、ボード上に配置する宇宙船、コロニーなどガジェットが豊富です。
高さ15センチほどの宇宙船は、プレイヤーの状態(スピードや武装など)をあらわすほか、一種の福引仕掛けのサイコロになっています。手番に自分の宇宙船を振って出てきた2つの玉で宇宙人と遭遇したり、宇宙船のスピードが決まったりします。この宇宙船はコスモス(ドイツ語)版と共通だと思うので気のせいだと思うのですが、コスモス版に比べてちょっと壊れやすい気がします。アレックスのものはすでに細かい部分が何箇所か壊れていて、アレックスも「壊さないように気をつけて」としきりに言っていたのですが、パーツをはめ込むときにちょっと壊してしまうというアクシデントが起こってしまいました。せっかく雰囲気は出ているのでもうちょっと頑丈に作ってほしいですね。この問題についてはボードゲームギークでもかなり議論されています。
それはともかく、今回はゲームスピードアップのために毎回カードの補充枚数を増やすバリアントでプレイ。これだと確かにゲームは短くなりますが、トレードしなくても適度にカードが増えていくのでその分トレードする機会は減ります。もっともバリアントでなくても3:1で交換可能(交易品は2:1)なのでどうしてもトレード中心ではなくなります。これは、なにも宇宙カタンだけでなく、オリジナル以外のカタン全般にに言えることですが、ルールを増やす代わりに、トレードとゲームのシンプルさを犠牲にしている気がします。とくにトレードが減ってしまうのは残念で、どうしてもソロプレイになりがちです。もうちょっとトレードを増やすシナリオやバリアントはないものでしょうか?
宇宙人との遭遇など、勝敗とは別に楽しめる部分も結構あり、雰囲気を楽しむゲームだと思います。今回は各種族を訪れるともらえる2点が強力なわりに、カタンの最長道路カードのように争いの的にならなかったので、それで逃げ切って15点で勝利です。他のプレイヤーはみな7-9点くらいだったので一度差が離れると取り戻すのが難しいゲームなのかもしれません。バリアントを使っても2時間くらいはかかるので、なかなかプレイする機会はないですが、またプレイしてみたいです。
この日は他にアメンラー、フラックスをプレイしました。
コメント