アレアキャンペーンの3週目は、定番のタージマハル Tadsch Mahal/Taj Mahal です。2000年に出版されたクニツィアのゲームで、アレアの大箱シリーズから2つ出版しているのは彼だけです。さすが、多作ですね。僕もpuppi氏もオンライン版を含めて何度かここでプレイレポートを書きましたが(過去のレポートはここをクリック)、意外にもTGCでプレイした回数は少なく、自分以外は初めてプレイするメンバーばかりとなりました。ということで、まずはルール説明です。このゲームはルールを教える機会も多いのですが、チグリスユーフラテスと同様で要点さえしっかりつかめればルールの量は驚くほど少ないです。点数計算ではマニュアルには「今まで持っている同種の産物を全て数える」、と書かれているのですが、「同種の1つ目は1点、2つ目は2点、n個めはn点で最大7個で延べ28点になる」と説明したほうが分かりやすいです。あとは、出来るだけ2、3ラウンド目までに同種の人物を2枚集めて特殊カードを得るように心がけることや、ゲーム中1、2ラウンドは全くプレイしないでカードを余分に補充するのが一般的だということくらいは触れておくとゲームがスムースに進みます。クニツィアの重めのゲームでは、チグリスユーフラテス、アメンラーとともに大好きなゲームです。
自分 54、アレックス 40、 マイク 37、 ララ 36
タージマハルの前には軽くエクストラ、そしてTGCでは好評な分野である交渉ゲームの逃げろや逃げろ(ライフボート)をプレイしました。
エクストラ Exxtra はダイスゲームでは箱の小ささもあって定番の一つです。今回は5人プレイでしたが、最後まで勝者の分からないかなり熱い展開になりました。僕はといえば、スタートでバーストが続き、手堅いプレイをしようにもはしごの3-4くらいしか空いてなく、ほとんど序盤進めず。このゲームは4人くらいの方が面白いかもしれません。ところで、21マスでゴールとなるところは冷たい料理の熱い戦いに似ていますね。
スコット 21(ゴール)、アレックス 16、マット 14、自分 12、クリス 6
逃げろや逃げろ(ライフボート) Rette Sich Wer Kann は7隻のライフボートに散らばっている自分のグループを出来るだけ水漏れのない早く進む船に乗せ、小島にたどり着かせるゲームです。テレビ番組のサバイバーのような雰囲気で、毎ターン、どの船を水漏れさせるか、どの船を前進させるかを同時投票で決定します。投票前に自由に交渉したりすることが可能で、もちろん実際の投票で公言通りにする必要はありません。水漏れがひどくなると、誰かを船の外に追い出す投票をしたり、さらには船ごと沈んでしまったりします。船が進んだ後には順番に自分のコマをどれか他のボートに移動させることが可能で、ここでもうっかりすると溺れ死んでしまいます。シンプルなルールで非常に良く出来ていると思います。ただ、ゲーム後に人間関係が崩れるかもしれません。ララは「どうして私は皆によくしているのに私のコマを溺れさせるの?もう信じられない!」と嘆いていました。でも彼女は2位だったのですが。
ジョー 25、ララ 24、自分 21、マイク 20、アレックス 19
今回はデジタルカメラが故障中、急遽持っていったSLRもバッテリーが切れていて写真がないです。残念。また近いうちにライフボートはプレイすると思います。
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