不良?のアーサー王

   ライナー・クニツィアの”アーサー王”は電子コンポーネントと新素材でプレーヤーの動き等を把握する革新的な技術で脚光を浴びているゲームです。オーストリアゲーム大賞にも輝いているこのゲームですが、ドイツのボードゲームショップAdamSpieltによるとなにやら不具合があるらしく、同店での発売を一時取りやめるそうです。この問題が製造過程でおきた一時的な物か、構造的欠陥なのかは判っていません。また他のお店でも販売を取りやめているのかは不明です。

   電子コンポーネントの部分はドイツ語でプレーヤーに状況を伝えるように出来ているゲームなので、ドイツ語圏以外での販売はどちらにせよ、期待できないのも残念です。面白そうな技術ではあるので、早く問題を解決して一般化させて欲しいですね。

追記: 不具合の起きているのは通電性のインクがうまく電気信号を伝えていない模様です。先に発売しているオーストリアでもこの症状が出ていたのですが、駒の下のコンタクト部分を少しだけ湿らせることにより解決できるそうです。かなり微妙な感じなので、湿気などに影響するとしたらゲームをプレイしている環境によって問題が出たりでなかったりすると予想されます。

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