汝は狼なりや?

   先日行われた研究会で一番盛り上がった”汝は狼なりや?”をレポートしてみたいと思います。”汝は狼なりや?”はイタリアのDaVinci社から出ている物を遊びました。このゲームは色々なバージョンが出ていて、だれが元の作者なのかはわかっていないそうです。名前も”マフィア”や”マーダーラー”と呼ばれていた時期も有り、ロシアの古くからあるゲーム”Ubiitca”(殺し屋)が起源ではないかと言う説が有ります。英語ですが、詳しくはココを参照。用具が無くても遊べるので、おそらくは昔からある遊びなのでは無いかと思います。

   この日はこのゲームを持参したO山さんがホスト役を引き受け、残りの10人が参加しました。この人数だと狼が2人で他の8人が村人になります。参加者のほとんどが初めてのプレイなので、とりあえず特殊キャラクターは占い師だけでスタート。僕は村人だったので、そんなに緊張することも無く適当に始まりました。幸い最初の被害者にはならずに済み、朝を迎えます。まずは初めてなのにお約束の”出る杭は打たれる”。なんとなーく突っ込みやすい参加者や発言の多い参加者がリンチの候補に挙がります。僕は殺された人の対面が怪しいとか、犯人は同性だーとか根拠の薄いプロファイリングをしてどちらかと言うと攪乱してしまいました。結果、被害者の同僚で隣にいたLラさんがあえなくリンチされました。(Lラさんリンチ候補に上げてすいません) この後もつぎつぎに犠牲者がでて、どうやら狼は2人とも生き延びており、なおかつ占い師も死んでいるっぽい展開です。僕は自分の対面のF野さんが黙っていてしずかなのが怪しいなーと思ったのですが、そうこうしているうちに僕自身も殺されてしまい結局村人が2人になり、狼側の勝利に。狼はやはりF野さんと、なんと隣にいたF本さんでした。F本さんは隣にいたのに全然そんなそぶりをみせず、まったく気づきませんでした(天性の狼男です)。実はこの後も3回ゲームを行ったのですが、そのうちF本さんが2回(計3回連続)で狼役という偶然がおきてびっくりしました。毎回、しらーとしたポーカーフェイスで巧みに他を誘導してリンチにかけ、自分は見事に生き延びるのです。他のプレーヤーも3回連続ってことは無いだろうと油断してたのもあるとは思いますが、見事な狼ぶりでした。僕も狼を1回だけやったのですが”瞬殺”されました、やってみると難しいもんですね。僕は普段から奥さんにも嘘なんてすぐばれるのでこれは無理かも~。

   人数がいると大変盛り上がって楽しいゲームですね。キャラクターもそこそこ覚えやすいので、初めてでも説明がしやすいというのが良いですね。今回はなぜか”ハムスター男”が大人気だったのには笑いました。このゲームなら自分でカードなどを作って、新しいキャラクターをどんどん足せると思うのでバリアントならいくらでもできそうです。その辺の手軽さというのはなかなか他にはあまり見ない要素ですね。あとはプレイしていると演技(ブラフ)や交渉の要素がたぶんにあるので、プレイするのに意外とエネルギーが必要でした。なので最初に殺されてもほっとするなんていう場面も多々あったんじゃないかな?

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