今週に入ってからバルーンカップの問題を取り上げてきましたが、ゲーム自体が面白くない訳では全くありませんので、ゲームをお持ちの方、またこれから購入予定の方は気になさらずに楽しんでください。 =) そんなこんなでマイナス印象を与えたかもしれませんので、フォローする意味も込めてセッションレポートさせて頂きます。
二人用のゲームということで、最近よくゲームに付き合ってくれる弟を呼び出しバルーンカップをプレイ。バルーンカップではまずタイルの横にキューブの色に符合したカードを置いていきます。4枚あるタイルに置けるカードの数は上から1枚づづそして順に増えていき一番下のタイルでは双方のカードを4枚づつを置くことが出来ます。弟はまず一番上のタイル、キューブ1個のところを執拗にせめてきました。一番上のタイルは双方の場に一枚づつカードが出ていれば獲得できるので、実入りは少ないのですが序盤のカード運が良い時は確実に獲得できます。弟の場合は普段のプレイスタイルに特徴があってどんなゲームでも必ずしも”勝利”が最終目標ではなくて、とにかく場を撹乱することに喜びを覚えているのです。そして、バルーンカップはそんなプレイスタイルの弟にぴったしマッチしました。なにしろ、相手の場にも自分のカードを置けるというユニークなメカニクスのおかげで縦横無尽に僕の場を荒らしていきます。大きい数字を置かなければならないタイルでは僕の場に容赦なく1とか2を置いていきます。僕も負けずに弟の場に仕掛けをするのですが、ちょっとでも気を抜くと仕掛け返しをされ形勢を逆転されてしまいます。このゲームの場合カードの配分も普通と違い不均等なので、カード枚数の少ない色を自分が持っているれば、相手はその色を持っていない可能性が高いのです。弟はカードカウンティングのできる方では無いのですが、こうしたお陰で明らかにカード枚数を知ったうえで攻めてきます。僕はしょうがないので3とか4のタイルねらいで実入りの大きい方を狙うのですが、なぜかでたキューブは赤色が多く僕の手札だけで一気に獲得するのは無理な状況です。弟はとりあえず1と2のタイルでコツコツと稼ぐ戦法で灰色と青色のトロフィーを獲得してしまいます。その間、弟は3と4のタイルを放置状態にして、全然カードを出してくれません。時間が掛かったのですが、3と4のタイルをやっと完成させ、僕はなんとか赤色のトロフィーを獲得しました。トロフィーの数で弟はリーチ、僕が赤色トロフィーのみで残すところ黄色と緑です。場にはすでに獲得した赤、青、灰色のキューブが多くでていて、交換による獲得の方が手っ取り早くなってきました(トロフィーを獲得した時に必要だったキューブは袋にもどされるので必然的に比率が多くなる)。弟もこの時点で3と4のタイルの実入りの良い方に切り替えてきました。僕はなんとか黄色のトロフィーを獲得したのですが、すぐ次のターンに弟が1のタイル上の赤キューブ一個を手に入れそれに手持ちの赤キューブ2個を加え、緑キューブと交換してしまいあえなく終了。無念また負けました。この後も何回かプレイしたのですが、負け越しました。TT
ではバルーンカップを6回プレイした時点での感想をすこし書きます。バルーンカップはルールがシンプルだけどいろんな要素が絡み合い、意外と奥が深いゲームです。プレイ時間も短いので、どなたでも気軽にプレイできると思います。僕の気に入っている部分はやはり、相手の場にもカードが置けるメカニクスです。二人用のカードを使ったゲームで場を真ん中で分ける物は沢山あるのですが、両サイドに手札を置ける物はあまり見たことが無く秀逸だと思います。良くロストシティーと比較されるのですが、僕自身はバルーンカップの方がロストシティーより良いと思う点が二つあります。まずは得点のカウントです。ロストシティーの得点計算は面倒くさい!たまにゲームより得点計算の方に頭を使っているのではと思うほどです。その点、バルーンカップはトロフィーカードに記載されているキューブを獲得するだけなので、得点計算などしなくても良く楽です。次に運の要素が双方のゲームで若干違うように思います。ロストシティーではカード運が悪いと何をしても駄目という状況があるのですが、バルーンカップではカード運が1ゲームの中で順繰りに変化していくので一方的な展開というのは少ないようです。これは1ゲーム中に捨て札が何回かはリサイクルされることと、カードの配分が不均等なおかげでどちらかのプレーヤーに有利・不利の波がやってくるようにできているからです。以上二つの点を考慮して僕はロストシティーよりバルーンカップの方が良いと思っています。まあこれもあくまで個人的な趣味の問題で、一般的には二つとも甲乙つけがたい良いゲームだと思います。
ということで、バルーンカップについては色々問題を先に挙げてしまいましたが、僕自身はバルーンカップを結構楽しんで遊んでます。
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