お昼をすぎて15:00時ごろにやっと弟が合流。サンドイッチをパクつきながら、これも遊んだことのないヴォルフガング・クラマーのエルグランデをプレイすることにしました。このゲームはアクションカードがドイツ語だったので手をつけていなかったのですが、Rio Grande社から英語訳されたカードだけ別に売っていたのをゲットして、やっと遊べるようになりました。パトリックはこのゲームもお気に入りらしく進んでルール説明をしてくれます。いやードイツ人がいるとルール説明をしてくれるので楽なのと間違ったルールで遊ぶ心配もなさそうなので大変ありがたいです。
さて肝心のゲームですが、エルグランデはスペインの領土にカバジェロ(騎士)を配置して覇権を争うジャンル的には領地争いゲームです。3ラウンド毎に一つの領土にどれだけ自分の送り込んだカバジェロがいるかによって領土の所有権が決定され得点が加算されます。最後にこの得点が多いプレーヤーが勝者となります。全体的に工夫を凝らしたメカニクスがちりばめられているのですが、メカニクスの肝となる部分はやはり”タワー”城です。”タワー”城というと聞こえが良いのですが、物自体は厚紙のような合板でできた組み立て式の筒です。このタワーはスペインの横にある島(たぶんマジョルカ島)の上に覆い被さっていて、この中にカバジェロを賽銭を投げるように放り込んでいきます。タワーの中の各プレーヤーが放り込んだカバジェロの数は隠蔽されているので、得点計算時にタワーの中身が開示されるまでだれが島を所有しているかわかりません。またこの島に集められたカバジェロは次にプレーヤーの好きな領土に援軍として再配置できるので、得点計算時に大逆転をすることがあります。今回のセッションでも弟と僕はこのタワーにカバジェロを送り込むのを忘れていることがちょくちょくあって、なかなか苦労させられました。
勝負の方はパトリックがタワーにより効果的に加点していき、序盤から終始リードする展開。初心者の僕たちはなかなか追いつけなかったのですが、あまりにリードされているので弟と相談しつつタッグを組んでプレーすることにより何とか挽回し始めました。僕たちのとった戦略はまずパトリックのカバジェロをなるべく一つの領土に移動してしまう。それも出来れば得点の低い領土に追いやる。まとまった段階で王様もそこに移動させて何も出来ない状態にする。一人がそうして、けん制しつつもう一人がボーナスポイントをセコセコ稼ぐ。なんとか最終ラウンド近くで8ポイントぐらいまでは差を縮めることができました。最終ラウンドはてっきり弟がタワーに一番放り込んでいると思ってプレーしていたのですがなんと僕とパトリックが同数入れていて、弟のカバジェロは少ししか入っていなかったのです。これによりパトリックも得点してしまい、最終的にはこの差分ぐらいで彼の勝利となりました。タッグプレイをした僕たちは若干インチキくさい気もしますが、まあー初心者だし、最初に差が結構ついたので許される範囲ではないかと思います。パトリックはさすがに何回も遊んでいるので、カバジェロの使い方がうまい。少数のカバジェロで2番手(カバジェロ配置数が2番目に多い)を確実にゲットしたり、得点計算前にきっちり態勢を整えてきます。侮れません。w 弟も僕も結構楽しめました。あとはアクションカードの効能をもう少し把握出来れば、いっそう楽しめそうです。
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