ゲーム・インデックス

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ゲームマーケット2024春 2024.04.27-28

TGM2024Spring-CatalogueMap.JPG東京ビッグサイトでのゲームマーケット2024春に2日間参加しました。1日目は12時から入場したのですが、すでに11時からの早期入場の客が多かったためかスムースに入れました。自分のような現金購入の人もちらほらいますが圧倒的に少ないです。現金購入だと入場券代わりの腕輪が2色になっています。何か区別する必要があるのかもしれません。

Conic20240427.JPG1日目は主にねんそさん、マルベリーさん、けいこさんと会場を回りました。円安の影響もあるのか海外のブースがかなり増えており、また海外からの参加者も多く感じました。まず驚いたのはコロコロ堂の新作「コニック」です。なんとクニツィアが1992年にプロリグノから出版されていた「カテナ」のリメイクとのこと。こんなマイナーなゲーム(でもすごく面白い)がリメイクされるとはすごい世の中です。ボードが立体で格好良い! 少しルールが変更されているみたいなのでその辺りも楽しみです。ただし今回はまだ販売はなく、もう少し先になるようです。

いくつか目当てのものを買ったあと、ジーピーのブースで2つのゲームを試遊しました。



ぐらぐらケーキタワー Cakes!
Cakes20240427.JPG2021年に出版された Cakes! の日本版のようです。手のひらの上で全員同時にキャプテンリノを遊ぶというゲームです。カードで新たに作らなければならない階層が示され、さらにそのうえに飾りのチェリー(木のキューブ)を乗せるかどうかが示されます。それをいち早く達成させれば勝利です。1回目では意図せずに崩れてしまったので、2回目を遊びました。そこまで新規性はなく、リプレイバリューが低いと思いますが、キャプテンリノもトランプで塔を作ればいいのではと思っているのでそういう意見になるのかもしれません。1回目は楽しいけどね。




ジュエル マイスター Gem Forge
GemForge20240427.JPGこれは2024年の新作で数カ国語で展開されています。飛び出す絵本式の立体ボードの山の裾野に沿って5色の宝石が並んでいます。列の一番下から宝石を取って自分のトロッコに移動し、トロッコから自分のジュエリーカードが示す組み合わせの通りに置いてジュエリーを完成させるというゲームです。同じ色を一気に完成させるとボーナスがつくので、やはりそれを狙うことになります。

ファミリーゲームの範疇だと思うのですが、その割には思い通りに宝石が集まらずにかなり苦しいです。次回遊ぶならばそれを理解した上で特殊カードを大いに利用していくのが良いと思います。マルベリーさんと自分は同色ジュエリーの完成を狙って欲張りすぎました。そのあいだに順調にジュエリーを完成させていったねんそさんの勝利。




SustainableEnergyCatan20240427.JPGジーピーと言えばカタンです。ジーピーはこの時代に合わせてサステナブルをテーマにしたカタンを出すらしく、モックアップが展示されていました。また、みんなでリアルカタンと称したイベントを遊びました。これは最初に配られた1種類5枚の資源を他の人と交換することによって5種1枚ずつに変えるのです。そうすると懸賞に応募できるという仕組みです。これまで何度も行われていたイベントだと思いますが、参加したのは初めてです。

FriedmannFrieseTalk20240427.JPGドイツからフリーゼが来日しており、彼のトークを最後の10分ほどだけ聞きに行きました。フレッシュフィッシュはどうしてルールを変えてしまったのかという質問に、新しく遊ぶ人のためにわかりやすくしたかったという答えでした。この質問は自分も10年くらい前にしたことがあります。やはりみんな思う疑問点は同じなのですね(と思ったら、質問していたのは知り合いでした)。

そのあとは、新ボードゲーム党で佐藤さんの毒舌を聞きながら念願の「イレブン」を手に入れたり、ショーハウスで韓国のショウさんに再会したりと、色々なブースを見てまわりました。



ごいた Goita
Goita20240427.JPG草場さんに遭遇し、みんなで雑談していたらそのままごいたを遊ぶことになってしまいました。自分以外はあまりプレイ経験がないので、遊びたがっていた小学生くらいの女の子と自分が組んで5人で遊びました、といってもその女の子がとても強くて自分はほぼ見ているだけでしたが。ごいたの面白さは結構わかりづらいと思うのですが、さすがみんなゲーマーで出せるのに出さずに取っておいたり、などだんだん上手くなっていきました。




終了後は同じ建物のなかでのイタリアンで食事です。しまっている場所が多く、イベントなのにどうしてだろうと思いますが、本当に人員不足なのかもしれませんね。

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WantToBeALionBooth20240428.JPG2日目はO32「ライオンになりたくて」というブースで中古ゲームを販売しました。自分が持っているよりは遊んでくれる可能性がある人が持っていた方が良いと思うし、もっとボードゲームの中古市場が大きくて良いと思います。そんなわけで安めの値段設定にしました。ブースが狭かったのでほとんど手伝えず委託販売みたいになってしまい、そのあいだ自分は琢磨さん、はたさん、スコットさんなどと会場を回っていました。




じゃんけん ノーボーダー Janken No Border
JankenNoBorder20240428.JPGちかすずさんが製作したものの製品化のようです。グーとパーとチョキの間のような曖昧な写真のカードで、1−16のカードを配って同時に出します(じゃんけん!)。しかしそこで結果は決まらず続けて何度か勝負をし、カードを並べていきます。そして最後に残ったカードによって、グーとチョキとパーの境目が決まるのです。このアイディアはすごいです。琢磨さんと2回遊びました。ただ混乱しすぎてよく分からなかったのでもう一度冴えているときに遊んで研究したいです。




AIスマート4 AI Smart Four
AISmartFour20240428.JPG5x5のボードで遊ぶ立体4目並べです。そういう意味では新規性はないのですが、なんとAIと対戦できるということで、AIを一番弱い設定にして3回遊びました。この設定でもAIはかなり強く、的確にブロックしてきたり攻撃してきます。最初の2回は敗北しましたが、ついに3回目で勝利。コンピューターのプログラムとAIとでどこが違うのかがわかっていないのですが、AIはどんどん学んで強くなっていくということなのでしょうか? 他にこのシリーズで2−3種類のゲームが出店されていました。




バス & ストップ Bus & Stop
Bus&Stop20240428.JPG琢磨さん、スコットさん、自分が加わって全部で4人でSaashi&Saashiの「バス&ストップ」を試遊しました。シンプルなセットコレクションですが、得点化していないカードは10枚までしか持てなかったり、カードドラフトは同じ色全てなのですが集めるのは人の種類だったりと、色々工夫されています。なかなか面白かったのでそのまま購入しました。




これでゲームマーケット2024春は終了です。終了後は「ライオンになりたくて」のブースのみんなと夕食を食べにいきました。中古ゲーム販売は、売れると思っていたものが売れなかったり、その逆もあったりとなかなか興味深かったです。エッセンでも個人的な1番の楽しみは中古ブース(かつては15くらいはあったが今は激減)を回ることだと思うので、こういう出展者がゲームマーケットでももっと増えてほしいです。

なお、今回でビッグサイトでの開催はひとまず最後となり、この秋は千葉の幕張メッセでの開催になるそうです(ゲームマーケット千葉という名前になるのでしょうか?)。また、関西での開催がついに復活することになり今年9月に京都で開催されるそうです。これも楽しみですね。大阪のBGBEJとどういうふうに共存していくのか興味があるところです。

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手に入れたゲーム

TGM2024Spring-GamesPurchased.JPGイレブン
シューティングスター
カミオール(パズル)
フォールドリス
アンブラデコ
我田引水
ノコスダイス
それ何キロカロリー?
じゃんけんノーボーダー
バス&ストップ
キートス

手に入れた書籍

TGM2024Spring-BooksPurchased.JPG本当に面白いボードゲームの世界
紡ぐボドゲ


渋谷ゲーム会 2024.04.25

オリゲームズのダリルさんと、週末の東京ゲームマーケットを目前に一緒に遊びました。



シークレット フラワー The Secret Flower
(プレイ時間 各10−15分)
SecretFlower20240425.JPG16枚のカードしか使わないミニマルな推理協力ゲームです。カードは1−16の数値で、それぞれのカードに色々な属性(色や花の種類など)があります。またそれぞれのカードには別のカードの情報を探るための質問が書かれています。2人プレイの場合は4枚ずつの自分だけしか見られないカードを伏せて数字順に並べ、さらに3−4枚を手札として持ちます。残りの1枚は伏せて置きます。この1枚を全員でで協力して当てるのが目的です。

手番では手札を質問をするカードとして相手、または自分の伏せてあるカードに対して置き、情報を得ます。さらに、だんだんとカードが明かされるので絞れてくるのです。面白いのは全員が伏せたカードを分からないとダメだということで、自分だけが分かってダメなのです。その辺りを考えながら、うまくカードを使います。

7枚の質問が出されたら、全員で同時にどの数字が伏せたカードかを示します。短時間ですが、色々な工夫があって面白いです。2人で3回遊びました。今度は3人以上でも遊んでみたいです。

結果:不明(おそらく1勝2敗くらい?)



ショップ アンティル ユー ドロップ ラー! Shop Until You Drop Lah!
(プレイ時間 30分)
ShopUntilYouDropLah20240425.JPGたくさんの買い物をして、持ちきれなくなるとバーストするというコミカルなゲーム。タイトルの最後のLahはシンガポールイングリッシュの語尾ですが、ボードゲームギークでは何故か無視されてしまっています。

各プレイヤーには荷物カードを置く場所が3カ所あり、それぞれの場所では同じ割引率で異なる色や同じ色で一定の数値までなど制限があります。手番では公開されたカードからドラフトしていくシンプルなゲームです。面白いのはラミーキューブのようにこれらの荷物の置き場の組み換えができるのです。これによってさらに多くに荷物が持つことができ、バーストを免れることができることもあります。この組み換えをもっと活かした方が、ゲームとしては面白くなると思います。

結果:ダリル 73、自分 66


悪魔のお誘いゲーム会 2024.04.24

夜に少しだけテンビリオンポイントでのゲーム会に参加しました。遊んだのは「コード777」の1ゲームのみですが、なかなか楽しい推理ゲームでした。



コード777 Code 777
(プレイ時間 60分)
Code777-20240424-1.JPG大昔に遊んだことがありますが、すっかり忘れていました。おそらく今回使ったのはダイスツリーから再販された豪華版だと思われます。1から7までの数字タイルが数字と同じだけの枚数あります(合計28枚)。数字によって全て同色だったり2−3色にスートが分かれていたりします。

各プレイヤーに3枚のタイルが配られますが、自分のタイルだけは見えないように、他のプレイヤーには見えるようにタイル立てに置きます。目的は自分に配られた3枚の数字を当てることです(色は当てなくて良い)。

Code777-20240424-2.JPG質問が20数種類あり、手番にはカードを引いてその質問に正確に答えなければなりません。黄色と緑の枚数はどちらが多いか、とか合計値が12以上のプレイヤーは何人いるか、とかです。つまりヒントを自分以外に与える役割なのです。そして、自分の手持ちの3枚が分かったらいつでも宣言できます。正解すればコインが1枚もらえ、また全員仕切り直しです。しかし外してしまうと自分だけ別のタイルに交換するのです。すると多くのヒントが無駄になってしまい、ほぼ最初からやり直しと同じ状態です。

こうしてコインを3枚集めたら、つまり3回勝利したら勝ちです。今回は時間の関係などで4ディールのみ。自分は1回も当てられなかったのは悔しい。

結果:中郡 2、もる沢 1、かーん 1、しれー 0、自分 0